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更年期をぶっちゃけで話そう!

2010年から始めた、子育ての悩みをぶっちゃけで話す会。

当時はmixiで告知をしていました。

お互いに本名を知らないまま集まり、
身近な人には言えない悩みを話せる場としてスタートしました。

2017年まで、月1回の定期開催をしていましたが、それ以降は不定期で開催しています。

今回は「更年期について話そう!」です。

リアル開催の時は託児もつけるので15名くらいで募集をするのですが、
ZOOMはお子さんが隣にいたり、スマホでつなぐことが多いので、集中して話ができるのは90分くらい。

今までの経験上、その時間で参加者全員がぶっちゃけで話せて、出た話題を更に深める時間を持つには、6名がちょうど良い人数。

FBで呼びかけると、あっという間に満席になりました。

ぶっちゃけてみたら、十人十色!

今回の参加者は、取材をしてくださった朝日新聞の記者さんを入れて全員で7人でした。

たった7人なのに、そもそも更年期の前に生理の事情から、みんなバラバラでした。

あまりに学びが多かったので、共有OKな話を共有させていただきます。

  • 「性」のジャンルは、なかなか人には聞けないし、言えない。

  • 悩んでもどこに相談したらいいのか、わからない。

  • 「みんな、どうしてる?」聞きたいけれど、聞けない。

そもそも、生理の悩みをオープンに話してこなかったのに、更年期の悩みをオープンに話せるわけもなく。

今回、「ぶっちゃけで話そう!」と呼びかけたのでみんなで話すことが出来ましたが、一人で悩んでいては解決できない!と確信しました。

  • 精神的に不安定になったので、メンタルクリニック、行政の相談、子育て相談…いろんなところに相談に行った。でも、どれもイマイチで、自分に合うものになかなか出会えなかった。

  • 自分がガマンしなきゃ…自分でなんとかしなきゃ…と思っているうちに限界がくる。

  • ネットで調べたり人に聞くと、多くの人が「更年期はしんどい」と言うけれど、初めて体験することだから、更年期でしんどいのか、そもそも更年期が始まっているのか、今がピークなのか、もう終わったのか…それすらわからない。

  • そのためだけに病院には行けない。お医者さんとはいえ、知らない人にいきなり自分の事を詳細に話せない。

  • そもそも、どこの病院に行ったらいいかも、わからない。ネットで調べて評判が良くても、評判の良い先生がその日にいるとは限らない。仕事の都合もあるから、近場でキレイで、大きい病院を選んでしまう。

ホルモンさま、すげーぞ。

ホルモンは目に見えない。自分でコントロールできない。
それなのに、とてつもない影響を与えられる。

  • 職場の先輩にあらかじめ教えてもらっていたから、「ホルモンさまのイタズラね!」「いらっしゃいましたね!」「どうぞ!」と思えた。

  • 「女性ホルモンが一生のうちに分泌される量は、ティースプーン1杯」という話を聞いて、「そんなもんに惑わされてたんか!?」と吹っ切れた。ホルモンだけを見ていては、あかん!メンタルだけでも、あかん!体だけでも、あかん!自分とちゃんと向き合おう!と思えた。

  • いろんな病院に駆け込んだけれど、とことん調べたら血液にたどり着いた。血液に合わせた食事と運動をすると体調がよくなって、メンタルの大波を、小波にコントロールできるようになった。

  • 自分の体と心にとことん向き合ったら「更年期」が「幸年期」になった。自分との向き合い方がわかったから、年を取るのが楽しみになった。今、幸せです。そんなお年頃。

みんなのヒント

更年期の症状はバラバラだということがわかりました。
複数人でぶっちゃけたからこそ、わかりました。

そもそも、生理の事情からバラバラだったので、ステレオタイプで「更年期はこういう症状」と決めつけてしまうのは、良くないことだと気づかされました。

症状が重い人。軽い人。太る人。やせる人。動ける人。動けない人。
薬が必要な人。必要ではない人。イライラする人。落ち込む人。
みんな、バラバラでした。
よく考えたら、生理の時も同じですね。個人差がある。

「あなたは更年期ですよ」とお医者さんに言われたり、「更年期だから」という落としどころがあることによって、自分と向き合う覚悟ができる人もいます。

元気なうちに自分の心と体にぴったりのケア方法を見つけておけば、症状がひどくなる前に対処できます。

  • しんどい時は、あがかない。

  • 休んでいい。

  • 「お母さん」は子どもの事を優先して、休まない傾向にある。倒れるまでがんばってしまう人もいる。自分のために休むということができない人が多すぎる。休むのに罪悪感をおぼえなくていい!ムリしないでね。

  • 育児・家事・仕事…全部を元気な時と同じようにこなすのはムリだから、周りが「仕事」の負担を少なくしてあげる。本人の努力だけではムリだから、周りが休ませてあげる。それは甘えでも、甘やかしでもない。

  • 更年期の女性は「女神」と思っていい!今まで生理、(人によっては)妊娠、出産と、日常的にホルモンに翻弄されながら頑張ってきたんだから、もっと大切にしてもらっていい!

  • しんどい時に使える制度は、使っていい!積極的に使った方がいい!

  • 更年期はまだだけど、どうしても参加したかった。理由は、「先に知っておきたかった」から。妊娠前に、先輩ママたちから出産や子育てのエピソードを聞いていたから、自分が妊娠・出産した時に悩まなかった。楽しく元気に過ごせているのは、先輩ママたちから伝授してもらった知識と手立てのおかげ。更年期もネガティブに捉えるのではなく、対処法を知って元気に乗り越えたい。今日参加して、本当に良かった!

  • 学校教育のチカラは大きくて、娘が体に関することについて質問してくれた。それが嬉しかった。「性」にまつわる正しい知識を得ることは、自分の健康と未来を守ることなので、もっとオープンに話せる場が増えてほしい。

  • 自分が発信することで知ってらえたら嬉しい。悩んでいる人に楽になってもらいたい。

  • 男性の更年期もあなどれない。男性が相談できる場所も増えてほしい。

「私だけではない」それを知るだけで心が一気に楽になる!

これに尽きます。

一人で悩まずに、みんなで知恵を持ち寄って、暗闇に道しるべをともしていきましょ(*^^)v

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