桐生ココと赤井はあと謹慎、あと二枚舌と国際問題
https://note.com/sharktornade/n/nfc3a51dad30f
これ読んでる前提で書くのでまずこっち読んでください
9/27の20:41頃、カバー株式会社が声明を発表しました。
https://cover-corp.com/2020/09/27/200927/
こちらですね。
この記事についてはこの声明についての疑問点、問題点について書くのですが、注意点が2つほど。
・この記事では筆者はなるべく自分の考えを出さない。あくまで客観的に見た場合にどういう問題であるかのみを書くよう心掛ける。
・処分について、それが適正であるかそうでないか、また処分を受けるべきだったかそうでないかはなるべく書かない
という前提で執筆していることを念頭においてください。
理由は「それを書く必要が無いから」です。声明文を読んだ人によってそれぞれ思うところはあるでしょうが、全員の考えが一致することはまずありません。
同じように筆者と同じ考えの人間がこれを読むとは限らず、もし筆者が自分の考えを出してしまうとフラットな目線で考えることが出来なくなると考えています。
もしこれを読んでくれた方がいるのであれば、その中身を自身でも考察していただければ幸いです。
1.ガイドライン教育の最中だったやろがい
前の記事でも書いた通り6月の問題でカバーは「今後同様の問題を避けるために、コンプライアンスに対する教育や研修を進める中で、中国に関する知識の教育も行なってまいります。」と発言しており、しかしその3ヶ月後に同様の問題を引き起こしています。
声明文中でカバー自身も触れているためここで掘り下げる必要も無いので早々に切りますが、当然これは本来あり得てはいけない話です。
「以後徹底した教育を実施」って書いてありますが、徹底した教育は6月の時点でやらないといけないはずだったのにも関わらずその文章は、「今まで何をやっていたんだ」と言われても仕方ないものかと思われます。
2.運営の人の処分は?
前の記事でも書いた通り現在の朝ココは運営のチェックの下配信していると桐生ココ本人から口に出しています。
しかし文中にて「タレント向け社内ガイドラインに基づき教育を実施しております」「ガイドラインや契約内容に違反する内容の行為であったことは事実」とはありますが、朝ココをチェックしたはずのスタッフ側の落ち度については一切触れられていません。
活動自粛という処分をもらったのも赤井・桐生の両名のみであり、スタッフに対する処分は書かれていません。
夜空メルの社内ストーカー被害、魔乃アロエの情報漏洩問題でもそうでしたが、明確にスタッフの責任もあるように見える出来事においても声明文ではスタッフの処分について一切触れられない事があり、「タレントを盾にしてスタッフを守っているのではないか」という疑いがますます強まっています。
ただし9月現在の朝ココにスタッフの手が入っているかどうかは確認できないことから、運営のチェックがまた入らない形に戻っている可能性もあります。
これは外からはわからないので、もし現在そうなっているのであればスタッフの処分が無いのは当然です。
まあそれはそれとして、bilibiliのミラー配信は運営が管理しているのか本人が管理しているのか不明なのですが……
3.酷い誹謗中傷を行っている海外リスナーへの対策は?
これも特に桐生ココの話です。
9/25の朝ココ以降声明文発表以内の桐生ココのツイッターのリプ欄や#桐生ココの検索結果を見て翻訳サイトに突っ込んだ人ならわかるのですが、誹謗中傷どころかコラ画像による他ホロメンどころか日本国そのものへの侮辱的な画像の投稿、果ては殺害予告までしておりそれはひどい状況でした。
しかしそれにどう対応するかの文言が一切ありません。
誹謗中傷対策ファームで対応できるのは基本的に国内までのためそれで対応できないのはわかります。3週間後の復帰までに中国リスナーによる誹謗中傷が収まるかどうかは未知数ですが、例えば心的負担を減らすためのカウンセリングを行うなど、出来ることをするという意志を見せるだけでも大分違うと思うのですが……。
とまあ、処分内容の是非を抜けば触れたいのはこの辺でしょうか。
これについて各読者の皆様がどう判断するかはわかりませんが、これから先のカバー、bilibili、日本含む各リスナーの動向は注視せざるを得ない状況が続きそうです。
……と、綺麗に締まればよかったのですが、特大の爆弾がありました。
日本語版・英語版の声明では「今後とも弊社及び所属タレントのご支援・ご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。」という短い文面と日付、会社名、社長の名前のみが書かれた簡素な2枚目があるのですが、
https://t.bilibili.com/439666396115075371?tab=2
bilibiliのホロライブ公式チャンネルのみに掲載された中国語の声明文では、1枚目は同じものなのですが、2枚目の文量が明らかに違います。
そう、日英版と中国語版で違う声明文を出しているのです。
そしてその2枚目の内容がまた……。翻訳サイトを通したものではありますが、画像付きで。
注目すべきは「カバーは常に中国の主権と領土の完全性を主張し」「中国一の原則(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD のこと)をしっかりと指示します」。
結局機械翻訳なので正確性には多少難がありますが、日本の企業であるカバー株式会社が、公の場において「台湾は中国の一部である」と主張したことに等しいのです。
因みにこの翻訳文をそのまま解釈する場合、台湾だけじゃなくて香港や尖閣諸島、ウィグル自治区なんかも中国の領土と主張する対象ですね。マジでか。
前の記事から繰り返す通り、中国と台湾の関係は非常に複雑で、よく良好な関係を結んでいるとニュースやTwitter上で話題になる日本国ですら、公の場で台湾を国と認めることは稀です。
そんな中企業の意志として他国の企業が「中国の領土の完全性を尊重し1つの中国の原則を支持する」と明言することは、異常であると断言してしまっていいでしょう。
それに対する各国リスナーの意見は……まあ、カバーの声明ツイートのリプ欄で推して知るべしというべきか。
一番配慮したはずの中国のリスナーですら「二枚舌で媚びるな」と言っている始末。
これどうやって収拾つけるんでしょうか……。
※9/28 19:36
コメ欄見て確かにと思った部分を修整。ちょっと端折りすぎた。