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ごくたまにまれにある生活

1号と2号が夫婦と言うのは大体の人間が知ってる事だと思いますが……

今回は、
「なんかいつのまにか付き合ってたんで、俺同棲しますってなりました」
の話でも語ろうと思います。



今より結構若かった2号

建築のお仕事が大変になってやめてから2号は


辞めた一月後に「あ、調理師欲しいな」って思いついたので

隣町のスーパーの知り合いに頼んで
魚屋やりながら、他人の農業手伝い鰻焼いたり
ファミレスヘルプはいったり鰻焼いたり
探偵ごっこして鰻焼いたり、髪の毛が邪魔だなって思ってスキンヘッドにしたついでに鰻焼いたり
やっぱ禿は駄目だわと思って鰻を焼いていました。

そんな生活送りながら1号はというと……

1号「もう無理!こんな仕事やってらんない!!」
1号「なんで休みがないの!!!!」
1号「今日も泊りなんですけど!!!!麗しの乙女に夜勤とか何考えてるん?」

こいつの生活色々やべぇな!と思う機会が度々あったので

「俺がそっちに行ってやるわ」
1号「マジで?遊びに来るとかじゃなくて?」
「放っておいて気がついたら死んでましたって事になるかもしれないから……」
1号「そんなにひどい?」
「かなり」


うちの母親に「家をでていい?」と聞くことに
理由を聞かれたので

「一人暮らしが圧倒的に向いてないくせに、一人暮らしをしてる奴がいるんです!」
母「うーん…調理師の資格そろそろ取れる時期だよね?(願書ギリギリの時期)」
「うん」
母「それに受かって免許持ちになるのが条件、それと……その間に1号も1度うちに来て貰って話し合おう」
「了解いたした」

次の日願書を出して、
その流れで教本買い勉強をして試験は無事に合格。

母「なんで学生の時に受けた乙4は3回も落ちたのに調理師は一発合格してるんですかね?」
「正直あれに興味がなかったから……」
母「3回目はあたしも一緒に受けてあたしだけが合格しちゃったんだよなぁ……」
「なんでやろなぁ……」


母「お父さんにも家を出るって事言いなさいよ?」
「はーい」

2号を知ってる人は知ってるバンドマンの父親。

「かくかくしかじか」(割と長い説明)
父「把握 いいよ」(マジでこう言った)

「そんなあっさり……」
父「男が実家暮らしもあれじゃね?」
「それはそうだけどさ」
父「お母さんが良いって言ったのなら、その過程はちゃんとやってるって事だろ?だったら俺が言う事はないよ」
「……(ちょっと位は寂しいなとか言ってくれてもいいんじゃないですかね?と思ってた)」


1号がその間にうちに来て両親と初会合したり
合格したから一応うちの方にも話を通そうという事で
1号のうちに挨拶に行こうとしたら事務所に連れられ
そのまま置いてけぼり食らって11月の寒い中を1号の家の酷さを体感したり
なんやかんやあって

次の年の2月に引っ越し一緒に暮らし始めたとさ


他にもいろいろあるけどまた別のお話

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