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ヤバいを感知するアンテナを立てる

初夢は、元旦の夜に見る夢派と、1月2日の夜に見る夢派に分かれているようだが、どっちが正解なのだろう?

僕の場合、今年は、元旦の夜には昨年から引きずっている仕事のゴタゴタに関わる夢を見て、これが初夢ならまた面倒な一年になりそうだと起きてすぐ思った。

しかし、2日の夜に見たのは、子供の頃から時々見ている「空を飛ぶ夢」で、僕は「エスパー魔美」型の夢と呼んでいる楽しいパターンであった。童心に戻れる体験をした2日目の夢が初夢なら、これはとても縁起がよい。

そういうことで、1月2日の夜に見た夢を初夢とする説に一票投じたいと思う。


さて、新年と言えば今年の目標を立てる絶好のタイミングとなっている。いや、立てなければならないタイミング、かも知れない。

今年の目標は、(今年に限らないのだが)、苦労すると分かっていても、突っ込まなけばならないことに、きちんと踏み込みたいということだ。


人間、経験が積み重なると、足を踏み込んではいけないポイントが解るようになる。ヤバいところが感知できるようになるのである。

けれど、あるリスクの先にしか、新天地はない。黙って今の状況に満足していられるほど甘い時代ではないのだ。

ビジネスにはリスクがつきもの。けれど、リスクと一口で言っても、その幅は広い。何事も死んだら終わりなので、死ぬリスクだけは回避したいものだが、多少の怪我や撤退のリスクは心構えておきたいものである。


ここまでを整理すると、

・経験を積むとリスクを感知してしまうようになる
・けれど、リスクの先に行かねばならない
・けれど、死ぬリスクは避けたい

となる。これらの条件を突破するためには、リスクの程度をきちんと把握して、それを乗り越えていくことが求められる。

すなわち、

・リスクを軽減することを考える
・徹底的に準備をする
・多少のリスクには突っ込んでいく姿勢を持つ

ということが重要であろう。


今は、リスクヘッジを求める社会(会社)である。個人的にもリスクに立ち向かうのは面倒。けれど、立ち止まっていては、発展がないどころか、停滞が衰退を招く。

その一方で無謀な挑戦は、死を招く。会社で言えば組織崩壊などだ。


こうした難しい時代を乗り越えていくためには、①そもそものリスクの程度をきちんと把握し、②ヤバイ案件についてはきちんとリスク軽減策を取る。③しかしリスクには立ち向かうものだという気持ちを持っておく。

という3点が重要なんだと考える。

その中でも、①については、ヤバイ案件のヤバさをきちんと見抜くという意味で、最も大事な事柄である。どれくらいヤバイかを正確に見極めることが、死なずにリスクを乗り越える秘策となる。


よって、やや抽象的な表現なのだが、難しい時代を突破する最重要事項として、「ヤバいを感知するアンテナを立てる」を、今年の目標としておきたいと思う。



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