【シェア街の楽しみ方を教えてください!】「過去・今・未来と、それぞれの私を知っていて、成長過程を見てくれる人がいる」 関係住民の山室真優さん
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【シェア街の楽しみ方を教えてください!】「過去・今・未来と、それぞれの私を知っていて、成長過程を見てくれる人がいる」 関係住民の山室真優さん

シェア街メディア

シェア街住民の皆さんは、どんなふうにシェア街を楽しんでいるのでしょうか?今回は大学生で関係住民の山室真優(まゆ)さんに話を伺いました!

まゆさん note
・神奈川県横浜市出身
・都内の大学に通い、現在4年生。ゼミでは都市論・東京論を専攻し、コミュニティに関する調査と研究を行う。
・ゼミの課外活動として、ニッチな切り口から東京の分析と考察をしたガイドブック『Tokyo Scope 2021 メディアで読み解く都市』を制作中。2021年12月発売予定。
・NPO法人iPledgeのメンバーとして、FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONICでごみ資源の分別ナビゲート活動、「投票所はあっち→」プロジェクトなどに携わる。


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”場づくり”や”コミュニティ”といった言葉に興味があって

まずはシェア街をどのように利用しているか教えてください!

今のところ二つの使い方があります。
まずは、「自分がやりたい」と思ったことをやらせてもらったり、好きなことをみんなでシェアしたりする場。
2021年6月にLittle Japan(東京・浅草橋にあるゲストハウスで、シェア街のリアルきょてん。以下LJ)で、「キャンドルナイト」というイベントを企画・開催させてもらいました。
それから「音街ろまん館」というオンラインきょてんを運営していて、そこでは音楽やフェスの話で盛り上がったり、情報を共有したり、イベントの開催などをしています。

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定期的に「音街さんぽ」という、音楽にゆかりのある地域を訪れるイベントを開催。9月には、ロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム「サーフ ブンガク カマクラ」にちなんで、江ノ島周辺を散歩しました。

もう一つは、繋がりを生む場。
もちろん大学やNPOなどの活動を通じてでも様々な人と繋がることはできるのですが、特にシェア街は全国各地から、色々な知識やバックグラウンドを持っている人が集まっていると感じます。
最近だと卒業論文のための、ゲストハウスに関するアンケートを、たくさんの住民の方に協力していただきました。これからも、例えば仕事で悩んだ時などに、色々な人の意見を聞ける場として活用していきたいと思っています。

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シェア街を知ったのはどのようなきっかけだったのですか?

はじまり商店街が開催していた「企画編集ゼミ」に参加して、その中でシェア街が事例として挙げられていたんです。”場づくり”や”コミュニティ”といった言葉に興味を持っていて、仕事にしてみたいと思っていたので、自分でも調べて、まずはシェア街の住民以外も参加できるイベントの「Meet Up」に参加したのが最初です。

好きな音楽を語る場をつくりたいと相談したことが、きょてん立ち上げのきっかけに

それからLJに住んでいた期間もあったんですよね?

2021年4月15日から1か月間住んでいました。
「Meet Up」に参加してから1週間後くらいにLJに行って。その時は深く考えずにふらっと遊びに行っただけだったんですけど、LJを案内してくれたスタッフの方がすごくいい人だったんです。
それまで旅行など以外で、実家から離れて生活をしたことがなかったのと、知らない誰かと暮らすことに興味があって、案内が終わるころには「住んでみよう」と思っていました。

LJの生活はどうでしたか?

住んだ最初の日がちょうど、スタッフの方が夕食を作ってくれる、週に一度の「まかないの日」でした。LJに滞在している人やシェアハウスに住んでいる人など、たくさんの人と話せました。
ご飯のあとはラウンジで、「価値観ゲーム」という心理テストのようなカードゲームをしているところに混ぜてもらうなど、初日から強いインパクトのある時間を過ごしました。

私はあんまり人見知りしない性格なんですけど、やっぱり最初にみんなの輪に入るときは少し緊張しました。けれど、勇気を出して話したら、あとは自然とみんなと仲良くなっていきました。

LJでの1か月は本当に濃かったです。「お金」「幸せ」「人生」といった言葉を、お酒を片手に語ったり議論したりするのが面白くて。普段は夜更かしはあまりしないんですけど、スタッフや住民のみんなと夜な夜な話をしてました(笑)。
LJに住んでいたのは1か月でしたが、そのあとも頻繁に遊びに行ったり、仲良くなった人と一緒に山に登ったり、ゲストハウスに泊まりに行ったりしています。

LJの夜はいつも長くて濃いですよね(笑)。シェア街にも同じ時期に入ったんですか?

シェア街に本格的に参加し出したのは、LJを出て、5月の終わりくらいからです。音楽が好きなので、「語れる場をつくりたいです!」とRyosuke Ohkiさんに相談したんです。そうしたら「まずはengawa*を開いてみれば?」と提案してもらいました。そこで意気投合したメンバーと「音街ろまん館」というきょてんを立ち上げることになりました。

*くうそうCafe&Bar_engawa
シェア街のオンラインきょてんの一つ。旅、音楽、映画などといったテーマを決めて、住民が気軽に集まって話をする場所。

他にも、自分で語りたいことをテーマにengawaを開いたり、スポーツやサウナをする「汗活stadium」というきょてんにも顔を出しています。

6月にLJで「キャンドルナイト」を開催したのはどのような経緯だったんですか?

100万人のキャンドルナイト」という、例年は増上寺で開催されるイベントあるんですけど、それが2021年はオンラインでの開催になって、「ステイホームでキャンドルを灯す」というコンセプトになりました。そのイベントの運営会社と、私が所属しているiPledgeに繋がりがあって、学生を巻き込んでいくつかの取り組みをすることになりました。
それで私は、ゲストハウスでキャンドルを灯そうと思ったんです。LJで暮らしている間、そこに長期間滞在している人や、アドレスホッパーといった人にたくさん出会いました。「そんな人たちにとってのホームはどこだろう?」と考えたときに、この企画を思いつきました。

イベントには、私の友達にもたくさん声を掛けて、LJに来てもらいました。シェア街の住民と私の友達を繋げたら、きっと面白いだろうと思ったんです。

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シェア街の活動は、「やらなきゃ」ではなくて「やりたい」のままで続けたい

シェア街の活動を通して学んだことや役に立ったことはありましたか?

これまでiPledgeなどでしてきたことは、既にあるものを、よりアップデートしていくというものでした。なので、LJでのイベント開催や、シェア街でのきょてん立ち上げといった、ゼロから何かをつくっていくという経験は初めてでした。
キャンドルナイトでは、会場の設営、宿の予約、Facebookのイベントページを作るためなどで、スタッフの方の力をたくさん借りました。音街ろまん館でも、「こんなことをしたい」と言うと、「こんな風に考え始めるといいんじゃない?」「こういう考え方って大事だよね」といった意見をいただけて、勉強になります。

やりたいことを実現させるためには色々な人の力を借りる必要があって、私自身もみんなで力を合わせて何かをつくっていくことが楽しいのだと気が付きました。
ゼミやバイトなどで何かをするとき、他にもラジオに挑戦してみたいと思ったときなど、シェア街で指摘されたことや反省点を思い出しながら、物事を組み立てていくようにしています。

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シェア街でこれからやっていきたいことはどんなことですか?

音街ろまん館のコアメンバーで話をする中で、やりたいことがたくさん出てきています。
シェア街住民の間でクラウドファンディングをしてレコードプレーヤーを買って、それを使ってフェスをするとか、ZINEを作るとか。
今のところコアメンバーがいつも参加してくれて、イベントの計画や運営、定例のきょてん会議などをしているのですが、今後はやりたいことの規模や作業量が大きくなっていくと思います。「この人が止まったら動かない」という状況にならないような仕組みを作れたらと思います。
それぞれがシェア街以外での活動や仕事などをしているので、その時々に応じた役割分担をしていきたいです。
シェア街の活動を「やらなきゃ」といった気分のものにはしたくなくて、「やりたい」のままでこれからも続けたいです。

「まゆちゃん大きくなったね」「成長したね」と言ってもらえるように

シェア街の経験が、これからの仕事などでも役に立ちそうですね!

来年から働く会社は、サウナで有名な会社なんですけど、ただ施設運営をするだけではないんです。
「漫画なら任せてください!」って人がいたり、フィンランドの会社と合弁会社を立ち上げてサウナの技術を輸入したりと、それぞれが「やりたい」を持っていて、実際にそれを実現させている人がたくさんいます。
私も将来は宿をやりたいとか、山に住みたいとか色々と考えているので、シェア街で一つ一つ着実に経験を積んでいきたいです。

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シェア街のメンバーで白馬岳(長野県・富山県)に登山をした時の様子

やりたいことの軸はやっぱり、人の繋がりや場づくりといったところですか?

シェア街は、みんながそれぞれの好きを共有できたり、受け入れてもらえたりする場所だと思っています。私は縁あって、こうした場に出会うことができましたが、コロナの状況もあって、人との繋がりや温かさに触れる場を見つけられない人が多い気がします。
がちがちに固まってない緩い輪、誰も排除されない、出入りが自由な場をつくりたいと思っています。
とはいえ私も、具体的に何をどうしていくかが定まっている訳ではないです。まずは目の前のことを一生懸命こなしていきながら、今後のことを考えていきたいです。

色々なことに挑戦していくうちに、もしかしたら全然違う方向に進んでいるかもしれないです。海外に飛び出していたり、凄いお金持ちになっていたりとか(笑)。でも、それも面白いと思います。
過去・今・未来と、それぞれの私を知っていて、成長過程を見てくれる人がいるというのはいいなと思います。「まゆちゃん大きくなったね」「成長したね」と言ってもらえるようにしていきたいです。

最後にシェア街に入りたいと思っている人に一言お願いします!

私はシェア街で素敵な人にたくさん出会えたので、心から入って良かったと思っています。「見るだけ」みたいな形でゆるっと始めることもできるので、入ってみてから「自分に合っているか?」「仕事などと両立できるか?」などを考えてもいいと思います。
音楽が好きな人、いや、別にそうじゃなくても、音街ろまん館に参加して一緒に楽しんでくれたら嬉しいです!

【クレジット】
編集:Atsushi Nagata Twitter / note / Youtube
執筆:早川英明
写真:提供写真



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