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11.どっさり出ないゴム手袋

採血、排泄の処置、創部の処置などなど
医療の現場ではあらゆることにゴム手袋を使う

大抵の病院では
患者さんの部屋の入り口付近に
手袋ホルダーに入れて置いている


急いで処置や介助に入ろうと
エプロンをつけて
手袋をつけて

と壁掛けの手袋ホルダーから取ろうとすると
2個でいいのに

どっさり手袋が出てきてしまう。


そしてボタボタと床の上に新しい手袋が落ちる。


手をできるだけ清潔にしたいのに
床に落ちた手袋を拾ったらまた不潔になるし
落ちた手袋は未使用でも不潔で使えない。


結局落ちた手袋は
捨てることになるのだが
これを拾って
手が床に触れそうになるこの瞬間
看護師としては毎度ちょっとウッとなる。


膝より下は不潔領域だったはず。

ゴム手袋がどっさり出てくる問題はなんとかならないのか?


そう〜っと優しく出すように心がけてはいるが
急いでいるときに限って
また開封直後のゴム手袋の場合は特に落ちてくる量が多くなる!

横向きにホルダーに入れている
状況も関係しているのだと思うが
ボロンと要らない量が出てくるのがとっても気になっている。
それ以外にも使用頻度の高いゴム手袋については
色々思うことがあるので書いてみた。


〈欲しい ゴム手袋〉


①一番の願いは一枚ずつ出てきて、床に落ちないで欲しい。
看護師にとって清潔の観点からもストレスが高い。

②すぐに穴が空いたり、裂けたりしないで欲しい。
あの手袋を信じて、便秘の患者さんの肛門に指を入れたりすることもあるが
「時折、ええ!指、穴空いてる!」と危うい手袋に当たるととても悲しい。

③指先に当たる所にゴムが偏らないようにして欲しい。
「ここに血管あるかなあ」と微かな指先の感触を頼りに看護師は静脈を探している。
点滴のルートや採血をとる時、指先あたりで分厚く固くなっているものに当たると、結局手袋を外さなければならない。





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