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考察エスパー魔美

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エスパー魔美の魅力を余すところなく語り尽くす。
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#エスパー魔美

人生の結末を誰にも教えて欲しくないんだ『占いとミステリー』/当たるも八卦当たらぬ…

「当たるも八卦当たらぬも」と題して、みんなが大好き「占い」をテーマとした藤子作品を見てき…

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「違う!絶対あの人じゃない」『ヤミに光る目』/通り魔と放火魔④

藤子作品の中でもヒーローを主人公としたお話(例:パーマン)では、物語上どうしても事件が必…

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「夢だけじゃ腹は膨れない、わかるだろ」『人形が泣いた?』/藤子Fの演劇しよう④

藤子作品の中から、「演劇」「芝居」に関する作品を集めてお届けしている「藤子Fの演劇しよう…

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フニャコ先生の頭ん中『天才少女・魔美』/フニャコフニャオを探せ⑤

広くて深い藤子Fワールドから、作者の分身であるフニャコフニャオが登場するエピソードを探し…

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正月ならでは! 読者サービス満載「エスパー魔美」『ずっこけお正月』/お正月特集202…

2022年新年、明けましておめでとうございます。 本年も藤子Fノートをどうぞよろしくお願いい…

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人生は生きるに値するのか?『マミを贈ります』/クリスマス特集2021

昨年末から始めたnoteは既に2年目に突入しているが、そういえば昨年もクリスマスの記事書いた…

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ついに魔美の正体がバレる!『マミ・ウォッチング』/狙われたエスパー魔美③

3回に渡って魔美が超能力者ではないかと疑わるストーリーを検証する「狙われたエスパー魔美」シリーズも本稿で最終回。今回は、かなりのピンチに追い込まれ、実際に正体がバレてしまう・・! そんな緊張感をはらみつつ、最後の最後では感動が待ち受ける傑作となっている。個人的にも「魔美」の中で五指に入る作品だと思っており、この作品を紹介したいがための特集だったとも言える。 それではさっそく、作品の中身を追っていこう。 『マミ・ウォッチング』 「少年ビックコミック」1979年23号/大全

空想に生きる子供・監視の目・ドジな子守『グランロボが飛んだ』/狙われた魔美②

前回の記事で魔美が超能力者であることを暴こうと、佐倉家に一方的に恨みを持つ陰木夫人と、陰…

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実話が生んだ台風の夜の奇跡『彗星おばさん』/台風の物語③

季節外れの台風特集の最終回。今回は季節外れの台風が出てきます。 ここまでのシリーズ記事は…

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縄文農耕説を裏付ける大発見か!?『ドキドキ土器』/世紀の大発見②

「エスパー魔美」『ドキドキ土器』 「週刊ビックコミック」1981年9号/大全集5巻 本稿で取り…

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予知は邪道の超能力?『大予言者あらわる』/大予言のウソ③

エスパーを主人公とした「エスパー魔美」の魔美は、まずテレポートの能力が開花し、続けてテレ…

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魔美は弾丸で瞬間移動する?『弾丸よりもはやく』/藤子ヒーローVSピストル②

エスパー魔美が拳銃で撃たれたらどうなるのだろう。仁丹を自分にぶつけてテレポートしているが…

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映画とエスパーと電話魔と『電話魔はだれ?』/対決・電話魔③

藤子先生は同一モチーフを繰り返し使うことが多いのだが、その中には結構意外なものが含まれる…

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幽霊からのSOS『地底からの声』/しかしユーレイはいない⑤

幽霊を題材にしたF作品を追うシリーズ記事も5本目。「ドラえもん」→「オバケのQ太郎」→「ウメ星デンカ」→「パーマン」ときて、今回は「エスパー魔美」を題材とする。 これまで見てきたような、インチキな幽霊、というテーマからは少し離れた、「エスパー魔美」ならではの怪談噺『地底からの声』を取り上げて、このシリーズの大団円としたい。 藤子F先生の怪談好きは、トキワ荘仲間の間でも有名で、訥々(とつとつ)とした語り口が怖くて評判だったというエピソードが残されている。語りの怪談といえば、