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⒑心電図モニターの判読

不整脈や心疾患、術後の患者さんにはモニター心電図をつけて
観察しているが

多くの医療者は心電図の判読が苦手


私もCCU含め、約9年間循環器病棟に勤めたが、
同僚と一緒に病院内、外部含め
有料の勉強会など、多くの勉強会に参加した。

その中で、ダントツで多かったのが「心電図の勉強会」である。
それくらい、看護師にとって心電図の判読は必須なのに
判読できない人が多い。


循環器病棟に長年勤めたからといって
心電図が読めるようになるわけではない。



幸い私は良い上司に恵まれ、
検査技師の勉強会に参加させていただく機会をもらって、
月に1回心電図を学ぶことができた。

そのお陰で大抵の心電図は判読できるようになり、
後輩にも教えるようになったが、
こうなるまで本当に時間がかかった
心電図の判読に自信がない時には
現場で相当なストレスを抱えていた。


「この人いつからAf?」
「これSRちゃうやん、AFLやん」

主治医がやってきてボソッとこれを言っていると
受け持ち看護師はヒヤヒヤする。

「ジャンクショナルって?」
「これは様子見てていいの??」
「先生のカルテ、何書いてるの?」
「この人はペースメーカーなんで入れるの?」

など心電図に関する疑問は尽きない


私の病棟ではほとんどの患者さんがモニター心電図をつけていて、
看護師は勤務中のモニター波形を全て不整脈リコールで確認。

その波形を電子カルテに記録しなければならなかった。

「この波形何やと思いますか?」
「どうやったら心電図わかるようになるんですか?」

と毎日のように多くのスタッフから聞かれていた。
私も「どっちだろう?」と悩む波形があったが、
判読できるスタッフは3名しかおらず
結局医師に聞くことが多かった。

時々回ってくる研修医や循環器以外の医師にも聞いたりしたが
「心電図はちょっとわからない。」
と言っていた。


「心電図は判読できた方が良い」ともちろん考えているが、
こんなに医療機器が発達しているならそろそろ心電図も

AIとかで、判読できないのかな?と思う。

<欲しい 心電図モニターの判読>


①モニター心電図を判読してくれる機械
AF、AFL、SR、など今現在の波形をセントラルモニターに表示してくれるとありがたい。またベッドサイドモニターにも波形の表示があると助かる。

※その他にも心電図に関しては色々と思う所があったので
おいおいまた記事にしていこうと思う。



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