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地震の国から離れてみて思うこと

日本では地震は日常茶飯事。

子どもの頃は地震がほとんどない地域に住んでいて、大人になってから住んでいる地域もあまり大きな地震はないけれど、阪神淡路大震災や東日本大震災や熊本地震や、それ以外にもニュース速報で毎月のように地震情報が流れてくるのが普通なので、地震は当たり前の出来事だと思っていました。


いちおう、ここ数年は、非常用持出袋も用意していたし、大量の飲料水や簡易トイレや保存食も置いていたし、家具や家電にも転倒防止やガラス飛散防止の対策をとっていたし。


そして、中国に来て何ヶ月か経ちますが、1度小さな地震が近い場所(といっても何百キロか離れていますが)で起こったということをニュースで見たくらい。

中国での地震と言えば、内陸で時々大きな地震(日本のマグニチュードに比べれば小さいけれど何故か被害は大きい)が起きるというイメージ。

なので、今ではほぼ地震とは無縁に近い暮らしです。


昨夜福島沖でマグニチュード7を超える地震が発生したというニュースは、中国でも結構大きなトピックスとして取り上げられています。

(日本に住む同胞の安否確認や余震への警戒の呼びかけのニュアンスです。)

そして、その地震の動画もセットで流れてくるのですが、見てビックリ。


日本に居るときに同じ映像を見たなら「いつかはここにも同じような地震が来るかもしれないから、備えなくちゃ」と自分事として捉えるのですが、

今回は「地面がこんなふうに揺れる土地なんてありえない!日本に住むのは怖い」と思ってしまったのです。


これが、いわゆる地震のない国から見た日本。

そして、特に旅行や短期滞在で来日する外国人にとっては、地震に備えるという概念自体が存在しないことを実感として感じました。

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