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生活の覚書き

旦那がある。好きだ。

結婚2年目、殆ど毎夜あなたの腕の中で寝る
私よりあたたかく、重量のある体躯が、
寝入りの悪かった私を安心させる
寝ぼけながらも私を引き寄せる腕に安心する
でもたまに、息をしてるか不安になる

私が朝起きても彼は寝ている
ベッドの真ん中を堂々陣取り寝ている
かと思えば端っこで落ちそうになっていることもある
枕は布団が全て投げられていることもある
それでも、幸せそうな寝顔だ
たまに眉間に皺が寄ってるゆえ、引き延ばす
ぅぅぅん、となんとも言えない声をだす
かわいい生物だなぁって思う
毛穴は開きがちである
行ってきますのちゅーをして家を出る

連休開け、満員電車に乗った
途中震えながらも頑張って乗り換え駅まで行ってげろりした
働くとは嫌なことだ
働くこと、好きな時もあるんだけどもね
それでも朝、あの朝日が差し込むベッドに横たわるあたたかで、私を恋しく思う限りある生物を置いてまですることではない
あの暖かな重い腕、跳ね除けたくない

長生きしてね
って思う
昔私が社会も知らずうつにもならずに生きていたあの幼稚園ごろの感覚と同じだ
家族が好きで、いつか死ぬのが本当に怖く、天災を恐れ、人と比べると寿命が遥かにある星となり、星々隣同士になり暮らしたいと
思っていたなぁ

それから希死念慮がえらいことになってたが
今は大分、ふとした時くらいしかお見えせず
君の、私を取り巻く大事な人たちの長生きを願うのみ

ここで落ち着けばいいんだけどもな
仕事がなまじでな、荒波を立てるよな、労働が心をガサツにする、ぐぅぁ


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