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アジカン精神分析的レビュー

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2023年、メジャーデビュー20周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATION。その作品史を精神分析的視点から紐解いていく、勝手なアニバーサリー記事シリーズです。
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記事一覧

アジカン精神分析的レビュー『プラネットフォークス』/他者と生きるためのエンパシー

10thアルバム『プラネットフォークス』(2022.03.30) このアルバムの制作はコロナ禍に突入する…

月の人
5か月前
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アジカン精神分析的レビュー『ホームタウン』/当たり前を更新する

9thアルバム『ホームタウン』(2018.12.05) ベストアルバム『BEST HIT AKG 2』など、メジャー…

月の人
6か月前
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アジカン精神分析レビュー『ソルファ(2016)』/来たる壮年期のために

『ソルファ(2016)』(2016.11.30) 2004年にリリースされた2ndアルバム『ソルファ』はアジカン…

月の人
6か月前
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アジカン精神分析的レビュー『Wonder Future』/物語と轟音はシステムに抗えるか

8thアルバム『Wonder Future』(2015.05.27) 中村佑介のイラストが載っていない、ただ真っ白な…

月の人
7か月前
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アジカン精神分析的レビュー『ランドマーク』/グリーフケアとしてバンドミュージック

7thアルバム『ランドマーク』(2012.09.12) 前作『マジックディスク』を携えた半年間に及ぶツ…

月の人
8か月前
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アジカン精神分析的レビュー『マジックディスク』/語り直しと混ざり合い

6thアルバム『マジックディスク』(2010.6.23) 前作から1年7ヶ月ぶりのアルバム。リリース当時…

月の人
9か月前
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アジカン精神分析的レビュー『サーフ ブンガク カマクラ』/今を肯定するノスタルジア

5thアルバム『サーフ ブンガク カマクラ』(2008.11.5) 11thアルバム『サーフ ブンガク カマクラ(完全版)』(2023.7.5) 2008年にリリースされた2枚目のフルアルバム。江ノ島電鉄の駅名を冠したタイトルの楽曲を藤沢から鎌倉に至るまで順番通りに揃えたコンセプト作品で、サウンドはパワーポップに傾倒し、レコーディングはやり直しや修正ナシの一発録り。歌詞も従来と異なり甘酸っぱい青春のシーンや切ない旅の場面を描いており、何もかもがこれまでのアジカンとは異なる

アジカン精神分析的レビュー『ワールド ワールド ワールド』/“自分”として現実界に…

4thアルバム『ワールド ワールド ワールド」(2008.3.5) 2年ぶりの4thアルバム。『ファンクラ…

月の人
10か月前
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アジカン精神分析的レビュー『ファンクラブ』/分裂する対象、解離するバンド

3rdアルバム『ファンクラブ』(2006.3.15) 『ソルファ』の大ヒット後、1年半で届けられた3rdア…

月の人
11か月前
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アジカン精神分析的レビュー③『ソルファ』/偶像化と不安の狭間で

2ndアルバム『ソルファ』(2004.10.20) 前作『君繋ファイブエム』から11カ月で届けられた2ndア…

月の人
1年前
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アジカン精神分析的レビュー②『君繋ファイブエム』/世界と向き合う"象徴界“の音楽

1stアルバム『君繋ファイブエム』(2003.11.19) インディーズ期の曲に加え、2003年4月のメジャ…

月の人
1年前
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アジカン精神分析的レビュー①『崩壊アンプリファー』/初期衝動とアイデンティティ

1stミニアルバム『崩壊アンプリファー』(2003.4.23) 2002年11月にインディーズでリリースされ…

月の人
1年前
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