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わたしの自分史ー今のわたしができるまでー⑨

自分は何者なんだろう。何がしたいのかな。
そう思いながら、わたしはわたしを知りたくて、色んなわたしに出逢いながら生きてきた。

興味を抱くものはいくつかあったし、ブライダル、色彩、アロマ、セラピスト…スクールに通って学ぶこともしてきた。
セラピスト時代に出逢ったヨガは、自分を自ら整えられるものとしてとてもいいツールだし、みんなやってみたらいいのになぁと思っていた。
でも自分の中で趣味の域を出ないでいた。

ただただヨガへの学びを深めたいなぁと思い始めて、2年前…2017年6月、インド人の先生と出逢った。先生のレッスンに参加して、自分の心身が気持ちよく整うのがわかって、わたしの中の自分が喜んでいた。
翌月から、先生のハタヨガの指導者養成講座が始まるタイミングだった。1回目の講座の日、たまたま仕事が休みだったこともあって、勢いで申し込みをした。
こうしてヨガの学びを深める時間が始まった。

1年の講座は、教えるための要素より、自分の体をつくっていく、整えていく要素が強かった。
これまでは自宅での練習はほぼしてこなかったけれど、講座で毎回宿題が出ることもあって、自宅でヨガをする習慣が身についた。毎日ではないけれど…自宅ヨガで心身の確認をしている。
ハタヨガの後、哲学も1年学んだ。
ヨガとは何かを先生から学べたことは大きい。

ハタヨガ講座を受けて修了して、哲学も受けようと決めていたけど、自分が先生になることは足踏みしていた。
でも、みんなにヨガの素晴らしさを伝えたい。
でも…先生になるのは気が引ける…そもそも先生という職業に抵抗があった。

そんなわたしが、それでも伝えようと決めたのは、ある時友人の言葉に触れたから。
彼がなぜフリーランスになったのか、やりたいことを叶えるために何をしてきたのか…
彼の想いを聴きながら、わたしは何をしたいのかなと改めて自分の中にこたえを求めた。 

こたえは、ヨガだった。

素晴らしさを伝えたいなら、自分がそれをやればいい。先生になることに抵抗があっても関係ない。やりたいならやろうよ。
そう自分に言われた気がして、涙が止まらなかった。
魂が震えるってこういうことなのかと、初めての体感に驚いたのを覚えている。
偶然、わたしが気づくきっかけになってくれた友人にはとても感謝している。

それからのわたしは、ヨガをやると口に出すようになった。宣言をしていた。
どう形にしていこうかと思いながらも、ご縁をいただく機会に恵まれて、今年2月、初めてのワークショップを開催し、毎月1回はヨガクラスをすると決めて今に至る。

やりたいことを口に出すのは大切。
言っていれば、不思議とご縁や繋がりができて、意外な形で実を結ぶこともあるからだ。

先生と言われるのは慣れないし、呼ばれたくないのは変わらないけど、教えることや伝えることは思っていたより抵抗なくスッと入っていけた。
また新しいわたしに出逢えて、面白さを感じている。
これからも経験を重ねて、来てくださる方のエネルギーを解放したり、上げたりできるエネルギーワークをヨガを通してできたらなぁと思っている。

やりたいことに気づく、踏み出すためのヒントは実は至るところにあって、それに気づけるかどうかなんだと思う。
気づいた後、それを否定せずに受け入れられるかもポイントで、これが出来るかどうかでその後の自分のあり方が変わってくる。
頭ではなくて、心の深いところの感覚や体の反応(わたしは涙だったけど)は直感でもあって、自分に大切なものを教えてくれる。
わたしは、そんな自分の感覚を信じて生きていきたいし、こんな風にも生きられるって体現していきたい。

そろそろまとめの⑩へ続く


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