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龍馬に導かれた桂浜

皆さんこんにちは!
ゴールデンウィークを満喫し、再び日常に戻ってきたサリーです。

皆さんこのゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか?

私のゴールデンウィークは雨で始まり、
雨で終わるゴールデンウィークでした。

今回はGWの始まりの物語を記録として残そうと思います。

題して 龍馬に導かれた桂浜旅

人生のうちに何回か心が導かれるまま、
何も考えず旅に出ることがあるこの私。

実はここ数か月ずっと、地平線を見たい。
桂浜に行って坂本龍馬先生が見た景色を感じたいと思っていたこの私。

ただこのゴールデンウィークも予定が詰まっていて、
行くことを諦めていました。

しかし思いもよらず、行くチャンスが巡ってたのです。

雨で動けないGW初日

もともと4月29日朝からJRの鈍行で帰阪しようとしていた。
29日は二か月ぶりの仲間との卓球の日。
夜までには帰るぞ!そう意気込んでいた。

そして迎える29日朝。
朝からあいにくの大雨。

久しぶりに朝から動けなかった。
低気圧と雨による謎のめまいとだるさ。

いつもなら6時に目が覚めて
よし起きて準備して出かけようとなるところが、
起きてシャワーを浴びるのがやっとで、
そのあとしんどすぎて氣がつけば布団に帰り在ている自分がいた。

これはだめだと思い、とりあえず仲間に行けるかわからないと連絡。
新幹線で帰ることを視野に入れながら、午前中は休息をとった。

午後その日は何も食べてなかったから、
とりあえずお氣にいりの自然食のお店の出前を頼む。

何とかして食べたけど、
依然雨が降り続いており、
大阪までたどりつける体力がないことを痛感。

仲間に再度謝って、その日はひたすら家で寝ることにした。

導かれた高知県

なぜか足が向かない帰省旅

そして次の朝、快晴の天氣に比例して、
昨日のことが嘘のように私の体調も元氣に。
いつも通り6時に起床した。

朝からもともと予定していたpoolo生との
SDGsをテーマにした1 on 1を行い、
さぁ用意して帰ろう!そう意気込む中、
なかなか準備を進めてくれない私。

家の掃除や片付けをし始めて、
あれよあれよと時間は昼過ぎに、
これではだめだと感じ、
仲良くしてくれている別のpoolo生に連絡し、
zoomを繫ぎながら、準備をさせてもらうことに。

その際、その方に今の氣持ちを聴いてもらった。
別に理由はないけど、なんか大阪に帰りたくない。
大阪に氣が向かない。
2日の夜には予定あるから、それまでには帰らないといけない。
けど今ものすごく帰りたくない。
そう漏らしている自分がいていた。

そしたらその人に
「簡単なこと、帰らなかったらいいじゃん。
どこに行きたいのさ?、何をしたいのさ?」

そう聞かれた。

聞かれたときは、え?と戸惑ったが、
心に聞いてみて、出てきた答えは、高知桂浜に行きたい

その答えが出てきたとき、
一氣に外に出たい気持ちが沸き上がってきました。
そこから準備を始め、やっとのこさ家を出れたのが、14時半。

いざ大きな寄り道へ

桂浜に今日行くか明日行くか迷いながら、
とりあえず広島駅から新幹線に乗り岡山駅へ。

岡山駅に着いたのが、16時過ぎ。
一度岡山駅の観光案内所により、
岡山のパンフレットを貰う。

新幹線の中で調べた高知行きのバスは18時以降しかないとのこと。

実はいうと岡山県自体も初上陸の私。
だから今日は岡山で一泊して明日高知県に向けて
出発するのもありかと考え、まずは岡崎城を目指し、
ついでに泊まれるところを探すため、街をぶらりすることに。

まず駅周辺でチンチン電車があるのを見かけ、
岡山にもあるんだ!と興味深く思っていた矢先、
ふとうーん広島とそこまで街並み変わらないな。。。
ワクワクしないなと感じている自分に氣がついた。

やっぱり今回の目的地は桂浜だし、
バス乗ろう。今日中に高知に行こうと思い立って、
再度バスの時間を調べた。
ならなんと10分後にでるバスがあるじゃないか!?
それを見た瞬間、駅まで引き返すことにした。

導かれるままに

駅に着いた時点で残り4分。
バス停らしきものはない。
近くに立っていた案内人に場所を聞くも解決せず。
どうしたもんかと思案していた時、
ふと近くに駅周辺を紹介した、案内板があるのが目に入った。
そこには高速バス乗り場の文字が。場所は駅の反対側。
ここだ!と思い、切符も持ってないのに、行って乗れるのかな
と若干思いつつ、とりあえずキャリーケースを引いて、
ダッシュ。

反対側についたときには既に残り一分。
まだ間にある。そんな謎の確証がありつつ、
バスを発見。

優しそうな運転手さんにまだ乗れますか?と聞いたら
多分出発ぎりぎりで迷惑だったのにも関わらず、
氣前よくいいですよ!っと荷物を預かり、
優しく対応してくださった。

内心ドキドキしていた手前、ものすごくその対応が嬉しかった。
そしてその運転手さんのおかげで、無事高知旅に出ることが出来た。

人生初めての高知県。
そしてなかなかない弾丸氣まま旅。
バスの中で寝るのが惜しくて、
ずっと景色を眺めていた。

ついた高知県!

バスの中で、景色を見たり、高知駅周辺の
ゲストハウスを探して予約していると
3時間ほどで高知駅に到着。

その際また運転手さんに良くしてもらい、
なんていい運転手さんなんだ、本当にありがとうと感じ、
人のやさしさに触れた。

そしてゲストハウスでチェックインを済ませ、
晩御飯を食べに行くことに。
時間は21時。
高知駅周辺は人通りが少なく、
女一人で歩くのは若干怖くもあった。
お守りの代わりに、その日ずっと被っていた
麦わら帽子をかぶっていった。
これで旅人だというのは伝わるだろう。

晩御飯はゲストハウスのフロントで教えてもらった
ひろめ市場なるところに向かうことにした。

約1.5キロの道のりを街並みを楽しみながら歩いた。
その道中繁華街なる場所を歩いたが、
日本の繁華街は規模は違えど、
あるものは同じだなそう感じた。
お酒、たばこ、チェーン・個人の居酒屋、
カラオケ、風俗、人間の欲。
あまり惹かれるものはなかった。

1つびっくりしたのは、ここにもチンチン電車が
走っていたこと。

大阪にも少しだけ、チンチン電車があるが、
中国、四国地方には必ずあるのでは?
と思うほど行く先々にチンチン電車がある。
とても不思議だった。

え、どこから湧いて出た?!

繁華街を抜けたさきに、その市場があった。
その市場はなんというか、臺灣の市場を思い出させた。

日本にもまだそんな場所が残っていたのかと感じる
海辺近くの市場。

最初に見えてきたひろめ市場の入り口

さぁ食べれるもとはあるかしらと思いつつ、
とりあえず中に入ってみた。

そしたらびっくり仰天。
高知にこんなに人いたの?!っていうぐらい
狭いところに沢山の人が集まり、
お酒や海の幸を堪能していた。

コロナ禍だと真っ先にコロナが蔓延してそうなぐらいの
密着度である。

ここを見ていると、うん、コロナはもうなくなったのだな
そう感じることもできた。

とりあえず食べるものを見繕うため、
店内のお店をチェック。

うん、基本お酒のあてしかない。
最近食べるものに氣を使っていた私は、
ここに食べられるものはないか~と
諦めて別で探そうかと思っていた矢先、
鯛めしという言葉がふと目に入ってきた。

うん、これは美味しそう!と思い、
その場で注文。
残念ながら鯛めしは売り切れていたが、
変わりにカツオのたたき丼をいただくことに。

鰹のタタキ丼とあら汁

なんとか一人で座れる場所を確保し、実食。
言うなれば美味。
お店自体は昔からありそうな感じで、
綺麗好きな人は選ばないかもしれないお店。
けど私は知っている。そういうお店にこそ美食があると。

美味しくカツオをいただき、その場を後にした。
そうそうここの市場、いわばフードコートみたいなんだけど、
使った食器やお盆をかたずけてくれる人がいた。
今日本のフードコートだったら、自分でお店にお皿とかを返却する
ことが主流だけど、ここはまだ昔が残っていた。

臺灣も同じ感じなところがまだ残っており、
臺灣を感じると同時に、昭和を感じた。

日本国内でもまだまだ時間差というのは
存在しているそう感じた。

最後にみたひろめ市場の正面入り口

その日はそのままゲストハウスに帰り、早めに就寝した。
その際、外階段が怖くて、一人では別階のシャワー室に行くのが怖く、
同室の女性が帰ってきて、シャワー室に行ったタイミングで、
私もついて行きシャワーを浴びることが出来たことは余談である。

桂浜にいざ行かん

おはようございますお三方

次の日起床は6時。
本当は桂浜で朝日をみるために、6時40分の始発バスに乗るつもりだった私。

ただ朝起きたとき、すでに太陽が結構上に上がってきていたのを確認してしまい、早く動く氣をなくす。

とりあえず準備したら6時半には出れたので、
バスの出発地点である高知駅に向かう。

残念ながら6時40分のバスには乗れなかったから、
まずはキャリーケースをロッカーに預けて、
一時間ほど駅周辺で時間をつぶすことに。

まずはお金をおろすために、ゆうちょのATMを探す。
所持金700円、paypayにはお金があったが、
現金として手元にあるのは片道バスの運賃のみ。

ここで問題が、ゆうちょATMがコンビニ含め見当たらず。
とりあえず桂浜周辺には郵便局一件あることを確認し、
桂浜にATMがあることを願いつつ、お金をおろすことを断念。

そして再び高知駅を散策。
そうすると昨日は氣がつきかなかったが、
駅の正面側広場に大きな像が3体あることに氣がついた。

凛々しい

後ろ姿からして侍なのは明白。
誰かな誰かなぁとワクワクしながら、
前方まで歩いて行くとそこには、
左から武市半平太先生、坂本龍馬先生、中岡慎太郎先生の像が建っていた。

こんにちは

その時まず思ったのは
武市半平太先生がなぜお二人と並んでるんだ?だった。

武市半平太先生といえば、銀魂の武市変平太で知っていたぐらいで
それ以外の予備知識がなかった私。

まさかあの武市先生が土佐勤王党の盟主だったとは。。。
幕末が好きだと公言していても、
実は新選組や幕府周りの歴史しか知らないこの私。
今回明治政府側の歴史も触れることができて、
嬉しかった。

銅像の後ろに記載してあった土佐勤王党の説明

次は薩長にも行ってみたいと思うこの頃。

氣のせいだよね。。。

そんなこんなでバス出発まで残り15分。
少し早いが、バス停のベンチで待つことに。

ベンチでは待つ姿はさながら江戸時代の旅人。
麦わら帽子に、竹刀でも入っていそうなヨガマット入れ。

しばらくたつとバスがやってきて、
すこしバスの運転手さんとおしゃべり。
その時、案の定というかヨガマットのことに触れられた。

決して危険物ではないですよ、運転手さん^^

バスの中ではバスの中の人間模様や景色を楽しんだ。

その日はGWと言いながらも、
世間ではまだ普通の月曜日でもあったこの日。
バスには通学、通勤でご利用される人であふれていた。

少し不思議だったのは、小学生がわんさか乗ってきたこと。
私の地元では小学校は徒歩通いが普通だったので、
その風景がとても新鮮だった。

ドラマで出てきそうなカット

そしてバスに乗る前からすこし不思議な感覚を得た。
それはまずはTwitterを見たことから始まる。

バスを待っている間にいつもの習慣でTwitterを見た。

最初は普通に見ていて、
そろそろ閉じるかと思った瞬間、
とある預言者の5月3日に地震が起こるという内容が
目に飛び込んできた。
その時はあぁいつものか。と思ってスルーしていた。

そしてバスに乗り桂浜へ。

その道中、小学生たちを観察しながら、
外を眺めたり、スマホを見たりしていた。
そしてふと外を見るタイミングで、
いくつかのキーワードが目についた。
5月3日 電車の日
津波に気を付けましょう
瀬戸
横浜
南海

これらの文字が順に目についた。
その時私には南海トラフ地震が頭をよぎった。
正直たまたまだし、Twitterで予言を見た結果
それらに引っ張られている氣はしていた。

ただどうしてもずっと頭に隅で引っかかっていた。

念願の地平線

その後バスは坂本龍馬記念館前につき、
私はそこで下車した。
下車した場所は山のなか、周囲には木しかないところ。
あ、これ迷子一歩手前じゃんと思いつつ、

とりあえず、
坂本龍馬記念館まで坂を上って歩いてみた。

歩くこと数十メートル、記念館が見えてきた。

残念ながら記念館はまだ開いておらず、
入ることは叶わなかったけど、
坂本龍馬と握手ができる銅像があったので、
握手している写真を自撮りした。

龍馬とシェイクハンド

そのあと桂浜に行く道を探していると、
記念館の裏に人だかりがあるのが見えた。

少し氣になり行ってみると、
なんとそこには念願の景色が。
そこから桂浜を一望することが出来た。
念願の太平洋の地平線を眺めることが出来たのだ!

なんという絶景だろうか。
決してこの感動は写真には収めきれない。

あまりの感動になかなかその場を動くことができなかった。

先生よあんたは何を感じたんだい?

10分ほど堪能した後、これは早く桂浜に行こうと思い、
桂浜までの道を探した。

そしたら近くに桂浜までの遊歩道があったので、
そこを歩いていくことにした。

癒し

その道中はまさしく森林浴。

新緑を目と鼻、耳、皮膚で楽しみながら、木々に振られた番号に興味をもちつつ、目的地まで散歩。とても空氣がおいしかった。

なんの番号だろう?

そんなこんなで、桂浜の入り口に到着。
少しお腹が空いていたが、まずは坂本龍馬像を見に行くことに。

そこで見たのは数メートルある坂本龍馬像。
首が痛くなるほどの高さだった。

うん、高い

その横になにか足場のようなものが組まれており、
入場料100円とあった。
財布にラッキーなことに100円が隠れていたので、登ってみた。
最上階まで大体4階ほど登った先には、
龍馬先生の目の高さまで登ってきていた。

そこから見る龍馬先生像や太平洋はもう絶景。
何枚か写真を撮ったが、もう、
「先生あんたはここで何を感じ、
世界をどう捉えていたんだい?」

そう問わずにはいられなかった。

何を感じた?

それから登ってくる人が多くなり、
若干足場に不安を覚えたので、早々に退散。
そのまま桂浜の海岸に向かった。

ここが桂浜

海岸につき、この日何度目かの感動。
目、耳、鼻、皮膚感覚すべてが歓喜していた。

これが太平洋だ!
何も邪魔する島もない。
いつまでも広がる地平線。

海の広さを体感し、
自分がちっぽけに感じる海岸線。

あまりにも壮大だった。
私は近くの岩肌に腰掛け、
海の音、匂い、太陽の光を堪能した。

30分は座っていたのではないだろうか。
目を瞑り堪能していたが、
その傍らどうしてもここに導かれた意味を
探してしまう自分がいていた。

なぜ私は桂浜に導かれたのか、
何を得るためにはるばるここに導かれたのか。

考えれば考えるほど、
それが無意味な問いにも感じて、
ただひたすら自然を感じた。

そしたらふいに今地球に生きている人たちが
元氣に生きていけるように祈りを捧げたくなった。

目を瞑ったまま、その時の身の動きに任せて
祈りの舞を小さくやってみた。

実際結果はわからないが、
これで一人でも多くの命が救われていると嬉しい。

遠いの?近いの?

その舞を終えた後、満足したのか、
すっと立ち上がり近くの祠に行くことにした。

祠に行く道中にある橋、祠と案内板の写真はない。

そこは海岸沿いの高台にあるのだが、
高台の先端に各国への方角とキロ数が書かれた
案内板が設置されていた。

そこを見てみると
台北と1500kmの文字が。

果たしてこれは近いのか、遠いのか。
その時の私には判断がつかなかった。

調べてみたら九州から北海道の北端まではいけそうな距離である。
うん、遠いな。
けど今は姿かたちはみえないけど、
そこに生きている友人たちが沢山いている。
これってものすごく不思議な感覚だなと思った。

案内板から台北の方角を見た景色①
案内板から台北の方角を見た景色②

これこそ真の塩ラーメン

祠を後にした後、お腹が空いた私は
ご飯を求めて、近くのグルメ地区に向かった。
そこには主に海の幸を使ったお店が複数店あった。

その中で一つ目に留まっとものがあった。
それは油不使用の海鮮ラーメン
もともと塩ラーメンが好きだった私は、
最近体質改善のため、ラーメンを一切食べてはいなかった。
特に油は一旦取らないようにしていたので、
油不使用を見た瞬間目が光る思いだった。

一目散にその店に入り、実食。
お値段も850円で、お手軽。
食べてみると、これがまたまたおいしいの!
自然塩と海鮮からとられたスープと
麺がいいマッチングで美味。
後不思議なことに、ネギがとても美味しかった。
ここのラーメンならもう一度食べたいそう思った。

美味

あと店員さんがみんな元氣よし。
声にもパワーがあって、なかなか都会ではないパワー強さ。
美味しいものも食べて、パワーも分けてもらった昼食だった。

お店の正面入り口

そんな昼食の後は、少しお土産を見ることにした。
お土産は最近無添加を好んで買う身分からしたら
まさに宝庫。

にがりに、自然塩に、無添加の食品、調味料が沢山。
ついついいろんなものを買いたくなった。
今回は友達にだしの素と、塩と、しょうゆセットを買って帰った。

ATMを求む旅路に宝あり

そんな宝庫と名残惜しいくさよならし、
さぁそろそろ帰ろうかとした矢先、
とある問題を思い出した。
うん、現金がない。。。
あちゃ忘れてたぜてへぺろと思いつつ、
近くにいた職員さんに近くにATMがないか聞いてみた。

結果はやはり事前に調べていた郵便局か、
橋を渡った先にある郵便局しかないと言われた。
指さされた先にあった橋は、明石海峡大橋を彷彿させる
立派で標高が高い橋。
一瞬にしてこっちは無しという判断が脳内で行われた。

その人にはありがとうございましたと別れを告げ、
私は例の郵便局まで1.8kmを歩くことにした。

最初は歩道すらない山道を車に氣をつけながら歩いた。
久しぶりの山道散策で、旅をしているなそう感じ、
旅の醍醐味を味わった。

旅路の景色

ただ途中で山道も飽きてきて、
若干歩いたことを後悔し始めたころ。
それは急に目の前に現れた。

目の前に広がるは桂浜の海岸線と太平洋の地平線
本当に美しかった。
この景色や風を堪能するために私は歩いていたのだ。
本氣でそう思った。


これは歩きでしか味わえない。
もうそれからの私は日本の海岸線を歩いて回りたい!
その氣持ち一心だった。
氣持ちは伊能忠敬だった

そんな氣持ちで歩いていたら、
あっという間に郵便局につき、
無事お金をおろすことが出来た。

そのあと近くのバス停まで歩き、
問題なくバスに乗って高知駅に帰還。

まさかの。。。

さぁこれで高知旅も終わりかぁ。
楽しかったなぁ。
荷物も回収したし、バスの時間を聞いて帰るか。
と思っていた矢先、最後にまた会った。
バスチケット売り場で、次の便を聞いたら、
後一分で出るのあるから、それに走って乗ってと言われた。

マジか。高知旅のバスは走るのかと思いつつ、
キャリーケースを引きずりながら、全力で走った。
この時ほど7キロ痩せといてよかったと思ったことはない。

そしてバスの入り口側についたとき、
丁度運転手さんが乗り込もうとしていた。

そこですみません~!と声をかけて、
運転手さんがどうしました~?と笑顔で明るい声で振り向いた瞬間、
お互い思わずあ~~!と声をあげてしまった。

そう、なんとその運転手さんは行きしな岡山から高知に来る際
お世話になったあの運転手さんだったのである。

私も麦わら帽子をかぶり、ヨガマットを背負っている
特徴的ないでだちだったので、
向こうも覚えていてくれたみたいだ。

まさか方向も違うのに、
また同じ運転手さんに出逢えるとは。。。

今回もぎりぎりにも関わらず、
暖かく、優しく向かい入れてくれた運転手さん。

窓側の席に座らせてくれて、
大阪までの5時間の旅路を景色をみて、楽しむことができた。

天気の境目

降りるときに、お金を払い、
運転手さんにおかげさまでいい旅になったことと
ありがとうを伝えることが出来た。

最後に

思い付きで行ってみた桂浜旅。

久しぶりの旅で心身ともに癒された。
そして人の暖かさに触れることができ、
自然の偉大さを感じることができた。

またお土産も喜んでもらうことが出来た。

この旅が今後どういう意味を持つのかは
今のところ私にはわからない。

ただ一つ言えるのは、行ってよかった。
それだけは自信を持って言える。

今回なぜか帰省する氣が起きなくて、その旅路で大きな寄り道をした。

そしてそこでパワーを貰い、無事帰省することが出来た。

私はこの旅路を終えた今、
人生もこれと同じでいいのでは、そう思っている。
何かを遂行する時、もし氣が向かなかったら、
一度氣が向く方向に寄り道してみたらいい。

急がば回れ、この言葉が表すように、
先人たちもそう生きてきたのだろう。

氣が向く方に吉がある。

また一つの旅が私を成長させてくれた。
本当にありがとう。

サリー


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