追悼・三輪勝恵さん
昨日、声優の三輪勝恵さんの訃報を聞きました。先月の19日にお亡くなりになっていたということでした。享年80。本当にありがとうございましたという心からの御礼と、お悔やみを申し上げたいと思います。
三輪勝恵さんと言えば、何といってもパーマン1号ことみつ夫役を本当に長らく演じていました。
60年代のモノクロ作品時代のパーマンから、80年代の新パーマン、そして2000年代のパーマンのリバイバル映画、そして直近では藤子Fミュージアム内で上映される映像でもパーマンを担当されていました。
他にも藤子作品がらみでいくと、怪物くんのヒロシや、80年代のオバQの正太なども演じておられます。
三輪さんの命日となった6月19日は、僕の誕生日だったので、発表を聞いて思わずドキリとしました。
僕が藤子作品を知るきっかけとなったは「ドラえもん」のアニメでしたが、本格的に藤子愛を募らせたのは、新パーマンの第一話を描いた劇場版だったのです。
モノクロ版を見ておりませんでしたので、パーマンの声はこういう声なんだと本当に納得したことを覚えています。
ちょっとずっこけで、でも根は真面目で、やるときはやるけど、オチとしては「ヘコ!」という終わり方になる。そんなみつ夫の喜怒哀楽を、見事に表現されていました。(上からですみません・・)
今でもパーマンのDVDは、何かの折につけ見てしまいます。三輪さんが担当されている主題歌は、もう死ぬほど聞いているのに、絶対に飛ばさず聞いてしまいます。
「きてよパーマン」を聞くと、パーマンに憧れた子供の頃が思い出されて、何とも懐かしい気持ちになるのです。
少し前に記事にもしましたが、今年の5月20日には、パー子の声を担当されていた増山江威子さんがお亡くなりになりました。奇しくも一か月の間で、パーマン1号と3号を私たちは失ってしまったことになります。
みつ夫と星野スミレが再び出会う瞬間を想像するのが、正しいパーマンファンの姿ですが、何かもうそれが実際には叶わないような気がして、とても切ないです。
でも、お二人が残してくれた「パーマン」は、今後も死ぬまで繰り返し見ていくことになると思います。
合掌。
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