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扇風機は平均何ワット?扇風機のワット数・消費電力を解説!

こんにちは、株式会社シェアコープです!

だんだん気温も上がってきて、夏が近づいてきましたね。
夏の必需品である扇風機の消費電力や電気代には、ワット数が密接に関わってきます。
この記事では、扇風機は平均何ワットなのか、電圧や出力などの消費電力、他の家電製品との比較とともに、扇風機にかかる電気代の計算方法や電気代を節約するための方法を紹介します。

扇風機の消費電力(ワット数)を把握して電気代を安く!

夏は頻繁に扇風機を使用する人も多いのではないでしょうか。
使用時間が長くなると、その分電気代が気になるものです。
扇風機にかかる電気代は、その扇風機の消費電力を表す「ワット数」が目安となります。
風量を最大にした場合に消費する電力量を定格消費電力といい、これは搭載するモーターの種類によっても大きく異なります。
また、ほかの家電やアイテムを併用するなど、使い方次第で消費電力を下げることもできます。
そこで今回は、扇風機の平均ワット数や電気代の計算方法、安くするコツについて解説します。
また、つけっぱなしにした場合の電気代・ほかの家電の消費電力は何ワットなのか・アンペア数が高い家電についてもまとめています。
ぜひ参考にしてください。


扇風機は何ワット?ワット数は平均どれくらい?

扇風機には「ACモーター」と「DCモーター」の2種類のモーターがあり、いずれかが使用されています。
それぞれ異なる特徴を持つだけではなく、消費電力も大きく異なります。
それぞれのモーターについて、一般的な30cm羽の例を挙げ、消費電力と風量調節機能の違いについて解説します。


ACモーター|従来・昔の扇風機

ACとは、AlternateCurrent(オルタネート・カレント)を略しており、「交流」という意味を持ちます。
電圧が一定周期でプラスとマイナスに入れ替わることで、電流の方向が常に変化しているのが特徴です。
なお、壁に設置されているコンセントは交流電源です。
かつて主流だったACモーター搭載の扇風機は、弱・中・強の3段階で風量調整できるものが一般的です。
30cm羽の場合、消費電力は使用状況によって前後しますが50Hz地域で約10~35W、60Hz地域で約12~37Wです。


DCモーター|近年主流の扇風機

DCとは、DirectCurrent(ダイレクト・カレント)の略で、「直流」という意味を持ちます。
常に電圧が一定しており、一方向にしか流れないのが特徴です。
バッテリーや乾電池が該当します。
近年扇風機のモーターとして主流のDCモーターは、ACモーター搭載の扇風機よりも細かな風量調整が可能です。
超微風に調整するのも可能で、風が柔らかく音も静かな点もメリットです。
また、消費電力はACモーターよりも低く、50Hz・60Hz地域ともに1.5~20Wほどであるため圧倒的に消費電力が少なく済みます。


扇風機の風が涼しく感じる理由

エアコンは冷やした空気を送り出しますが、扇風機はそうではありません。
では、なぜ「涼しい」と感じるのでしょうか。
実は、体に接している空気は体温によって温められ、室温よりも高くなった状態で体の周りに残っています
しかし、その空気が扇風機の風によって吹き飛ばされ、体温よりも低い空気が体に当たることによって、涼しさを感じられるのです。


他家電製品との消費電力の違い(サーキュレーター・エアコン)

扇風機の消費電力は上述の通りですが、夏に使うサーキュレーターやエアコン、またテレビや冷蔵庫などの一般的な家電の消費電力はどのくらいなのでしょう。
それらについてもまとめたので、ぜひ参考にしてください。


サーキュレーターの消費電力(ワット数の比較)

サーキュレーターは「空気を循環させること」を目的とし、扇風機は「涼むこと」を目的にしています。
一見どちらも同じように感じますが、サーキュレーターは小型ファンを搭載し、空気を遠くに送れるように作られています。
一方で扇風機は、大型ファンを搭載し、風を広範囲に送り届けられるように作られています。
サーキュレーターの電気代を、1kWhあたりの電気代を27円、消費電力のワット数をDCモーター25W、ACモーター36Wで計算します。結果は、30日あたりそれぞれ約162円、約233円となり、DCモーターの方が月間約71円お得になります。
サーキュレーターを扇風機として代用する場合は、風の強さで体調を崩さないように、向きに注意してください。
扇風機をサーキュレーターとして代用する場合は、空気を循環させるために、首振り機能を使うのがおすすめです。


エアコンの消費電力(ワット数との比較)

エアコンは環境・設定温度・外気温によって消費電力が大きく変動します。
目安として1kWhあたりの電気代が27円とすると、冷房使用時の消費電力が105〜1,350Wのエアコンの場合、1時間あたりの電気代は約3~37円です。
扇風機の1時間あたりの電気代を先述のワット数で換算してみましょう。
ACモーターが約1円、DCモーターで0.1~2円なので、扇風機の方が明らかに安くなります。


テレビや冷蔵庫の消費電力(ワット数)の違い

家庭内では多数の家電製品が使用されています。
ここでは、一般的な家電製品の消費電力を表にまとめました。

テレビ ・・・ 300~500W
冷蔵庫 ・・・ 100~300W
エアコン ・・・ 300~3000W
ドライヤー ・・・ 600~1200W
ヘアアイロン ・・・ 150~240W


扇風機の電気代はどうやって計算する?

扇風機の電気代を計算するには、まず消費電力を確認します。
そして、以下の計算式に当てはめてください。

消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代

1kWhあたりの電気代は電気会社との契約内容により変動しますが、今回は一般的な目安単価である27円とします。
消費電力も扇風機のモデルや風量によって異なる点に注意しましょう。
ここでは、例として弱:20W、中:30W、強:40Wと設定して計算します。
この場合の1時間当たりの電気代は弱:約0.2円、中:約0.8円、強:約1円となります。


扇風機の電気代を安くするには

扇風機の電気代は、エアコンと比較するとはるかに安いです。
DCモーター搭載の扇風機の場合は、ACモーターの扇風機よりも消費電力量が少ないため、さらに電気代の節約ができます。
扇風機で涼しい風を送り込んで電気代の節約を図るには、以下の方法を実践してください。


扇風機とエアコンを併用

暑い夏はエアコンを使うことも多いですよね。
エアコンは扇風機を併用すると効果的に室内を冷やせます。
熱い空気は上へ、冷たい空気は下へ溜まる性質があるため、エアコンの風向きを水平に、扇風機を上向きにすれば空気を循環でき、冷房効率アップが期待できます。
冷房効率アップが期待できるので、扇風機の併用時はエアコンの設定温度を1~2度下げても室内を冷やせ、消費電力量も下げられます。


保冷剤やペットボトルを使う

扇風機だけを使用したい場合におすすめの方法が、保冷剤やペットボトルを活用する方法です。
扇風機は羽の後方の風を前方に送り込む仕組みなので、羽の後ろに保冷剤を置けば周囲の空気が冷やされ、冷たい風を送り込めます。
扇風機に取り付ける専用の保冷剤も販売されているので、ぜひ実践してください。
冷やしたり凍らせたりしたペットボトルも同様に、扇風機の羽の後ろに置けば冷却効果が高まります。


扇風機をつけっぱなしにすると電気代はどうなる?

「旅行や帰省などで長期間留守にするが、ペットのために扇風機をつけておきたい」と考える場合もあります。
扇風機をつけっぱなしにしているとどの程度電気代がかかるのか紹介します。
消費電力量が多いACモーターの扇風機の場合、24時間風量を「強」で使い続けても23円程度です。


扇風機以外に消費電力(アンペア数)が高い家電は?

扇風機以外の家電で消費電力が高いのは、電気ストーブ・エアコン・こたつ・冷蔵庫などが挙げられます。
電気ストーブやエアコンは、電子レンジや食洗機などキッチン周りの家電に比べると、あまりアンペア数は高くありません。
しかし、つけっぱなしにするので、電気代が高くなる傾向にあります。
家電はW数で記載されている場合が多く、アンペア数がわかりません。
アンペア数は「W数÷100V」で算出できます。


電圧や出力を考慮しながら扇風機をうまく活用しよう

扇風機はモーターの種類で消費電力が大きく異なり、使い方によっても消費電力が変わります。
今回紹介した情報を参考に、夏の暑い時期でも扇風機を上手に活用しましょう。

私たちシェアコープは、電気代を抑えたい方に向けて「換気扇24時間稼働の電気代はいくら?つけっぱなしにするメリットをご紹介!」や「夏のエアコンの使い方!すぐ涼しい&電気代を安くする」で節約方法を紹介しておりますので、ぜひそちらもご参考にしてみてください!


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