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【YMS】カフェネロで働いた話

2022年2月末から2022年の9月末、ビザが終わるまでの約7ヶ月間はカフェネロで働いてました。YMSの2年間で1番長く働きました。大変な事もありましたがワーホリ初めてで英語力に自信の無い人が英系に応募するには挑戦しやすいと思うので私が経験した事と思った事を書きます。いくつか参考になれば。


カフェネロとは

イギリスのいろんな所にあるコーヒーチェーン店です。トルコとポーランドにもあるみたい。水色のカップのお店です。


メリット

  • 未経験でも応募可能で、店舗が多く常に募集している

他のカフェと違い未経験でも応募可能です。人の入れ替わりが激しく店舗が沢山あるので常に募集しています。
ホームページで募集してなくてもCVを持って行き希望の条件(時間帯など)を伝えると近くの別の店舗を紹介してくれたりします。私の友達は私の店舗のマネージャー経由で近くにある別の店舗で採用され働いてました。
また、店舗が沢山あるので希望勤務時間が足りない場合は他の店舗にヘルプで呼ばれる事もあります。稼ぎたい人にはありがたいなと思いました

  • 研修がEラーニングな為、英語力が無くても理解しやすいし自分のペースで進められる

私はこれとても良いなと思いました!
私が入社して一番心配だった事は仕事の内容が理解できるかとコミュニケーションが取れるかどうかでした。
海外での就業経験が浅い人は経験した事があると思うんですが、相手の英語や説明が理解できなくて「あ、こいつわかってないな」て雰囲気が読めちゃう瞬間がめちゃくちゃ申し訳なんですよね。
ネロの場合は事前に「初日までにここまで目を通しておいてね」と言われるのでe-learningを観て覚えてきました。英語がわからなくても自分のペースで一時停止や再生が出来るし、ドリンクのレシピやミルクの立て方も動画になっているので初めてバリスタを経験する私にはとても心強かったです。

  • いろんな国の人と働けるし、お客さんは現地の人なので英語力が上がる

ロンドンはいろんな人種の人が居るのでお客さんとしていろんな国の方と話す事が出来ました。同僚は学生が多く、真面目で優しい子が多かったです。午前中は語学学校でスピーキングの表現を覚えて、午後は仕事で実際に話して練習する事が出来たのでとても良い経験になりました。

  • 有名な企業なのでいろいろとしっかりしてる(給与明細が遅れるなんて事は絶対に無いし給与現金手渡しとかじゃない)

あるジャパレスで働いていた時は給料日に給与明細が貰えず、催促しないと貰えなかったり、花屋で働いていた時は研修期間は給料が5ポンドなど、それ違法なんじゃ無いかなと思う事もあったんですが、ここは大手なのでそういったことはありません。有給ももちろんあるし、友達を紹介するとボーナスがもらえる事もありました。

  • 友達紹介でお金が貰えた

これは他のところでもあったんですが友達を紹介して採用されるとお金が貰えました。お金も嬉しいけど友達と一緒にシフトに入れた日は楽しくて、社会人になってから友達と働くって中々無かったので良い時間になりました。

個人的にすごく良かった事

・外国人の友達が出来た。
これは私にとってはかなりすごい事でした。一緒に音楽フェスに行ったり、ロンドンを離れる直前まで一緒にご飯に行ったりしてました。ここで仲良くなった子ももうロンドンを離れていますがいまでもインスタで連絡を取り合っています。

・日本人としての仕事ぶりを評価して貰えた
私の仕事ぶりを見て「日本人はよく働いてくれる」と思ってくれたみたいでその後友達を紹介したらみんな採用してくれたし、その時の面接でも採用担当者が「obkが頑張ってくれてるから」と言ってくれてたみたいです。そこだけは報われた気がします

その他

シフト中のホットドリンクは無料でした。ミキサーやシロップを使うアイスドリンクは有料でした。フードも有料でしたが、廃棄のパンやサンドイッチがかなり貰えるのでそれで生きていく事も出来ます。
私の居た店舗は閉まる時間が比較的早かったのでそこは良かったです。

デメリット

・大手カフェチェーンの中では一番給料が低い(私調べ)
残念ながら他のカフェチェーンと比べて給料が低いです。
一時期優秀な同僚が2人いっぺんに某緑のカフェチェーンに転職して行ったことがありました。その時は2人とも「ここは給料が低いのに責任が大きい」と愚痴ってました。実際その通りだったし私も誘われたんですが私はビザの残りが3ヶ月程しか無かったのでネロに残る事にしました。

・店舗により客層が変わる。運が悪いと本当に酷いクレーマーとか強盗みたいなやつが来る
私が在籍していたお店はHolbornにあり比較的に客層は落ち着いていると聞いていましたが、それでも酷い客はいました。人種差別や性別での差別など、私は強盗未遂まで経験しその頃から客対応が本当に嫌になっていました。

・シフトや希望休はマネージャーの力量次第
これはどこもそうだと思うのですがマネージャー次第で労働環境が変わります。人の入れ替わりが激しいのでこの変化も多いです。私を採用してくれたマネージャーはとても良い人で殆ど希望通りに休みを取らせてくれましたが、途中でマネージャーが変わってからは数ヶ月前から休みたいとお願いしてもシフトを入れてきてそれにクレームを入れると逆ギレするような人でした

・上層部が人を大事にしていないように感じる事があった。
これは私のエリアマネージャーが典型的なイギリス人(たまに店舗を見に来て文句だけ言って普段はいつもホリデー取ってる)だったからかもしれません。
基本的に私の店舗の規模ではいつも2人でカウンターに居るようにしていたのですが(それでもとても忙しくて嫌になることが沢山ありました)一時期売り上げの定価に伴い、1日に数時間1人で回すようにしろと言う指示がありました。これによりシフトシーダーだった私やマネージャーがそこそこ忙しい時間帯に1人で働かされる事となり、それが本当に苦痛でした。この話を某緑カフェに行った同僚に話したら「うちは小さい店舗だけどどんな時間帯でも基本的に3人でオペレーションするようになってるよ」と言われて本気で辞めてその店に行きたいと思った事があります

トラウマレベルで嫌だった事

・強盗未遂に遭った事
小柄な同僚の女の子と2人でバーカウンターに立っていた時に、大柄な男がやってきてレジに手を突っ込んでお金を奪おうとしてきた。幸い周りの人が止めてくれてその男はすぐ逃げたけど、後から聞くと他店舗でも同じ事をしている人だったらしい。その時のマネージャーはすごく心配してくれたけど、「なんで普通に働いてるだけなのにこんな目に遭わないといけないんだ」て心底腹が立った。やはり日本とは治安が違う。

・やばい人
変わった注文をしてくる女がいて私がドリンクを作るといつも作り直させていたのであまり関わらないようにしていたら、注文のたびに毎回私の手元を見て注意してくるようになり、それが嫌で更に避けていたら、私が日本人の同僚と日本語でその人の悪口を言っているとマネージャーにクレームをしてきた。そんなわけない。その後来なくなったから本当に良かった。

・本当にやばい人
レシートも無いのに「昨日ドリンクを買ったから昨日の分もスタンプが欲しい」と言われ「私たちは昨日働いていないし、昨日の人から伝言も聞いてないので出来ない」と伝えたら納得せず色々言われた挙句、絶対に譲らないので渋々スタンプをあげたらその態度が気に食わなかったらしく、後日手書きの長文クレームレターを私のいる前でマネージャーに手渡して来た。帰国したら接客業とカスタマーサポート系の仕事は2度としないと心に誓った。

私はどうして7ヶ月働いたのか

書いてみてメリットもあるけどデメリットも結構あるなと思いました。途中で他のカフェの話を聞いて本当にそっちに行きたかったんですが、ビザの残り期間が短かったのと終了日は決まっていたのでなんとか最後まで頑張りました。ストレスはすごかったですが友達と一緒に働いて毎回飲みに行って愚痴を聞いて貰ったおかげでなんとか頑張れました。
一方で英語力の向上や英系企業で働くと行った面ではかなり良い経験になりました。もう終わった事ではありますが、もし時間を戻せるなら最初に働いた日本食スーパーを辞めた後にここで働いてからより労働条件の良いカフェに転職するのが良かったかもしれないです。


これからYMSに行く人におすすめするとしたら

前述の通り、長く働くには向かないと思うので、これから渡英する人におすすめするとしたら、希望職種を見つけるまでの繋ぎや語学学校に行っている間のパートタイムの仕事としてはおすすめです。フルタイムで働くと一気に大変な仕事を任されるようになるのでパートタイムくらいがちょうどいいと思います。
また、未経験でネロで働いてみて、他の条件の良いカフェに転職するのもありだと思います。

最後に

大変な事もありますが選択肢としてはカフェネロで働く事もありだと思うので良かったら参考にしてみてください。質問があればお気軽にコメントどうぞ。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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