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デジタル難民が情報システム担当者になった

こんちは!副業社労士まさゆきです。
唐突ですが、昨年5月から会社の情報システム担当者です。わが社は、サプライチェーン(原料調達・製造・製品の受発注までの一連の流れ)や経理システムについては親会社のシステムを利用する一方、パソコンやプリンター等の周辺機器、電話やネット環境は自社で用意して使っています。私の役目は下記の2つです。
①    親会社のシステムについては拠点管理者。所属部署の窓口としてシステムの安定稼働やトラブル対応をします
②    自社の機器については購入から安定稼働・トラブル対応・故障の修理・古い機器の買い替えまで全て実施。

以前は“デジタル難民”でした。パソコンが苦手な人~セルフレジが空いていても有人レジに並ぶ人、ネットで店の予約をせず電話する人です。システム担当に任命された時「なんて勇気がある会社だ」と思いました。

前任者からは「トラブルの時は、どんなエラー表示が出てどんな操作を行ったか、順序立てて説明すれば何とかなるから頑張れ」と引継ぎました。

他に方法もなく、トラブルの際は親会社のシステム部の人やシステムメンテナンス会社の人に「詳細に、順序立てて説明し指示を仰ぐ」ことから始めました。場合によってはパソコンの画面を写真に撮ります。自分の知識の無さを正直に告白し助けてもらいました。

最初の業務はシンクライアント導入でした。マニュアルに従い操作方法の説明を受けたのですが、操作してもマニュアルの最初の画面が出てきません。システム部の人に「すみません、説明が抜けています」と言うと「そこが判りませんか」と驚かれました。システム部の人には“当たり前”の操作だったようです。その時「どう説明すれば理解して頂けるのかマニュアル作りは難しいです」と悩みを聞きました。

[シンクライアントとは]
データは全て会社のサーバーに存在し、個人のパソコンは会社サーバーにアクセスして操作するだけ、というシステム。“シン”とは“薄い”、“クライアント”は“パソコン”の意味。パソコンにデータが無いので「薄い」のです。

システム専門用語が判らず苦労しました。例えば“IPアドレス”。簡単に言えば「パソコンの住所を表す郵便番号」ですが、聞きなれない用語が多く逐一聞かないと判らない。悔しくてITパスポート試験を受け合格しました。

トラブルの解決方法はメモします。僅か10カ月でノート2冊になりました。最近、漠然とトラブル対処にも“コツ”があるよう感じています。「こうしたら何とかなるのでは?」と操作し解決する事も増えました。(システム部の人に「そこは勝手にやらないで質問してよ~」と苦情を言われる時もあります)。

気が付けばシステム難民から普通の人に脱皮した気がします。慣れ?ただの“食わず嫌い”かもしれません。

●システムあるある●
システム部の人にトラブル対応後、「原因は何」と聞いてもよくわからない返事だった経験ないですか?
システム担当が不愛想や説明嫌いが多い(私の主観です、すみません)事もありますが、「説明できない」場合もあるようです。
システム部の人から「トラブルの原因は不明ですがこう操作すると治るのです…」と言われることがあります。コンピューターは原因と結果が明確と思いがちですが、原因不明な動きをする場合もある模様。そう解ってきたことも、劣等感の払拭に役立ちました。

また次回

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