見出し画像

先を読む力・読まない力

先見性という言葉がありますが、時代の先端を捉えて、この先どのようなニーズが生まれていくのか、世の中がどう変わっていくのかを先読みする人たちがいます。

確かにビジネス面だけでなく、流行だったり、ライフスタイルだったりと、先を見据えた行動を取ることは重要です。

僕らは未来の予言はできませんが、予見することはできます。過去から今までの流れを踏まえて、近い将来の動きをある程度の範囲で予測は可能です。

例えば今からネットを使わなくなる、という方向性は考えにくく、むしろ5Gなどのインフラが整備されて、ますます使い勝手が良くなるはずです。

であれば、そのインフラを使って、今のビジネスを拡張できないかとか、これまでは物理的に無理だったことができるようになるかも、といった短期的な予測をして、手を打つことは可能だと思います。


逆に、近く辛い食べ物が流行る、とか、ホラー映画が流行する、などと言った予測は、あまり当てになりません。

予測できない事をさも必ずやってくる未来のように語られるのは、シンプルに胡散臭いなあと思います。


こうした事実から、先を読む力と同時に、先を読まない力も重要ではないかと思い始めました。

先が読めそうなことについては、一生懸命に先を読む。先が読めそうもないことは、読むのをやめる。敢えて考えるのをやめるという訳です。


なので大事なのは、何でもかんでも先を読もうとすることは、時間や労力の無駄と認識すること。先読みできる事柄かどうかを、しっかりと事前に考えること。

ではないかと思います。


先手先手で動くことも大事ですが、場合によっては動く選択肢を、ある程度幅を持たせることも重要に思います。

先見性を磨くのも大事ですが、ある点に置いて先読みしないことも、考えておいた方がいいなと思っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?