見出し画像

昨夜(ゆうべ)の過(あやま)ち

入口から出口を目指すのか、
出口から入口を目指すのか。

昂った感情を抑え込むのか、
抑え込んだ感情を昂らせるのか。

君が好きだと言ったから僕も好きになったのか、
僕が好きだと言ったから君も好きになったのか。

眠くなったから布団に潜り込んだのか、
布団に潜り込んだから眠くなったのか。

風向きが変わったから空気が澄んだのか、
空気が澄んだから風向きが変わったのか。

noteを開いたから書こうと思ったのか、
書こうと思ったからnoteを開いたのか。


僕らの世界では、いつだって始まりと終わりがごちゃ混ぜになる。
因果関係がどんどん曖昧になる。
だから僕らはいつだって、どっちに向かっていたのか忘れてしまう。

帰ろうと思っても帰る場所がないのと一緒で、
進もうと思った場所はもうどこにもない。

僕は強い意志を持っていたつもりだったけど、
もしかしたら大いなる流れに流されていただけなのかも知れない。


とっくに折り返していることは知ってるけど、
まだまだ走るのを止めるつもりはない。

ゴールテープを切った気になって、
応援スタンドに座り込むつもりもない。

もう今日とか昨日とかよく分からなくなっているけれど、
そういうのがごちゃ混ぜなのも悪くはない。


さあて、
そろそろ布団にもぐって一眠りしておこう。
明日やってくる「素晴らしき」1日のために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?