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この先10年20年

僕は来年50歳になるのだが、次の10年20年をどうするかを、目下の最大課題だと捉えている。

次の10年20年をどのような心構えで過ごすべきか、一生懸命に思案しているのである。

組織に守られている自分は、ポジションにさえこだわらなければ、何らかの仕事が与えられ、それなりにやりがいを見出していくに違いない。

けれど定年後は組織との関係は切れるだろうから、結局またその先の10年を考えねばならなくなる。

そうであれば、まだ体力気力が十分な今のうちに、この先20年分をどうするかを一気に考える方が良かろうと思う訳である。


50歳の大台手前で思うのは、今後も泥臭く現場に立ち続けるのか、顧問的管理職ポジションでアドバイザーとして立ち振る舞うのか、バックオフォスとして若いスタッフが働きやすい環境を作るのか、自分の仕事のスタンスを選ぶ必要があるのでは、ということである。

僕自身、現場が大好きな訳だけど、あまり棍詰めて張り切ってしまうと、体が持たないということを、先月・今月で痛感してしまった。

なので、一歩現場から引いた立場の方が体の負担は少ないなあと、日和る自分が頭をもたげている。

けれど、入社以来現場第一線で働いてきたという自負を持つ自分としては、そこから離れていったときに、やはり残念な気持ちになるのでは、とも思うのである。


そういうことで、考えが何周も巡った結果、今はもう少し現場で格闘していたいというのが、結論なのである。(ただし、無理ない範囲内で、と敢えて書き足しておく)

ただ、である。

この年になると、嫌な気持ちを抱えたまま仕事はしたくない、という思いもある。具体的に、嫌な気分になる人たちと組んで仕事をしたくないといったことである。

取引先の相手が多少イヤな奴でも何とも思わないが、チームを組む仲間とギクシャクして、気持ちがナーバスとなるのはとても残念である。大げさではなく、人生の無駄なのでは、と思ったりもする。

組織にいる限り、気の置けない仲間だけでチーム編成することは限りなく難しいだろうから、多少の我慢なども必要なんだろうが、イヤな奴がいないにこしたことはない。


そう考えると、今後現場で戦い続けるに際しては、チーム編成ができるポジションだけは確保せねばならないだろう。

大袈裟ではなく、残りの人生を充実させるためには、人との良好な関わりが決め手となるに違いないと思うのである。

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