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僕はこんなふうにnoteと向き合っている

noteへの謝意

あまり深く考えずにnoteを始めましたが、基本的に「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というnoteが掲げているミッションには強く賛同するところです。

絵や写真そして文章による創作物を気軽にネットに掲出できる環境を整え、使い勝手の改善を恒常的に行っているnoteのスタッフ皆様には心から敬意を表したいと思います。


なぜnoteだったのか?

僕はかなりいい歳で、90年代後半からHPを自主制作したり、ブログの更新をしてみたり、ツイッターやFBを利用したりと、長年ネット空間を楽しんできました。

ネット環境で文章を書くという活動を始めた第一世代ではないかと思います。けれど、ここ数年はSNSへの興味関心を失っている状況でした。

そんなところに、コロナ禍において夜の付き合いが失われて時間に若干の余裕ができました。もともと大好きだった文章を書くことをきちんと再開したいと思っていたところ、知人の勧めもあって昨年末にnoteにたどり着きました。


なぜ藤子・F・不二雄だったのか?

noteは見るからに使いやすく、検索エンジンとの相性も良さそうだと感じました。そこで、noteを始めるにあたり、自分が何をクリエイトできるかと考えた結果、心から尊敬する藤子F先生に関する記事を書いてみようと思い立ちました。

藤子先生は一人の作家としては超人的な量の作品を残し、そのどれもが名作・傑作ばかりで、本気でノーベル文学賞ものだと考えています。ところがF先生の作品の感想や評論は意外と数が少なく、マイナーな作品ともなればネット空間にはほとんど評が存在していません。

そうであるならば、僕の手で藤子作品の津々浦々までを記事化することで、これからF作品に触れた人がその作品について検索した時にたどり着けるような空間を用意したいと考えました。


記事の方針

記事については、ある程度のボリュームを持った文章にしようと思いました。せっかく検索エンジンから辿りついてくれても、内容の薄い記事だったら、その人は別の記事を読んではくれません。

長いなと思えば読み飛ばしてくれてもいい様に、強調したい部分を明確にするなどの工夫をしています。それよりも、藤子作品の奥は深いなと思ってくれることを狙っています。

もともとnoteのユーザーではなく、外部検索からの流入を考えて記事を作っているので、フォロワー数やスキの数を重視してきませんでした。なので、note内で言われているセオリーからはかなり外れた作りにしています。

平均2800字以上の分量なのでサクッと読めませんし、僕の記事を読んで何か学べたり、役に立つこともありません。共感を呼ぶ内容でもありませんし、興味のない人にはまるで読む気にならないことと思います。

その中でもこれほどのフォロワーの方に恵まれて、少なからずスキをいただいている状況には感謝しかありません。今後も興味がありそうなものだけでも読んで貰えればと思っています。


いつまで続けるのか?

自分のためであり、F作品の読者のためであり、何より藤子先生のためという意識で記事作りを続けています。クオリティを保ちつつ今のペースで更新を続けるのは、正直、全く余裕のない状況です。けれど、書きたいことがどんどんと溢れ出てくるので、筆が止められないのです。

何度か書いていますが、この藤子Fノートの活動は、どこかできっぱりと止めようと考えています。続けることが目的ではなく、書き上げることが大目標なのです。終わり方は既に考えていますし、ラストに至る道もクリアに見えています。

ただ、その道がどんどん延びているイメージです。藤子作品を調べれば調べるほど、思ってもみないテーマが浮かび上がってくるのです。まるで底なし沼の様相を呈してきました。


10ヶ月継続しての手応え

noteを初めてちょうど10カ月で記事数も300となりました。「毎日更新」については記事数マイナス5です。

一人のマンガ家の記事だけを書き続けるという無謀な試みのもと、それでもPV数はペースを上げつつ増加を続けています。大変にありがたいことです。

最近藤子Fノートのツイッターを始めましたが、そこでエゴサーチをしてみた結果、いくつかの自分の記事が引用されて呟かれていました。面白かったというようなコメントもあって、感謝の念と共に驚きを覚えました。

時おり過去記事が不可解なPV数の上昇を見せるのは、そうした自分の知らない所での記事拡散が影響しているのだと知りました。

最近でも下記の記事が突如、ツイッター界隈で盛り上がりを見せて、数日で2000PVの増加となりました。本当になにが起こるか分からないものです。


コツコツと続ける意味

藤子Fノートでは、こつこつコンテンツを書き溜めていくという方針で続けています。時として「この記事読まれないよな~」とか思いながらも、地味な題材にも取り組んでいます。

心持ちとしては、記事の一本一本で読者数を獲得するのではなく、記事全体で集客を図るように考えています。

この夏は藤子先生のライフワークでもあった「恐竜作品」にフォーカスした記事を8本も書きました。記事によっては、かなり寂しいPV数となっています。けれど藤子作品を語る上で、恐竜をたっぷりと取り上げないわけにはいかないのです。

先日も「ヒマラヤの雪男」についての記事を2本も書きましたが、こちらも反応がかなり薄いスタートとなっています。けれど、UMA愛・イエティ愛を表明していたF先生の意志を汲まねばならないのです。

と、そんな訳のわからない使命感で記事の題材を選んでいます。

しかしながら、上記の「ラジコン大海戦」の記事のように、突如爆発を遂げることがあります。

例えば、次週のドラえもんのアニメでは、レアキャラであるスネ夫の弟が登場します。おそらく下の記事は相当アクセスされるものと予想されます。(既に次週予告の段階から動きが始まってます)

Googleで「スネ夫の弟」と検索すると7番目8番目に藤子Fノートの記事が表示されますので、ここからの流入と思われます。

こうした過去記事のブレイクが時々起こるのは、コンテンツを溜めてきた結果と考えます。


最後に記事の有料化について

これについては僕は全く考えておりません。主な理由は3点。一つは藤子先生の作品ありきの記事なので藤子プロに申し訳立たないということ。二つ目は無料で多くの方に読んでもらいたいという純粋な気持ちがあること。三つ目は所詮素人が書いた記事だと言うことです。

特に三つ目の理由は重要で、クリエイターっぽい姿勢で書いてはいるものの、誤字脱字を完全に見抜けていませんし、「てにをは」が怪しい部分もあります。

お金を取る前提ではもっと完成度を高めなくてはならないので、今のペースでは書き上がらないでしょう。そうなると記事数が減ってしまうことになって、いつまで経ってもFノートを終えることができなくなります。

noteは記事の有料化が簡単にできることから、有料記事に挑戦する方も多いようで、noteを使ったマネタイズとか副業などという言葉をよく目にします。けれど、申し訳ないのですが、そのほとんどは有料にするべき記事ではないと考えています。

理由としては、まず大部分が有料に値しない素人の文章であること。一度有料に値しないと思われば、二度と購入してもらえなくなります。仲間同士で購入し合う方法もありますが、もちろんそれでは利益は出ません。

また、そもそもプロの人たちでも無料公開をしているケースも多いのが実情です。例えばコミックなどは、WEB上で無料公開させておいて、別の手段でマネタイズするような例が増えています。無料公開していたものを書籍化しても、きちんとお金が支払われるということが起きています。

ネタバレ消費などという言葉もありますが、無料でしっかりと中身をわかった上で、有料購入するのが今のトレンドなのです。


最後は少々脱線してしまいましたが、以上のようにnoteと向き合い、これからも当分お世話になろうと考えております。人気の無さそうな記事を書くのは不安ではありますが、そこは勇気を持って多様性のある題材に挑戦したいと思います。

フォロワーの皆さま、通りがかりの皆さま、引き続きご贔屓にお願いいたします!


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