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ビッグモーターの不正問題は他人ごとではない。

そう思いません?

特に組織に所属している方々には、ここまで酷くはないにせよ、自分たちのいる組織も似たり寄ったりなんだろうと思うんではないでしょうか。少なくとも僕は強く思います。

わかっていない小童が偉そうなことを言い、それに何も考えずに追随する輩がいて、さらにその下は右往左往する。そこにはユーザーのためという思想はありませんし、ひたすら内輪の論理だけが先行しています。

この構図って、あらゆる組織に蔓延る「あるある」だと思うんですよね。


ビッグモーター問題は、ワイドショーやネット回りで大ブレイクしていて、人々の関心もかなり高いものがありますが、これは自分たちが所属する組織を鑑みた時に、非常に共感を覚えるからなんだと思うのです。

ある人にとっては悪事が明らかになって溜飲を下げる、別の人にとってはここまでウチは酷くないと己を慰める、そんな気持ちが皆の奥底にあるんだろうと思います。


でも、組織ってどうやったら問題が解消されていくものなんでしょうね。よく一般に、ノアの大洪水やバベルの塔のように、一度更地にしなくては組織体は生まれ変われないと言われてます。

でも本当にそうなんでしょうか。一から出直しは理解できますが、0からスタートするんだったら、それは組織解体と何ら変わりません。生まれ変わるというよりは、転生ですね。

少なからず、ダメダメな組織でも、良い部分、継承されるべき蓄積があるはずです。それまで破壊してしまうのは、非常に勿体ない話だし、はっきり言って誰でもできてしまうことかと思います。


僕はこういう組織がガタガタになった時には、やはり地道な一歩一歩しかなかろうと思います。一発逆転、掛け算のような計算式は机上の空論に過ぎず、実際のところはコツコツと足し算を積み重ねるしかなかろうと思うんです。

今回のビッグモーターの不正問題を見て、これは他人事ではないと強く感じました。そして他人事ではないと感じるのであれば、どうやったらここから這い出すことができるのか、少し考えてみるのも損はないのではと思います。



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