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人生の岐路 過去・現在・未来

大袈裟な話だと言われそうだが、今人生の岐路に立たされている。

あまり詳しく説明はできないけれど、目の前には3本の枝分かれがあって、どの道を進もうか悩んでいるのである。

この悩みはまだ当面解消しないものと思われ、この文章も答えに辿り着くことはないだろうが、ともかく頭の中を巡っていることを、少しだけ吐き出してみたい。


今僕は、進むべき道において、大きく3つの方向性で悩んでいる。抽象的な物言いを許して貰えるのならば、過去・現在・未来のいずれの方向に向かうかを決めあぐねているのだ。

もう少し具体的に書いてみると・・・

一つ目は、以前自分が一生懸命に取り組んでいたことにもう一度注力してみる方向性。(過去)

二つ目は、自分が与えられている今の仕事の業務範囲が広がることになったので、引き続き腰を据えてみるという方向性。(現在)

三つめは、全く新しい領域にチャレンジしないかと声を掛けられているので、これに乗ってみる方向性。(未来)

となる。


さらに詳しく、自分の仕事人生の過去・現在・未来を述べてみたい。

自分は仕事のキャリアのほとんどを営業職として過ごしてきた。希望した仕事でもなく試行錯誤の期間が長かったが、途中からは自分の天職のように思えて、とても充実した日々だった。

もう少しやれることもあったのだが、会社の組織改編があって、コロナの少し前に別の仕事へとスライドさせられてしまう。

ただ、不本意だった新しい仕事は、取り組んでみると思っていた以上に得るものも大きく、新しい領域に踏み出すことで仕事の幅が広がり、別の人脈を作ることができた。それは、営業一本では絶対に見ることのできない風景だった。

しかし、その仕事も、会社の方針が大転換する中で配置換えをされてしまう。これが今の仕事なのだが、正直これまで経験してきた仕事の中では最もやりがいのない業務だと感じている。

どんな点でやりがいがないのかというと、要は仕事の難易度があまり高くないのである。

それまでは仕事で暇を感じたこともなかったし、常に失敗と隣り合わせのヒリヒリする業務をこなしてきた。切った張ったの世界で、常に現場の最前線で戦っている感覚があった。

ところが、今の仕事は、失敗は許されないが、逆に新しい試みも求められていないものとなっている。結果をゆっくりと置きにいくことが可能な業務なのだ。


ただ、余裕そうにしていたのがバレたのか、4月からは少し重めの仕事を割り振られることとなった。大変そうだが、チャレンジのしがいもあるように感じている。これならもう少し腰を据えても良いかなとも思う。

その一方で、従来の営業職・マーケティング職でご一緒した外部の人間から、そのキャリアを活かした別のプロジェクトの参画の話をいただいている。

過去培ったノウハウや人脈が生きる仕事となりそうだし、新しい領域にチャレンジできるものとなっている。きっとそのプロジェクトに参加すれば、得るものも大きいだろう。

ただし、全くわからない分野も含まれており、正直、今の自分でやり切れるか心配な面もある。引き裂かれる労力も大変なものがあると予想される。つまり、それなりのリスクがあるように感じているのだ。


以上が簡単な今の置かれている状況と、迷える3方向の概要である。

過去、やり残してきたことをしにもう一度舞い戻るか。
現在、与えられている仕事の領域を広げていくか。
未来、未知なる領域を含んだチャレンジに打って出るか。

リスクとやりがいとの兼ね合いだったり、物理的な体力や精神力が持つのかという点、家族の近況や家庭の経済事情もあるし、仲間との関係性もある。会社で置かれている立場や、この先10年、15年と続くキャリアプランなども鑑みる必要がある。


状況を書き出して、少しだけ頭が整理されたが、案の定結論を出す段階に至っていないこともはっきりした。

今年はついに50歳の大台に突入する。「五十にして天命を知る」ということだが、果たしてその心持ちにたどり着くことができるのだろうか。


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