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乗り超えれば乗り超えるほど本当に強くなるのか

海外に来てからは、何かしら新たなことに直面することが多い日々です。
初めてコーヒー屋さんに行く、初めて靴屋さんで買う、初めて電車やバスに乗る、初めて美容室に行く、初めて習い事教室に通う、初めて病院にかかる・・・などなど。
飲食店でも、セルフ式のお店や焼き肉やさんなど、お店によって勝手が違っていたりして、よくシステムがわからなかったりすることも多々あって、シーンが変われば「初めまして」のことが付いてきます。

言語の不安がある中で初めてのことをするのは、かなり腰が重いもので、勢いで乗り切らないとやっていけないくらい。
そうやって、「初めてのこと」をクリアしていって2回目とかになっていくと、心のハードルが下がっていくかなと思いきや。

やはり、気が進まないもの。
何回でも行き慣れているところでも、話し慣れている店員さんであっても、現地の言葉で誰かとの会話が待っていることを思うと、やっぱり「よし、行くぞ」と気合いをいれないと進めないのです。
特に、ちょっと嫌な経験をした記憶があるところなら、なおさら。

毎日が気合いを入れないといけない日々なので、少しずつ克服できたことが増えて自分が強くなってきているかなと思いきや、そんなことは全然なくて。むしろ、かえって、これまでの経験で太刀打ちできないことがまた現れてくるだろうことへの恐怖感が強まるばかり。

気力がない日は、挨拶以外は話さないとか、オンラインで済ませられることしかしないことも。これまで、よくあんなに分からないまま勢いで突撃していたなぁなんて過去の自分に感心したり。
そんな後ろ向きな日が、来た頃に比べて、多くなってきた気がします。
なんでだろう。

重い腰をあげるのにもっともっと力が必要になってきていることに、ちょっと戸惑っています。

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