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教員の「ChatGPT活用法」を考えてみた。

みなさんこんにちは。

突然ですが、教員はどのように「ChatGPT」を使っているのでしょうか。
今回は、さまざまな活用法がある「ChatGPT」について、「教員の業務」に関わって話を進めていきたいと思います。

ChatGPTは、誰でも無料ですぐに使えるサービスです。
AIの手を借りることで、日々の業務が効率的に行われることを願います。

ChatGPTとは

まずは、ChatGPTとはどういったものなのかを確認しましょう。
せっかくなので、ChatGPT本人に紹介してもらいます。

というのが、ChatGPT本人による説明です。ナンバリングして説明するなど、非常にわかりやすく答えてくれます。

ChatGPTは「テキスト」に強みをもっており、大量の学習データから、さまざまな質問に答えてくれます。

なお、今回は日本語でやりとりをしていますが、英語の方が性能が高いと言われています。

ChatGPTの活用法

問題を作成する

このChatGPTでは、テキストを簡単な言葉に書き換えたり、そのテキストに関わる問題を作成したりすることができます。

今回は、英語のニュースを使用して、理解度を確認する英語の長文問題を作成します。

❶英文を簡単にする

英文を貼りつけて、「簡単な英語に直して」と指示します。

瞬時に、簡単な英文に変更してくれます。

なお、今回は日本語で指示をしていますが、
英語で指示をすると、より精度の高い結果が返ってきます。

例えば、「please make the article easier as if I'm 3rd grade Japanese junior high school student.」などと、指示することも可能です。

❷問題を作成する。

続いて問題を作成します。

先ほどの英文について「理解度を確認する4択問題を3つ作って」とお願いします。

瞬時に問題が作成されました。
少し簡単すぎる気もしますが、必要に応じて変更すれば問題ないでしょう。

「簡単な英文にして」とお願いしましたが、それが生徒が理解できる内容かどうかはわかりません。また、適切な問題かどうかもわかりません。
最終的には、問題作成者本人が確認をする必要があります。

エクセルの関数やVBAを尋ねる

文章を作成することが得意なChatGPTですが、コンピューターの操作に関わる手順を説明したり、プログラムのコードを作ったりすることも非常に得意です。

例えば、以下の様なエクセルの自動印刷をしたい場合を想定します。

  1. 「名簿」というシートに、学級の名簿が入っている。

  2. 生徒の名前を「印刷」というシートのA1セルに表示して、生徒分印刷する。

瞬時にコードが表示されました。
また、そのコードの説明があったり、どこにコードを貼り付ければ良いのかまで、細かい指示があります。

さらに、作成されたコードについての質問にも対応してくれます。

あまりの精度の高さに、ただただ驚かされます。
上手に活用することができれば、大幅な業務改善が期待されます。

アイデアをもらう。

教員として働いていると、生徒の前で話をすることが多くあります。
また、文章を作成して配布することも多くあります。

そんな時に困ってしまうことが、話の内容やネタが浮かんでこない場合です。

しかし、ChatGPTを使えば、アイデアをもらうことができます。

もちろん、このまま使用することは避けるべきでしょう。
これらを参考にして考えたり、自分の経験を追加したりすることで、より生徒の実態にあった深みのある内容になるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、昨年末に発表され、世界に衝撃を与えたAI「ChatGPT」について、教員の業務に関わってその活用法を考えてまとめました。

私は、教員の忙しさが解消されて、本当に生徒に必要な支援(直接生徒と関わること)に時間が使われることを願っています。
そういった観点で話をすれば、今回紹介したような内容については、デジタルの力を借りて早く終わらせてしまうことが重要だと思います。

余談ですが、こういったAIが出てきた今、「受験勉強」をベースにした「詰め込み学習」が本当に意味をなさなくなってきたように感じます。

これまでも「詰め込み教育」では、変化に対応できないと言われてきました。
しかし、これほどまで早い変化を誰が想像していたでしょうか。

私たちが想像していた以上に変化は早く、きっと想像できない世界が広がっていきます。そんな中で、教育に求められるものは何かを、これからも問い続けていきたいですよね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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