見出し画像

自慢の父

具体的に施設に相談を進めますね。

とICがあった約1週間後、病院からすぐにきてほしいと連絡が入りました。

ICの日、たまたま面会時にリハビリの時間がきたので車椅子に乗り移り座っている父を数ヶ月ぶりに見ることができました。
全介助だけど1人介助で立位も取れてるし思ったより弱ってないねって話していたのに。
前日にも面会しておしゃべしたのに.
もうちょっとで母に会えるよ。一緒に生活できるようにみんな協力してくれてるよって話したのに。一緒に笑ったのに。

病院から連絡が入り、仕事の後慌てて父のところに行った時には挿管されていました。
自発呼吸はあるので、ひたすら酸素を送っている状態。

父は意識はあるのか、呼びかけたり話しかけるとSPO2が上がる。それでも全然足らない状況でした。
時間外だけどDrもいてくれて話をしてくれて。できる範囲の検査はしたけど理由がわからないって。誤嚥とは症状が違う、と。
このままSPO2が95%以上にならないと難しい、と言われました。

気づいたら病院に来てから5時間ほど経っていました。

Drから一旦帰ったらいいよって言われたので、突然のことがたくさんありすぎて考える事もできなくなっていたのでとりあえず帰りました。

何もできずとりあえずベッドに入り、明日も1日付きそうつもりで体を休めました。
2:00過ぎ、病院からすぐきてほしいと連絡が入り。
病院に着きましたが、父は帰らぬ人になってしまいました。

そのまま父のそばにただ寄り添っていました。
看護師さんから「空いてるお部屋あるからそこでゆっくり過ごしていいよ」って言ってもらい、父と水いらずの時間を過ごすことができました。
体を拭くのも一緒にさせてもらい、その時も看護師さんの父の扱いがとても丁寧で。
まだ温もりもある父に話しかけてみたり。

大好きな父だったので、伝わってるのかなぁ。
父は幸せだったかなぁ。
会いに行く度、「かわいいなぁ」って言ってくれるのめっちゃ嬉しかったよ。
父の娘で幸せだよ。ありがとう。

そんなことを伝えていたように思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?