自分がどんな仕事人なのか言葉にしておく。
仕事をするに当たって、この年(アラフィフ)になると、自分が何者なのかきちんと言葉にしておかなくてはならないと感じています。
僕は入社以来、全く同じ仕事を20年続けてきましたが、突然異動になり、そこからは単年ごとに少しずつ役割も肩書も変えてきています。これは本人が望んだことではなくて、むしろ組織の都合に当てはめられている感じです。
キャリアプランみたいなものを会社が考えてくれるような年齢ではなくなってしまいました。誰も自分のことを何者かと定義してはくれません。
自分自身でキャリア形成を考え、仮に組織の思惑と自分のプランが大きく離れた場合には、転職や異動願いなど、別のアクションを起こす必要だって出てきます。
若い方には分からない部分もあるあと思いますが、ある年齢に達した時に、自分が何者であったのかを総括し、これから何者として生きていくのかを定めなくてはなりません。
それには、きちんと自分の出来ること、コアとなる部分を言葉にして、「私は○○である」と認識しておくべきだと考えます。
このnoteでは身バレをしないことを決めているので、曖昧さを残した表現をさせてもらうと、「エンタメコンテンツを世の中に送り出すプロフェッショナル」という風に自分を定義しています。
一口に「世に送り出す」といっても、そのやり方は千差万別、多種多様で、、コンテンツの特色だったり、ユーザーが求めている要素によって決められるものです。
コンテンツの作り手は、作ることのプロフェッショナルですが、世に出していく部分までしっかり分かっている人はかなりの少数派です。僕の仕事は、そうしたクリエイターの人たちの才能と、才能を待ち望むユーザーを繋ぎこむ役割だと認識しています。
しかもこの役割は、きちんとお金を生むものでなくてはなりません。ボランティアではなく、クリエイターにも仲介する組織にもお金を落とし、お金を払ってくれるユーザーには、きちんと対価に見合う喜びをもたらせる。
言ってみればプロの仕事ということです。
加齢とともに、組織の中では役割の立場も変わっていきます。けれそ、自分のプロフェッショナルとしてのコアを認識していれば、迷うことは少なくなります。
自分が何者であるのか、どんなプロなのか、どんな仕事人なのか。曖昧なままにせず、きちんと言葉にする。そして、それを自己紹介できちんと言えるようにしておく。
少なくともアラフィフになった時には、必要なことなんだと思っています。
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