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「〇〇した方がいい」という言い切り

自分の周りには「〇〇した方がいい」と語り出す人がいます。これはnoteなどのSNSやブログでもよく見かける言い方です。

天邪鬼な僕は、そういう言説を見るたびに、それって本当?と疑問に思ってしまいます。


何が良いか、何が正しいかは、その時次第なので、「した方がよい」という言い切りはとても危険に感じています。

そもそも、世の中の自己啓発の分野で、何かを言い切るのは危うい事だと考えています。

その人の置かれた環境や、立場、時代の流れによって、「正しさ」は変わってきます。

この年になって、それまで自分の中で常識だと思っていた事や、偉そうに人に「した方がいい」と助言した事が、どうもそうではないらしいと思うことが増えました。

乱暴に言い切るのではなく、もう少し丁寧に向き合う必要があるのではと思うようになりました。


言い切りタイプの方は、得てして仕事やプライベートが充実してたりして、自信に溢れている場合が多いです。

そんな方々は、自分がこんなにうまくいっているならば、自分が取り組んできたことが正しかったのだと考えています。

なのでこれを伝えたり、共有したりするのが自分の使命だと思ってしまうのです。


自分自身は、うまくいったりいかなかったりしているので、いい意味でも悪い意味でも、自分の考えが正しいという確信が持てない人生でした。

ですので、自分知ってもらうために自分の考えていることを発信するのは好きなのですが、それを押し付けるつもりはありません。


そんなねじれた性格でもあるので、言い切りタイプの人は、あまり物事を深く考えていないのでは?と思ってしまいます。

言い切りタイプはカリスマ型だったりもするので、つい聞き惚れてしまうものですが、残念ながら僕には響きません。


持論を持つことは大事です。それを発信するのも良いと思います。けれど、それを人に押し付ける、共有したがるのはいかがかな、と思ってしまうのです。


以上、天邪鬼の戯言でした。

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