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熱くなれるか

仕事ができる/できないの判断基準って何だろう。

色々基準があると思うけれど、僕としては向き合う仕事に対して、熱くなれるかどうかだと考えている。

これを何とかしてやるという気概だったり、負けてたまるかという根性だったり、周囲を巻き込んでやろうという熱意を持てるかどうかで、仕事のできる人か否かが判断される、と考えている。


一方でクールに仕事をするべきだという考えの人もいる。確かに冷静沈着さは、緻密なビジネスにおいて大事だ。

でも勘違いしてはいけないのは、クールでも熱くなれるということだ。熱さは内に秘めるものであって、外見上の熱さは単なるその人の表現にすぎないからである。

熱くなって取り乱せとは言っていない。取り乱さずに熱くなれるか、ということが仕事において問われているように思う。


仕事が最初から最後まで、スマートに、思うように行くことなんてまずない。色々とごちゃごちゃした試行錯誤があって、大騒ぎの果てに何とか着地していくものなのだ。

もちろん淡々と仕事をこなす方法もあるだろうし、そういう業務があることはわかっている。全ての仕事に「大騒ぎ」は必要ない。

けれど、仕事をしていれば、壁にぶち当たる時、五里霧中で何も見えなる時が必ずくる。そんな時に必要なのは、目の前の困難を突破する力だ。そして突破力の原動力はその人自身の「熱」なのである。


残念ながら熱意のある人間を疎ましく思う人たちもいる。僕も何度もそういう「クール」な人たちに嫌がらせを受けてきた。けれど、最終的には熱を帯びた人間が勝つと信じている。

なぜなら、熱を放つ人間を、周囲が放っておかないからだ。その熱にあやかろうという人たちもいるし、好んで巻き込まれてくれる人たちもいる。

仕事は味方が多い方が勝ちだ。そして、味方を増やすには、その人に熱さがなければならない。

つまり、熱くなれるかどうかで、仕事ができる人になれるかどうかが決まるということなのである。



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