本を読む
静養すると決めたこの1週間、まあ、とにかく何もしていない。
YouTubeの動画を見たり、アマプラ見たりと受動的なことばかりして一日過ごしている。
ただ、今日の変化としては、まず「食もの」の動画を見ようと思い始めたことがひとつ。
例えば街中華の一日に密着する動画などは、元気な頃は頻繁に見ていたが、病に臥せってからは食欲も無くして、そういった「食もの」動画を一切見なくなっていた。
やはり食欲の無い者には、食の動画は必要無いということだったのだろう。逆に今は食を心と体が求めているのだ。
もう一つの変化は、本でも読んでみようと思ったことである。noteやメールですら読む気力を失っていたが、さらに一歩進んで小説でも読んでみるかという気持ちが芽生えたのである。
夕方になり、いよいよ手持ち無沙汰になってきたので、少し前に買ってあった京極堂シリーズの最新作「鵺の碑」を開いてみた。
買ってすぐに序章だけ読んでいたので、本編から読み始める。
京極堂シリーズは、学生時代から働き始めた頃にどハマりしたミステリだが、新作刊行の間隔がドンドン開いていき、さらにはスピンオフも膨大に発表されたりしている間に興味を失ってしまっていた。
久しぶりに妖怪シリーズに触れてみて、以前と変わらぬ回りくどさと蘊蓄に溢れた文章で、少し安心をしている。
ひとまず冒頭の150ページまで読み進めた。全くお話は進んでないけれど、順調な滑り出しだと思う。
リハビリも兼ねて明日はこの本に付きっきりになってみようかと思っている。
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