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【1秒で効率UP!】今すぐ使える「仮想デスクトップ」

教員は「生徒の前に立つ仕事」が多いイメージですが、実際はパソコンに向かっている時間が非常に長いです。

最近のデジタル化に関わって、パソコンを使用しての作業がますます増えてきました。
生徒が下校した後、何時間もパソコンに向かって仕事をする姿が、どこの学校にもあるのではないでしょうか。

しかしながら、学校から支給されているパソコンはノートパソコンが多く、仕事がしやすい環境だとは思えません。

みなさんの中にも、こんなことを思っている人がいるのではないでしょうか。

  • 学校のパソコンは、ディスプレイが小さすぎる。

  • ワードやエクセルを複数同時に使うと、画面が見にくい。

  • でも、お金はかけたくない。

今回は、そんなみなさんの悩みを解決する一助になるであろう、「仮想デスクトップ」について、まとめてみました。

※今回の記事は、「Windows」ユーザー向けです。

◆仮想デスクトップってナニ?

多くの学校で使用されているWindowsには、「仮想デスクトップ」という機能が搭載されています。

「デスクトップ」と言えば、一時的に保存したファイルで埋め尽くされている、あの水色の場所を思い浮かべますよね。
しかし、本来の「デスクトップ」とは、パソコンで作業できる領域のことを指します。

簡単に言えば、パソコンを開いて、見える画面が「デスクトップ」です。
作業するときには、そこにウィンドウ(ワードやインターネットブラウザなど)を開いています。

「仮想デスクトップ」という機能を使うと、『ディスプレイは1つでも、デスクトップが2つになる!』みたいなことができます。
これは使ってみないと、何を言っているのかわからないと思います。

◆仮想デスクトップを使おう。

▼仮想デスクトップを追加しよう。〔Windows〕+〔Ctrl〕+〔D〕

仮想デスクトップの作成は、非常に簡単です。

「〔Windows〕・〔Ctrl〕・〔D〕」の3つのキーを、同時に押すだけです。

そうすると、新しいデスクトップが作成されます。

作成されたデスクトップにも、もともとのアイコンが表示されており、これまでのデスクトップと全く同じように使用することができます。

これで、作業領域が2倍になりました。

仮想デスクトップは、この動作を繰り返すことで、何個も作成することができます。

なお、仮想デスクトップは、勝手には削除されません。
1度作ったものは、シャットダウンしても、維持されます。
削除方法は、後述します。

▼仮想デスクトップを切り替えよう。〔Windows〕+〔Ctrl〕+〔←〕or〔→〕

デスクトップを変更する場合は、〔Windows〕・〔Ctrl〕・〔←〕または〔→〕の3つのキーを、同時に押します。

仮想デスクトップは、新しいものが、右に作成されていきます。
したがって、

  • 前のデスクトップに移動する場合は、〔Windows〕+〔Ctrl〕+〔

  • 新しいデスクトップに移動する場合は、〔Windows〕+〔Ctrl〕+〔

ということになります。

▼仮想デスクトップを削除しよう。〔Windows〕+〔Ctrl〕+〔F4〕

不要な仮想デスクトップは、〔Windows〕・〔Ctrl〕・〔F4〕の3つのキーを、同時に押すことで削除できます。

ウィンドウが開かれているデスクトップを削除した場合、ウィンドウは元のデスクトップに移動されます。
開いているものが、消えることはありません。

▼タスクビューで、仮想デスクトップを管理しよう。〔Windows〕+〔Tab〕

Windowsでは、〔Windows〕・〔Tab〕の2つのキーを同時に押すことで、タスクビューという機能を使うことができます。

タスクビューを使用することで、

  • マウスを使って、仮想デスクトップを作成したり削除したりする。

  • 開いているウィンドウを移動させる。

  • 仮想デスクトップの数を確認する。

  • 開いている全てのウィンドウを確認する。

ことができます。

◆仮想デスクトップを使ってみよう。(使用例)

▼頻繁に使うシステムを表示しておこう。

最近では、校内でのやりとりや、情報の入力などを、デジタルで行うことが多くなりました。

校務支援システムやメーラーなど、いつも使うシステムを表示しておく専用のデスクトップを作っておけば、その都度開く必要がありません。ショートカットキーを1回押すだけで見られます。

▼データを見ながら、データを入力しよう。

学校で仕事をしていると、データを見ながらデータを入力することがよくあります。

  • 昨年度のデータを見ながら、今年度の資料を作る。

  • 生徒のスキャンデータを見ながら、資料を作る。

  • エクセルのデータをコピー&ペーストしながら、新しい資料を作る。

こういった時、それぞれのウィンドウを、それぞれ仮想デスクトップに最大表示しておけば、素早く切り替えることができます。

◆まとめ

今回は、「仮想デスクトップ」について、その機能と使い方を紹介しました。

世の中のデジタル化に合わせて、学校現場でも、パソコンを使った作業が増えてきています。
しかしながら、学校のパソコンは、画面が小さく、作業効率もあまり高くないように感じます。

今回紹介した「仮想デスクトップ」は、誰でも、今すぐ、無料でできる方法です。
この記事を読んでくださった方が、自分なりの活用法で、少しでも効率よく仕事を終えられるようになることを願っています。


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