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突然フォローして数日後に解除する彼らから学べる事は何か。

「フォロワーを増やしたい」は私のように四半世紀も生きてトータルしても数分しかチヤホヤされた事の無い(しかも半分は勘違い)人間のみならず、多くの人の願いではないでしょうか。

かと言って、自分がこれまで呟いてきた事を何スクロール振り返っても為になる金言が1つも無ければ、そこに書かれているのは要するに「愚痴」と「性癖」だけなので、嘆くのもお門違いな話である事は重々承知しているつもりです。

ただそんな私でもフォロワーの増減は気にしており、1人増えれば嬉しくなってコンビニスイーツを喰らい、1人減ればヤケになってコンビニスイーツを喰らうという健康面では三歩下がって二歩下がる、一進一退な毎日を送っています。

そんな中である存在に気がつきました。
私が「るろうにフォロワー」と称しているアカウントの存在です。

彼らは前触れもなくフォローしてきて、何の反応もしていく事なく数日後にはフォローを外して去っていきます。現実世界で言えば、道端で「俺やで!」と声をかけて数歩同行した後に去っていくような奇行。

彼らは一体何者なのでしょうか。
私は彼らを分析するために非公開リストを作りました。

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(10分ぐらい探しただけで21人もいた)

このリストを作った事で分かったことをご紹介します。

まず彼らのプロフィールは一様にキラキラしている事が分かりました。
「セブ島で語学習得」「自由に稼いで生きている」「脱サラして年収1000万」「(聞いた事ない本)執筆」と、素晴らしい経歴の持ち主。
まさに人生の勝ち組です。

そして次の共通点はプロフィールの口調です。彼らは何かのセオリーに則るように、戒律を守るかのように、もしくは同一人物かの如く同じ口調で自らを語ります。
具体的に言えば情熱大陸のナレーション調です。「新しい仕組みを作る」「誰にも頼らず生きている」と、たしかにキラキラプロフィールには情熱大陸調がよく合います。

そして最後に、彼らのうち3割以上はアカウントが無くなっていました。つまり、Twitterという小さな仮想世界を飛び立たれたという事です。尾崎的に言えば“この支配からの卒業”をされたということでしょう。

これらの事から、私は1つの結論を導き出しました。


「Twitterを流浪すると人生がキラキラする」


これはロジカルシンキングの基礎「演繹法」を基に導き出した、非常に論理的な答えです。「a=b」ならば「b=a」という、かの小泉進次郎議員も多用される論法です。

ではなぜ、Twitterでフォローして数日後に去っていく人は人生がキラキラするのか。それは“重く無い人間関係”が鍵なのではないでしょうか。

私なんかは人間関係というものに対してかなり重く捉える傾向があるので「この人と仲良くなるとどうなる?」>「変な友達増えそう」>「変な友達に変なビジネス誘われそう」>「変なビジネスで変な健康食品食わされそう」>「死ぬ」とリスクばかり考えて、結局「オレ全部ばあちゃん家のアロエで治すから大丈夫👍」となります。

だからダメなんですね。
結局交友関係が広がらないと、物理的にチャンスが減っていきますから、彼らのようにキラキラした人生を謳歌できないのです。

「オレやで!」
「…」
「もう一度〜…オレやで!」
「…」
「…オレやったで!じゃあな!」

と去っていくぐらいのラフな関係性でも、とにかく繋がっていけばチャンスが巡ってくるのでしょう。

でも、今の私にはまだ「オレやで!」と言い続けて健康食品をたらふく貪るリスクを負う勇気がありません。

これは目下の課題として取り組むかもしれませんので、もし私のプロフィールが「岡シャニカマ@素直に構える」とかになったら察してください。
眩しすぎてタイムラインが見てられなくなるかもしれませんが。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。