「意味づけ」をやめる

どう生きるべきか、とか
なんのために生きるべきか、とか

生きる意味や、
あれはすべき、これはすべではなかった、などなど
考えると

身体も心も、ぐっと重たくなります。

世の中で
素晴らしいと思えるようなことも、
うらやましいな、と思えるようなことも、
本当はそれ自体には意味がない、
ということに気づくことって
大切だと思います。

本当はすべては
起きることが、ただ起きているだけで、
そこに意味づけを勝手にしているのはこちら側。

同じ出来事が起きても、
人によって良いと思う人もいれば、
悪いと思う人もいるのですから、

起きている出来事には「意味」はない、ということは
理解できると思います。

そこに「意味」づけをしているのは
自分であって、
出来事には意味がない、ですね。

もし、今、
いろいろ悩みがあったり、不安があったり、
もやもやしたり、
自分は問題だらけな人生だな、

と思えるのは、
そこに勝手に自分で
たくさんの「意味」づけをしているから。

それをやめたら、軽くなります。

自分で出来事に
「意味」をつけることをやめたら
軽くなります。

「意味」づけは、
過去の自分の経験や
自分が感じた「記憶」からきているもので、

それは「真実」ではありません。

自分の中にあるものが
目の前の出来事とくっついて、
勝手に悩みや不安や問題になっているだけ。

だとしたら、
起きてくる出来事に
「意味」をくっつけることを
少しづつやめてみること。

起きたことを起きたままに捉えるのみ、です。

そこに
自分の中から、
いろいろなものを引っ張り出して
意味づけをしないこと。

ただ私たちは、
何十年間もの積み重ねで
意味づけをする癖がついていますから、
その癖を直していく必要があります。

もちろん、
すぐにはできません。

でも少しづつでもやってみると、

気づくと、明らかに
今まで問題だと思っていた問題がなくなっていくのを
感じられると思います。

自分の人生の中に
不安や心配、後悔、
問題が多いなと思う人は
思い込みや、決めつけなどが多い人、

つまりは、
「意味づけ」が多い人は

少し意識してみるのはいかがでしょう。

あ～、また私、意味づけして、
イライラしてる、
不安になってる、
ということに気づいたら、

そこから一歩離れてみる。

出来事に
「意味」をつけせずに
起きていることを起きているままにとらえるだけ。

その訓練は
格段に私たちを楽にしてくれますし、
人を裁かなくなり、
今までよりもものごとがスムーズに動き出します。

ただしそれも
どうしても余裕のない生活の中で
それをしようと思っても難しいものです。

肉体的に忙しい、
精神的に忙しくなってしまうと、
自分の中に「空白」ができなくなって、
すぐに「意味づけ」をしてしまいがちになります。

だから
忙しい毎日の中でも、
5分でも、10分でも立ち止まる時間を。

アーユルヴェーダやヨガ、瞑想の習慣で、
自分の外側に向いている意識を
できるだけ内側に向ける時間を。

試しに
今から早速やってみてください。

意味づけをしない、
起きることを起きるままに眺める、それだけです。

たったこれだけのことで、
本当に楽になりますよ。

(write by アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon）