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【河村勇輝おめ】Bリーグアワードを観た感想

はじめに

Bリーグファンの皆さんこんにちは。

今年も色々と物議を醸しているBリーグアワード。
私も観ていていろいろ思うところがあったので、noteにまとめてみることにしました。

いくつかのトピックについて個人的な感想を述べていきます。



MIPが思ってたMIPじゃなかった

情弱なのでBリーグにMIPがあることをこのアワードで知りました。しかもNBAのMIPと同様「Most Improved Player」(一番躍進した選手)なのかと思いきやBリーグは「Most Impressive Player」(一番印象的だった選手)でした。

訳わからん賞量産せずにMost Improved Playerの方も設けろ。



2019-20新人賞ベスト5の河村勇輝さん、2022-23新人賞を受賞(?)

河村くんは何も悪くないんだが、さすがにおかしくない?

彼のキャリアを後々振り返った時にこのタイトルの並び見たら訳わかんないと思う。

特指で何年か活動した選手がプロ契約結んだ年にやっとルーキー扱いされるの違和感あるんですよね。構造改革に合わせてドラフト導入とか検討してほしい。



MVPの投票システム

一番話題になっていたのはおそらくこれ。

単刀直入に言うと私はビュフォードが選ばれるべきだったと思います。島根ファンなのでバイアスもあるとは思いますが、今季の成績で選ばれないのはねぇ…と。

ただ河村くんには何の罪もないし、彼が日本人では頭一つ抜けた素晴らしい成績を残したのも事実。MVPに値しないというわけではないと思っています。同い年なので今後も頑張ってほしい。

願望としてはビュフォードでしたが、正直河村くんが選ばれたのは想定内でした。

というのも、MVPの投票システム的に外国籍が選ばれるハードルがかなり高いんですよね。

メディア票に物申す意見もよく目にするんですけど、(あくまでもMVPの件に関しては)そこが問題とは思っていなくて。ポイントになるのは誰が投票するかではなく、そもそものMVPの決め方と、投票上のルールだと思います。

BリーグのMVPは、ベスト5投票で最多票を獲得した選手が受賞することになっています。

そしてそのベスト5投票は、「外国籍選手は2人まで」という制限つき。

こうなると、外国籍選手が選ばれるハードルはかなり高くなります。

例えばこのシステムで100人がベスト5投票をするとして、日本人のA選手は100人全員に「日本人で3番手」と評価され投票されたとします。一方、外国籍のB選手は99人には「外国籍で1番手」として投票されたが、残り1人には「外国籍で3番手」と評価され投票されなかったとしましょう。そうすると得票数は100対99でAが上回り、Aの方がMVPに近かったということになります。

みなさんはMVPを選ぶ方法としてこれが真っ当だと思いますか?

私はそうは思いません。
NBAのALL-NBAとMVPのように、Bリーグのベスト5とMVPも別々に投票が行われるべきだと考えています(話それるけどBリーグも2ndチームまでは決めていいと思う)。

実際純粋に一人のMVPだけを決めるB2のMVP投票は、昨季のウッドベリー、今季のボンズと素晴らしいスタッツを残した外国籍が受賞。

河村くんの成績も素晴らしかったので、B2と同じシステムなら絶対ビュフォードだった!と絶叫するわけではないですが、少なくとも今よりは外国籍選手がマシな評価を受けられたのではないかと思います。



ベスト5のメンツ

ビュフォード、河村、富樫は当確だと思っていましたが、原、スミスの受賞は正直驚きました。

RSで圧倒的な勝率を残した千葉の選手が高く評価されるのは当たり前ですが、ここまで人気とは思ってなかったですね。

CS優勝した琉球勢の名前がないことも結構話題になっていました。そもそもレギュラーシーズンベスト5ですし投票時期的にもCSは関係ないと思いますが、個人的にはクーリーは入るだろうと思っていたので、僅差とはいえ落選は意外。
岸本や今村はそれほど順調なシーズンというわけではなかった印象なので、スタッツ映えする安藤や比江島の方に票が寄ったのかな~という感想です。

いつもラフな格好してる桶谷さんがバチバチのスーツ着てるとこはちょっと見たかったので台風は恨みます。



ベスト5とベスト6thマンの同時受賞

3年ぶり2度目の珍事。

確かに違和感はあるし、3年前はおかしいだろと思いました。

今回も最初はまたこれかと思いました。


でもよくよく考えてみると、Bリーグという特殊な環境における外国籍選手ならそこまでおかしいことでもないのでは??という気もしてきたので理由を書いておきたいと思います。


現在のレギュレーションは外国籍3人エントリーのオンザコート2。したがって外国籍選手が少なくとも一人必ず6thマンに回ることになります。

仮にスタメンの日本人より遥かに良いスタッツを残せる実力があったとしてもルール上仕方なく6thマンになっちゃうんですよね。それがBリーグ。

とはいえBリーグは外国籍に得点やリバウンドが偏る環境。HCの方針上後から出てくるけど、スタメン張ってる外国籍に匹敵するスタッツ残しちゃう可能性は大いにある。スミスとかダーラムとかまさにそう。


てことは、良い6thマンとして認められつつベスト5級の実力と評されるのもそこまでおかしくはなくね、と感じたわけです。

それでも同時受賞に違和感を感じる人がいるとは思いますし、個人的にスミスのベスト5入りは意外ではありましたが、こういう考え方もあるのでは?というお話でした。


今回のアワードで一番気に入らなかった部分

マスコットオブザイヤー、新人賞、ベスト6thマン、ベストディフェンダーの発表は
3人のムービーが流れる
→「TOP3」の文字の上にその3人が並ぶ画像の前で、受賞者が表彰を受けるという流れでした。

おかしかったのは新人賞とベストディフェンダー。

紹介されたTOP3は
新人賞:河村、小川、八村
ベストディフェンダー:原、藤井、河村

しかし実際のTOP3は(アワード特設サイトで見れます)
新人賞:河村、小川、坂本
ベストディフェンダー:原、ヒース、藤井

いや、なんでそんなことになる?
なぜか漏れてる坂本とヒースに失礼すぎない?
(ちなみに八村は新人賞4位タイ、河村はベストディフェンダー4位)

どうにかして八村塁の弟の存在最推しの河村を組み込みたかったなら上位5人で映像つくればいいじゃん。
ヒースを抜いたのは何?お得意の外国籍軽視?

気にしすぎなのかもしれませんが、私はとにかくBリーグのこういうところが好きじゃないので書き残しておきます。



終わりに

珍プレー集をアワードで流すのをやめましょう。

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