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藤子不二雄エッセイ

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藤子不二雄マニアの視点で、世の中を感じていくエッセイ集です。
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#雑談

「のび太の大魔境」の原点は、幻の名作「ジャングル黒べえ」だった!

「のび太の大魔境」の原点は、幻の名作「ジャングル黒べえ」だった!

「ドラえもん」は、1979年にTV放送(2回目)が始まり、すぐに国民的アニメへと成長を遂げる。そしてその翌春、早速映画化されることになった。

記念すべき第一作目は「のび太の恐竜」(1980年3月公開)。この原作は、1975年9月に「別冊少年サンデー」で発表された中編を、劇場版に際して長編化させたものである。

二作目は「のび太の宇宙開拓史」(1981年3月公開)。これは劇場版を前提に、コロコロコ

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「パーマン」と「スパイダーマン」

「パーマン」と「スパイダーマン」

とある映画監督が藤子・F・不二雄が好きですと答えていて、注目したのだが、その後インタビュアーが、「ドラえもんですか?」と重ねて質問し、その監督は「パーマンです」と即答したことがとても強く印象に残った。

そうそう、と心から共感した次第。

藤子マンガといえば「ドラえもん」と決めつけてしまう人はとても多く、それはそれで理解できるが、そればかりではない、という気持ちの方が大きい。

ドラえもんは、傑作

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子供たち大困惑。藤子不二雄コンビ解消!の衝撃

子どもの頃から藤子不二雄がコンビでのペンネームであることは知っていたが、まさかその二人が作品を全く別々に書いているとは思いもよらなかった。

「まんが道」を読めばわかるように、二人は机を並べて、ひとつの漫画を二人で書いている、とそのように思っていた。

なので、二人がコンビ解消の発表を聞いたときは、心から驚いたものだ。

今となってはF先生とA先生のタッチや作風は全く違うことが一目瞭然で、どの作品

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「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」が好きではなかった理由

「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」が好きではなかった理由

noteは毎日投稿した方が良いと言われているようですが、これまで書いてきた「考察」は、毎回原稿用紙6枚から8枚程度の分量を念頭においていて、思いの外準備が大変!

とても毎日書いていられない、と言うことで、まとまった執筆時間の取りずらい平日などでは、藤子先生にまつわる雑談をさらりと書いていきたいと思います。軽い気持ちなら毎日書けるかも‥。

さて、先日「STAND BY ME2 ドラえもん」の公開

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