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連続更新一年達成! 月別記事の振り返り。

この一年間色々な記事を書いてきました。本稿では連続更新365日を記念した振り返り企画として、毎月最も読まれた記事を紹介しつつ、その時のトピックや気持ちを語っていきたいと思います。

・・・かなりの自己満足な記事となることをご了承ください。


一ヶ月目(2020年11月22日~12月21日)
のび太だって成長する!感涙「あの日あの時あのダルマ」
月間95PV

一番最初に書いた記事です。今読み返すと「ですます調」のかなり丁寧な文章となっていて、我ながら読みやすく書かれています。かなり時間をかけたような気がします。太字の強調や行間空けなどのレイアウトがこなれてないのはご愛敬。

『あの日あの時あのダルマ』は、個人的にドラえもんのベスト5に入る大傑作で、長年温めていたことを一本目の記事としました。

それにしてもこの一ヶ月で一番読まれた記事が95PVと控えめでした・・。ただ、1月に入ってからはほぼ毎日アクセスしてもらい、現在では750PVほどになっています。

最初の一ヶ月は、書いても書いても読まれない時期でしたが、不思議とそういうことは気にせずに、これまで考えていたことと改めて調べたことを織り交ぜて、楽しく執筆活動ができたと思います。


二ヶ月目(2020年12月22日~2021年1月21日)
藤子Fマニアが見た「パラサイト 半地下の家族」
月間96PV

2ヶ月目は藤子作品と全く関係のない映画「パラサイト 半地下の家族」の考察記事が一番でした。地上波放送があったので、便乗して読んでもらえるかと思って急きょ記事化したもので、少しは目論見が当たったのかも知れません。

中身を読み返すと、短めの文章ながら案外真っ当なことを書いてます。ただ最初の頃は読まれた形跡がありますが、後伸びはしませんでした。現在135PVほどです。映画の感想記事は何本か書いたのですが、一部を除いて反応が薄かったので、あまり書かなくなってしまいました。

この頃は藤子作品以外のネタにもチャレンジし、記事のレパートリーを増やさねばと考えていた時期で、少し迷走していたかも知れません。総じて最初の二カ月くらいは、試行錯誤の日々だったと言えます。


三ヶ月目(2021年1月22日~2月21日)
「エスパー魔美」パイロット版、「アン子 大いに怒る」を徹底解剖。
月間155PV

12月に書いた記事が2月に最も読まれた記事となりました。この期間に数日で100PV伸びたことがあったのが要因ですが、なぜ伸びたかは今もって不明です。その後もコンスタントに読まれ続け、現在830PVほどとなっています。

大好きだった「エスパー魔美」の考察記事を書き始めたかったので、その前哨戦としてわりと早い段階で記事にしたものです。読み返すと「アン子も父親のヌードモデルをしていたのでは?」 という新しい切り口が提示できて、我ながら良い内容だなと思いました。

開始して3か月目はジャイアンの妹・ジャイ子についてのシリーズ記事を書けたこと、つぶやき機能を使ってF情報の告知を始めたことなどがトピックとなります。


四ヶ月目(2021年2月22日~3月21日)
入れかえロープはややこしい
月間505PV

僕の記事は公開直後からいきなり読まれるということはなく、半月ほど経ってグーグル検索の上位に位置付けられてからPVを増やしていくというパターンが多いです。ただこの記事は公開直後から反応が良く、ちょうど公開一ヶ月で500PVとなりました。

「入れかえロープ」がややこしいお話というのは藤子マニアの中では有名な話題であったので、多少の反響を期待して書いたものです。その意味では狙いが当たったと言えます。

この頃から、あるテーマに沿って藤子作品を横断的に紹介するシリーズ記事を増やしました。一回目のテーマとしてF作品に頻出する「誘拐」ネタを書き、次いで「入れ替わり」「名探偵」を切り口にしたシリーズ記事を書きました。

この期間の最大のトピックは「目次」(サイトマップ)を作成したことです。これにより自分の頭の整理もできましたし、読者のインターフェイスとして色々な記事に誘導できるようになりました。目次のページは作成以来ほぼ毎日アクセスされています。


五ヶ月目(2021年3月22日~4月21日)
単行本未収録・未アニメ化の大問題作!「ターザンパンツ」
月間645PV

1月に執筆した記事が2ヵ月半後に大ブレイク。一晩で100PV以上伸びて最大のヒット記事に早変わりしました。ドラえもんを扱うYouTubeチャンネルで「ターザンパンツ」が取り上げられて、こちらにも流れ込んできたようです。

実はこの作品は一部ドラファンの間でカルト的な人気を誇っていて、記事執筆時からある程度PV数を獲得できると踏んでいた記事でした。単行本未収録でアニメ化もされていない非常に希少性の高い作品を、がっちり記事化できたという手応えもありました。

ところが最初は思ったより反応が薄くがっかりしていたのですが、突如爆発したので驚きました。この経験から、それなりの記事を書き溜めていけば後伸びすることもあるのだと実感しました。

この時期に、藤子作品記事3本+雑多記事1本という執筆ペースを掴むことができました。そこで思い切って、作者名を「藤子Fノート」に改名しました。藤子記事で勝負していくという決意表明でもあります。


六ヶ月目(2021年4月22日~5月21日)
単行本未収録・未アニメ化の大問題作!「ターザンパンツ」
月間271PV

なんと二カ月連続で同じ記事が最も読まれました。ブレイク以降毎日欠かさずアクセスされ続けている優良コンテンツで、現在まで1760PVほど獲得しています。

この時期ではのび太のパパの青春時代に焦点を当てたシリーズ記事や、SF短編についての考察記事に着手できたことが印象的です。


七ヶ月目(2021年5月22日~6月21日)
『うつつまくら』は夢かうつつか論争、いざ参戦!
月間309PV

これも1月に書いていた記事が後伸びしたパターン。先ほども話題にしたドラえもんのYouTubeチャンネルで話題となっていた「うつつまくら」考察に便乗した記事で、アップした翌日からアクセス状況が良かったのが特徴です。

記事を書いた日から10か月間、毎日欠かさずアクセスされ続けている稀有なる存在で、現在では2150PV程となっています。

記事の中身としても、少々込み入っているストーリーを丁寧に整理して考察できており、それなりの自信を持っています。こうした記事が読まれることは、著者としては嬉しい限りです。

この期間に連続更新200日を達成しました。「パーマン」の幻の5号を特集した記事や、自分の中でも全貌が掴めていなかった「オバケのQ太郎」に着手できたことが印象深いところです。


八ヶ月目(2021年6月22日~7月21日)
47歳、男性、誕生日。僕はいま、どの辺にいるのか?
月間327PV

開始八ヶ月目は、なんともプライベートな記事が最も読まれました。しかも大量のスキをいただき恐縮しております。読み返すと、日頃から考えていたことをわりと密度の濃い文章に落とし込めているようです。

アップして2ヵ月くらいは毎日読まれている記事でしたが、その後はパッタリと読まれなくなりました。現在520PV程です。

藤子記事がパタリと読まれなくなるケースはほとんどなく、この手の雑多記事は寿命が限られていることが良くわかります。noteにおいては書いた記事を古びかせない工夫が必要ですね。

この時期書いたものだと、「人生を変えたパーマンの美学」シリーズや、F先生が繰り返し使っている「絶滅動物」や「インチキ幽霊」をテーマとしたシリーズ記事などが納得の仕上がりです。


九ヶ月目(2021年7月22日~8月21日)
謎だらけ『未来の町にただひとり』を徹底考察
月間420PV

約4500字の大作で、note開設当初から書きたかったネタでした。レベルの高い考察ができたと思ってましたが、読み直してみると、文章構成が甘い印象を持ちました。

3月末に書いた記事がちょうど4カ月後に突如PV数が上昇しました。典型的な後伸びタイプです。「ドラえもん」のTVアニメで本作『未来の町にただひとり』が放送され、火がついた形です。

「ドラえもん」のアニメは現在進行形で放送中なので、こうして丁寧に記事を作っておくと、その作品が放送されて、後から読んでもらえることがあります。

この時期では夏休みに引っかけて、藤子先生の一大テーマである「恐竜」記事を8本書きあげたり、「藤子先生と戦争」というテーマ記事を書けたことが大きな実績だったと思います。


十ヶ月目(2021年8月22日~9月21日)
戦争は金ばかりかかって、虚しいもの『ラジコン大海戦』
月間1922PV

この一年間での藤子Fノート史上最大の事件が、本稿の大ブレイクです。一日で1500PV上昇し、突如フォロワー数やスキ数が急増しました。9月中頃にツイッターで『ラジコン大海戦』での戦争描写を巡って、プチ論争が起こり、この記事が引用されたようです。

丁寧な文章で書けた記事ではありますが、あずかり知らない所で話題にされるという得難い経験をしました。今のところ2400PVを超えて、全記事中最も読まれた記事になっています。

この時期では「藤子Fノート」のツイッターを始めたことが最大のトピックで、藤子プチ考察を時々呟いて、時々反響をいただいてます。藤子好きが世の中に大勢いることが実感できました。


十一ヶ月目(2021年9月22日~10月21日)
スネ夫の弟、留学中。
月間764PV

3月に書いた記事がおよそ半年後にブレイクしました。要因は『未来の町にただひとり』と同じくアニメで放送されたことです。

スネ夫に弟がいるというのは、藤子マニアの中では常識なのですが、一般的にはあまり知られていません。なぜ普段出てこないかというと、アメリカの親戚の養子になっているからなのです。

知る人ぞ知るスネ夫の弟が登場するお話がTV放送されたため、大勢の方が検索をかけて辿り着いたものと思われます。数日で500PV増加し、現在までに1530PV程となっています。

この時期では「家出」に関するシリーズ記事を8本書いたことと、執筆の時間が取れなくなってきたので、やや短めの記事となる「ドラえもん」ミニ考察を始めたことがトピックとなります。


十二ヶ月目(2021年10月22日~11月21日)
妻は静かに復讐する『コロリころげた木の根っこ』
月間596PV

もともとSF短編集はPV数が伸びやすいのですが、ここへきて「ドラえもん公式チャンネル」でSF短編の人気投票が4週連続で実施され、その傾向に拍車が掛かってきました。

その中で本作『コロリころげた木の根っこ』が2週目の人気投票でトップとなり、それを受けてアクセス数が急増したものです。全体で1000PV超まで伸ばしてきました。

藤子先生のSF短編に注目が集まっていることを感じて、急きょ全作品リスト付の記事を執筆したのですが、こちらも人気を集めています。


さて、ここまでで、連続更新してきた一年間を12ヵ月で区切って、毎月のトップアクセス記事を紹介してきました。並べてみてわかるのは、少し前に書いていた記事が、何かのきっかけで突然ブレイクするという現象が多発していることです。

かつて以下のような記事を書きました。

日頃仕事としてエンタメコンテンツを発信している中で、考えていることを書きました。noteで言えば、読者に対して闇雲に発信するのではなく、いつか読んで欲しいという感覚で積み上げていく、ということです。

また、こんな記事も書きました。

ストック(ライブラリー)の重要さを記事にしました。これもnoteに置き換えれば、一時で流されていく記事だけではなく、きちんとストックされるものも書いていこうということになります。


せっかく時間を費やして書いた記事は、長く読み続けてもらいたい。それにはきちんとライブラリーとして残せるような記事を書かなくては、ということです。

そうした記事を僕は「読み物コンテンツ」と呼んでいます。

コンテンツを作っていくんだという気構えで、今後も良い記事を書き続けていきたいと思います。


どうぞ、Fコンテンツの世界へ。


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