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「しんだんがかり」中小企業診断士 2次試験対策 

きわどいニッチ戦略

2次試験の点数は合格点ギリギリだったので、勉強法や解法に説得力がありませんが、結果としてはストレート合格になりましたので、「ストレートギリギリ狙い」のきわどいニッチ戦略(笑)の向けの体験記としてお読みいただけたら幸いです。

2次試験勉強会グループ「しんだんがかり」の4名で体験記等こちらに投稿しています。よろしければ過去記事もご覧いただければ幸いです。
しんだんがかり通信|JIZO-CHAN|note

計画と解法探し
1次試験前は、事例Ⅳ全知全ノウを2回程度4月までに回し、事例ⅡとⅢはスタ友勉強会に2回参加させていただいた程度でした。1次試験の自己採点結果が良好でしたので、自己採点後すぐに計画に着手しました。科目別・年度別の表を用意し、過去10年を2回ずつ、事例Ⅳは3回以上回す計画を立てました。
まず自分に合った解き方を見つけるべく、「解き方の黄金手順」も参考にしましたが、実践するうちに「まとめシート流」がベースとした自分の方法にアレンジしていきました。

勉強会の効用

こちらの「しんだんがかり」メンバーのインタビュー記事でもお伝えしましたように、私が2次試験合格に何とか滑り込めた最大の要因は「勉強会」です。ストレート合格狙いの場合、実質的な2次試験対策のスタートが1次試験後となり、短期決戦であるため勉強会は時間の無駄で非効率と思われがちですが、特に初受験メンバー同士の勉強会の効用には次のようなものがあると思います。
 
● 解法や過去問の進捗など進め方を議論しながら共有できる
●「過去問+ふぞろい」という共通の教材がある
●「こうあるべき」という方法論がない分、レベル差が小さい素直な解答になりやすい
● 課題を決めて週次で開催することで、勉強会がペースメーカーとなる
● 同じレベルにあるので、遠慮なく悩みを共有したり、アドバイスし合える
 
STUDYingの勉強仲間機能は個人間のやりとりがやりづらいので、なかなかグループを形成することは難しいのですが、LINEオープンチャットに参加したり、ココスタに参加するなどされることをおすすめしたいと思います。 

勉強方法

● 時間を測って80分で解く(9月前半くらいまでは、80分でできないことが多かったです)
● 「まとめシート流」の解説を読む。設問解釈や、与件文の読み方の実践方法をここで学びました。
● 「ふぞろい」で採点。ベスト答案とまとめシート流の模範答案、自分の解答をエクセルに書き写し、比較して自分の足りない部分を分析しました。
● 「こう聞かれたらこう答える」といったパターンを探し(ルール集)、エクセルに蓄積。直前期にファイナルペーパーとして何度も読み返して本番に臨みました。 

解き方のマイルール

● 与件文で業種タイプを把握のみ→設問文読み込み与件文精読(ざっくり読む粗読すると重要な箇所に気がづかず読み飛ばしてしまうのでしませんでした)→解答骨子作成(ここまで35~40分)→解答記述
● 細かくタイムテーブルを作ると気になってしまうので、40分までには解答記述をスタートというルールだけ決めました。100均の置時計でいつも0分からスタートして活用しました(本番でも使用)。
● 途中から地蔵さんに教わったパラグラフリーディングを取り入れました。与件精読の際に左余白に各段落の要旨を一言で書き込みました。こうすることで、理解が深まるとともに、解答骨子作成時に読み返す際に時短になりました。 

事例Ⅳについて

財務会計同様に苦手科目でした。そのため早めに着手しようと1月から全知全ノウを開始。NPVなど全くわからず、苦労しました。NPVはTAC「事例Ⅳの解き方」で様々なパターンの短問を繰り返してようやく理解できるようになりました。それが本試験の2週間前くらいとギリギリ・・・。
 
過去問は10年分を3回程度回し、どうにか理解できるところまで行ったのですが、結局本番ではNPVは減価償却くらいしか書けなかったです。2次試験後に周囲の話を聞くと、多くの方がNPVをほとんど解答できていなかったようです。やはり「みんなが解ける問題を確実に得点」が鉄則になる気がします。
 
そうなるとNPVを勉強する意味があるのか?となりますが、私はやはりNPVの対策はすべきだと思います。理由は、昨今の事例Ⅳの難化傾向を考えると、NPVの「設問1」が合否を分ける気がするのと、丸裸で本試験に臨むのはメンタル的にも厳しいのではと感じるからです。特に事例Ⅳは、他の受験生が解ける問題を確実に解くことが何より大事なので、どんな問題でも対応できるという自信を持って本番に臨むことで、ベストなパフォーマンスを発揮でき、正解しなくてはならない問題を確実に得点できるような気がします。
過去問演習用に、全知全ノウでカバーされていない問題は、STUDYingの「ロジックマップ」の解説を利用しました。
 
得点開示の結果、事例Ⅰ~Ⅲの得点不足を事例Ⅳが助けてくれるという、予想外の結果でした・・・(笑) 近年の事例Ⅳは難化していると言われています。傾斜配点が本当だとすると、1問の重みが大きいので、やはり事例Ⅳへの十分な対策をお勧めしたいと思います。私のような財務苦手人間でも繰り返せば何とかなりましたので・・・

2次試験対策:使用教材

◎ふぞろい各種、◎事例Ⅳ全知全ノウ、〇30日完成、◎TAC事例Ⅳの解き方 

2次試験の振り返り

本業で海外からゲストを招いたイベントがあったり、担当していたプロジェクトで本稼働に向けた追い込みがあったりで、試験のあった10月は数年に1度の忙しさとなり、「ちょっと今年の合格は無理かな」と思いつつ、土日の休みは死守してできるだけの準備をしてきました。
結果として1次試験後に対策した事例数はこちらです。過去問+模試:112(内、事例Ⅳ 40)
 
効果的だったのは前述の勉強会の他に、有料自習室で集中して勉強できたこともあると思います。1次試験対策で書きましたが、7月から契約して1次試験後は模試以外の土日祝日はすべて自習室に通いました。ちょっと無理もありましたが、短期決戦だからできた気がします。 

最後に

2次試験、特に勉強会への思いは、アッパさん、地蔵さんが熱く語ってくれますので、そちらをお楽しみになさってください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。少しでもお役立ていただければ幸いです。

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