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小学生~高齢者が同じ授業を高校で受ける

茨木市の不登校児童数 (令和3年)

小学生 187人 (+29人) 
中学生 321人 (+38人)

合計 508人

いじめの認知件数 (令和3年)

小学生 2,189件 (+1526件)
中学生 621件 (+321件)

合計 2,810件

()数字は令和2年との比較

令和3年度 茨木市教育委員会事務管理執行状況の 点検及び評価報告書 より

対策の一つとして、学校法人早稲田大阪学園 向陽台高等学校と連携協定が結ばれました。

文科省「多様性に応じた新時代の学び充実支援事業」の委託を受けています。

2022年9月現在、16名が通っています。

ロボット(プログラミング)、英会話、ホースセラピー、ドローン、ティラピスなどの講座を、高校生と一緒に受けています。

向陽台高校は、通信制・単位制高校です。
同じような経験をした先輩が多く通っているので、一緒に授業を受けることで未来のイメージがわきます。

意外だったのが、

『授業よりも行き帰りのバスの時間を楽しみにしている』
(ターミナル駅から学校バスが運行)

『授業が始まるまでの学校探検を楽しんでいる』

そんな声でした。

『余白の時間をデザインする』

学校はどうしてもカリキュラムありきで時間に追われてしまいますが、何もない時間の大切さを痛感しました。

「やらなければいけない」ではなく「やってみたい!」を引き出すには、与えられたカリキュラムではなく、余白の時間が大切です。

そして、今月から始まった新たな取り組み。

【高齢者も共に学ぶ】

同じ講座を、同じ教室で、65歳以上の高齢者も受講。

(生涯学習センターに、チラシが置かれました。
人数に限りがあるので、今のところほぼ満席だそうです)

高齢者が共に学ぶことで、人間として当たり前のコミュニティが出来上がり、とても良い雰囲気だったそうです。

他の世代から助けてもらう大切さは、体験しないとわかりません。

高校を拠点に始まる新たな取り組み。

向陽台高校 「異世代協働的学び」の取り組みについて 資料

学校教育法や教育委員会に合わせた学びではなく、「人」に合わせた学びを広げていきたいです。

第一条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。

学校教育法

学びの機会は法律で定められた学校だけではなく、もっと沢山あっていい。


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