せいじが僕らにくれたもの。
せいじ。
千原せいじ。
ジェームズボンド文法で言っても、カッコよくならない。
それは、あなたの心が荒んでいるから。
ダニエルクレイグより。
ロジャームーアより。
ショーンコネリーより。
せいじの方がカッコいいんです。
今日、この記事を読んで「せいじカッコいい」とならなければ、あなたの勝ち。少しでも思ったなら、私の勝ちです。
せいじは強い。
せいじは生命体として、並みな人類の比ではありません。
ある日せいじ少年は休日の昼間、いそいそとご飯を食べ、「野球行ってきます!」と家を飛び出しました。しかし、その日母がガラスを綺麗に掃除したせいで、せいじ少年はそのガラスに気づかず突っ込んでしまいました。
ガラスを突き破ったせいじ少年。
そのまま野球に行きました。
ある日せいじは番組でマサイ族の元を訪れました。
一夫多妻のマサイ族。『これ全員僕の子供だよ』と紹介した男にせいじは「お前めっちゃやるやんケェ!」と関西弁でまくし立て、無理やり肩を組見ます。
また、彼らが持っている棒を奪い取り「これなんなん?」と日本語で尋ねる。牛の睾丸を潰す棒だと知ったせいじは「キンタマ潰し棒」と呼びます。それからマサイ族も「キンタマツブシボウ」と呼び始めました。
2日目になると、せいじはマサイ族を従えて歩いていたそうです。
せいじは賢い。
せいじの賢さはまさに進化した人類。
高校に入学したせいじ青年は知能指数が「東大合格レベル」だったそう。
勉強しなかったのでその成果は大学合格に発揮されませんでしたが、日常生活に活きています。
ある日、せいじはATMに並んでいました。行列のATM。先頭では母親が娘に暗証番号を押させています。「2、5、4…」と母が娘に教えていると。
「おい!お前何してんねん!後ろ見ろボケェ!」
せいじが大声で罵りました。
「子供に社会勉強させてるんです!」
と行った母に対して、せいじは。
「おお、ほなな。人前で暗証番号大声で言うたらあかんってのが社会勉強の教科書1ページ目や!」
と言いました。
またある日、せいじは飛行機に乗っていました。すると大泣きする赤ちゃんの声、お母さんは必死であやしていますが、泣き止む気配はありません。
すると一人の男性が「おい!静かにさせろコラァ!」と一喝。
静まり返る機内。
せいじはスッと立ち上がってこう言います。
「おいおっさん!お前もこんな頃があって今おっさんなってんねやろ、最初っからおっさんやったみたいな顔すんなボケェ!」
せいじはCAに取り押さえられました。
なんたるクリティカルシンキングでしょう。
それにその瞬発力。
知能指数が高過ぎます。
そんな、心技体全てが超人類的なせいじ。
先日とある国家に認められました。
それはエジプト政府です。
番組でエジプトを訪れたせいじは、ツタンカーメン王の墓に行きます。
立ち入り禁止のエリア。しかし、職員がやってきて「せいじはよくアフリカに来てるから」と通してくれたんだとか。
その許可を出したのはエジプトの考古省でした。
政府が認めたのです。
「よくアフリカに来てるから」は表向きの理由でしょう。
本当の理由は「国家施策としてせいじと友好関係であるべき」と判断したためです。
なぜか。
せいじは世界各国をロケします。
それも悠々と、堂々と、楽々とやってのけます。
そして、彼はこう言いました。
「地球ちっちゃいなあ」と。
彼にとってアフリカに行くことなど、我々が近所のドラッグストアに行く程度のことなのです。
そんなせいじを見ている我々はどう思うでしょう?
「地球ってちっちゃいのかも」と思うんです。
あまりにせいじが簡単に行ってのけるから。
我々でも簡単に行けると思うんです。
それは、アフリカ全土にとって希望です。
せいじがアフリカに行くと、日本人の心理的ハードルが低くなり、どんどんアフリカに行くようになります。
まさに「架け橋」です。
かつて坂本龍馬が異国との架け橋になったように、せいじはアフリカとの架け橋になっているのです。
それを見抜いたエジプト政府はせいじを国家的に認めたのです。
せいじの凄さはここにとどまりません。
おそらく、これから宇宙旅行が実現するでしょう。
すると、必ずNASAはせいじを宇宙に招待するはずです。
せいじが宇宙に行ってくれれば、人類のハードルが下がるから。
NASAは期待しています。
せいじの「宇宙ってちっちゃいなあ」を。
日本と世界、世界と宇宙をつなぐ。
現代のNEO坂本龍馬。
せいじってかっこいいでしょ?
P.S.せいじの話はジュニアから聞くのが一番です。興味持った人はチハラトークをAmazonプライムでご覧ください。
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