ドラ好きは遺伝する。
12月は息子の誕生月です。今年で7歳となります。
藤子・F・不二雄大全集を居間の本棚にズラッと並べてあるのですが、暇さえあればそこから取り出して「ドラえもん」を読んでます。
熱心に読んでいる姿を見ると、見事に我が血が遺伝してくれたな、と感慨深いものがあります。
大全集は老後まで取っておく完全保存版として購入していたもので、しまい込んではいなかったものの、大事にしている秘蔵品です。
正直、最初は子供に読ませることは躊躇しました。
理由は単に汚されたくないから。。
とは言え、自分と同じようにドラえもん好きにさせるためには、幼少期から読ませておくのが手っ取り早い。刷り込みです。
なので、一度は実家に送ってしまっていた「てんとう虫コミック」のドラえもんを新しく買って与えることにしました。
とりあえず1巻を購入して渡すと、狙い通りにヒットして、あっという間にドラえもんにハマり、テレビアニメも見るようになりました。
1巻を穴が開くほど読み込むので、すぐに2巻、3巻と買ってあげました。
ところがもっともっと読みたくなってしまったらしく、ある日から保存用として大事に並べていた大全集を手に取るようになったのです。
汚される! と直感的に思いました。が、時既に遅し。
丁寧に読むようにしつこく注意していたので、子どもの割に大事に読んでくれたようです。
ですがすっかり気に入ってしまい、毎日毎日繰り返し読み出すと、さすがに帯などが傷んできます。
一瞬大全集を読ませることを制限しようかと逡巡しましたが、そのまま読み続けることを黙認することにしました。
ドラ好きを伝導するためには、止まれぬことと判断したのです。
するとその結果、「ドラえもん」の帯はボロくなりましたが、それと引き換えに息子のドラえもんの知識量はスゴいレベルに達していました。
子どもにありがちな話ですが、好きなものへの記憶力がハンパないのです。
大全集20巻の中にどんな話が何巻に収録されているかを言い当てるのは序の口。各話の内容も、出てくるひみつ道具の名前も、オチも全て説明することができます。
おそらく全話が頭の中に入ってしまっているようなのです。
ちなみに息子は「ドラえもん」以外はあまり読みません。主だった作品は一回ずつは読んだはずですが、ドラえもんのように繰り返すことがないのです。
数あるF作品の中で、ドラえもんだけが生き残っていくのは、やはり何かしらの理由があるのだな、と思う次第です。
また「大長編ドラえもん」も熟読してます。幼稚園児には難しいかなと思いましたが、きちんと理解できていたようです。
彼が初めて行ったドラ映画は「のび太の新恐竜」でした。僕が初めて見た映画が「のび太の恐竜」だったので、強い運命を感じます。
次は「のび太の宇宙小戦争2021」だと喜んでいましたが、残念ながら一年延期になってしまいました。
けれど我慢強く、ヒゲダンの主題歌「Universe」を歌って来春を待ちわびているようです。
誕生日プレゼントとして、映画の前売り券を買ってきました。狙っていた特典は「ドラルーペ」というルーペでした。
きっと喜んでくれるものと思います。
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