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藤子Fノート 2022年の展望

藤子Fノートを始めて14か月が経過しました。この記事で407日連続更新となっています。

noteを始めるにあたり、これまでの人生で最も影響を受けた藤子・F・不二雄先生の作品について考察記事を書いていくことは決めていましたが、とりあえずは大きな方針を考えずに、思いついたことをどんどん記事にしていきました。

色々な試行錯誤を経て、50本くらい記事を書いたところで、藤子作品の全てをレビューしていくという大目標を掲げるに至り、その後は筆が乗ってあれよあれよと書き続けて現在に至ります。

藤子作品のレビュー記事を「Fコンテンツ」と命名し、これまで296本の記事を完成させました。実は当初の計画では、301本の記事を書いて最終回を迎えるつもりだったのですが、思いの外書きたい記事が増えてしまい、今はいつ終わるか見通せない状況に陥っています。

そこで本稿では、今後書きたい、もしくは書かねばならない記事をざっと列記して、藤子Fノートの最終地点を考えつつ、本年(2022年)の展望としたいと思います。


★考察「ドラえもん」

「ドラえもん」は数え方にもよるのですが、短編形式で1320本、大長編で17本描かれています。もちろんF作品でもっともボリュームのある泣く子も黙る代表作です。

藤子Fノートではこれまで主だった短編120作以上を取り上げてきました。今後、短編全てを記事にするのは無理ですが、語るべき作品についてはきちんと記事にしなくてはならないと考えています。

ゴールは「大長編」全ての詳細な考察記事を書くことで、その伏線となるような短編は全て取り上げていく予定です。昨年10月から「ミニ考察」という形式を取り入れたので、こちらを量産していけば、やがてはたどり着けるのではないかと期待しております。


★考察「パーマン」

「パーマン」は1960年代に描かれた「旧」シリーズと1980年代にリバイバルされた「新」シリーズが存在しております。現在「旧」シリーズを中心に33本の記事を書きまして、まもなく主だった作品は考察完了の予定です。

なぜこれまで「新」シリーズを記事にしてこなかったかと言えば、「新」の特徴である、ラブストーリー「パーマン」の魅力を最大限引き出すために、「旧」シリーズを丁寧に追っていく必要があったからです。

ですので、本当に記事にしていきたいのは、これから取り組む「新」シリーズでして、一年以上続けてきていよいよ書きたいところに辿り着いたことは非常に感慨深いものがあります。


★考察「エスパー魔美」

読者の対象年齢が比較的高い「エスパー魔美」は、少年マンガの枠を超えたドラマ性に富んでいて、超能力少女の活躍を単純に描くような作品ではありません。全部で62作発表されましたが、ほぼ全て傑作というとんでもない完成度を誇っています。

藤子Fノートでは、ほぼ全作の考察記事を書く予定となっておりまして、現在までに30作品をご紹介してきました。これまで月2本程度とほぼ一定のペースで書き進めていますので、単純にあと一年強で書き終える計算となります。


★考察「SF短編集」

藤子F先生の裏芸であり、SF作家としての真骨頂でもあるSF短編は、全部で111作品が残されています。特に大人の読者向けの「異色短編」は、今でもたびたびネット上を騒がせる社会性に満ちた作品群となっていて、考察記事が継続して読まれる傾向にあります。

全作品を詳細に考察する意気込みで、これまでに39作品を記事化してきました。まだまだ先は長い状況ではありますので、こちらは少しペースを上げていければと思います。


★初期作品を全部紹介シリーズ

藤子Fノートでは大全集で読むことのできる初期の短編や連載について全て記事化することを考えています。初期作品は、ネット上にほとんどレビューが出ていないので、個人的にはとても意義深い記事ではないかと考えています。

デビュー作「天使の玉ちゃん」(1951~52)からスタートし、発表順に記事にしていますが、現在1957年に発表された作品まで進めています。1960年くらいからはほとんどが学年誌等の連載作品となっていくので、1959年までの作品をしっかりカバーしていきたいと考えています。

記事数は次で20本となりますが、ちょうど折り返し地点くらいかなという印象です。


★名作紹介

その他にもまだ語らねばならない作品がゴマンと残っています。
具体的には、
・「海の王子」から始まる科学冒険作品群
・70年代の量作時代における児童向け作品群
・「オバケのQ太郎」「T・Pぼん」の名作群
・「未来の想い出」
などです。


まとめ ~いつまで続けるのか

これまで書いてきたこと、これから書きたいことを簡単ですがまとめてきました。本稿を書きながら状況がはっきりしてきましたが、現在ようやく半分まで進んできた感じではないでしょうか。

そうなるとFコンテンツは最終的に600本程度のボリュームになりそうです。レビュー記事を毎日書いていくのはかなりしんどいので、これまで通り3本Fコンテンツを書いて、他のテーマで1記事書くというペースを守っていく考えです。

以上の状況を鑑みますと、藤子Fノートの終了まであと400日くらいは必要で、毎日継続できたとしても2023年2月いっぱいまではかかる計算になります。


ということで、少なくとも2022年は引き続き藤子Fノートを継続させていきます。どうぞもう少しのお付き合いをお願いいたします。


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