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クメール正月前の活動 人々の健康を願って

スオスダイチュナムトマイ!(あけましておめでとうございます!)カンボジア事務所の溝口です。カンボジアでは4月14から16日までの3日間、クメール正月で新しい年を迎えました。カンボジア事務所ではお正月前にお坊さんに来てもらい、スタッフの健康や事務所の繁栄を祝福してもらいました。日本では午前0時の日付が変わると同時に新年を迎えますが、実はカンボジアではその時間が毎年異なります。新年を迎えるときに7人いる女神のうちの一人がこの世へ降りてくると言われていて、今年は午前10時に新年を迎えました。

お正月前のカンボジア事務所。今年も皆が健康でありますように。

お正月前に年が変わる時刻を20代のシェアのスタッフたちに聞いてみたのですが、スタッフたちは新年を迎える時間を特に気にしてはいないようで、「多分気にするのは親世代の人たちだと思う」と中々現代っ子(?)な答えが返ってきました。それでもクメール正月はカンボジアの人々にとって、家族で過ごす1年の中で最も重要な行事です。

さて、お正月前には乳幼児健診を8村で実施しました。昨年はエンドライン調査を中心に活動していたので、シェアとしては約1年ぶりの乳幼児健診でした。
健診の合間に現地代表のモーガンがお母さんたちの身長測定を行ない、BMIを算出しました。自由参加だったのですが多くのお母さんたちが「測ってほしい!」と列を作っていました。カンボジアでは身分証明カードに身長が記載されているのですが、そこに書かれている身長と違う人もいたようで、びっくりされている人もいました。

お母さんの身長を測るモーガン

村の保健ボランティアさんたちは、3月に実施された保健ボランティア会議でボディマスインデックス(BMI)計算の仕方を学びました。シェアのスタッフがBMIは身長と体重を使って計算をする肥満度を表わす指標で、適正なBMIを保つためには、定期的な運動や食生活が大切なことを伝えました。保健ボランティアさん一人ひとりがスマホなどの電卓機能を使って、自分のBMIを計算してみました。電卓を使うことに慣れていない人も多いので、最初はシェアのスタッフが付き添って計算し、その後に一人で練習しました。自分で体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の計算ができるか繰り返し確認をして、計算式を書き留めている保健ボランティアさんもいて、これから村人にも教えていってほしいと思います。

MIについて学習をする保健ボランティアさん

お正月も終えて連日30度を超える暑い日々が続きますが、村での乳幼児健診は今後も続きます!

乳幼児健診に参加する親子。帽子がとっても似合っています!

溝口は4月19日から日本へ一時帰国をさせていただいています。5月にはオンラインでの報告会を予定しています。詳細はHPやメルマガ等で追ってお知らせします。


*応援よろしくお願いいたします*
カンボジア事業支援

文責:カンボジア事務所 溝口 紗季子

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