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マスターズ陸上 競技人口からみた問題点

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

今日は天気が悪く、昼前に食材を買いにスーパーに行く以外、家にいました。

マスターズ陸上というのをご存知でしょうか。

1932年イギリスで始まり、1975年にカナダで第一回世界マスターズ陸上選手権が開催されました。日本での全日本マスターズは第一回は1980年に開催されました。参加資格は35歳以上で5歳刻みで100歳までのクラスが設定されています。日本国内では県の大会などでは35歳以下でも、例えば20歳でも出れたりします。日本のマスターズ登録数は1万人弱だそうです。

ちなみに国内の陸上全体登録者数は42万人。

全体としては男女比が約2:1ですが、各年代カテゴリー別にみると、中学(約1.5:1)、高校(約2:1)、大学(約3:1)、一般(約5:1)と年代が上がっていくにつれて、女性の割合が減っています。


今年のあるマスターズ大会のエントリー数 男女比 ( )内は年齢。Mは男子、Wは女子 ※1名で複数種目エントリー可

M30(30-34) 29

W30  4

M35(35-39) 89

W35  8

M40(40-44) 88

W40            17

M45(45-49) 115

W45            29

M50(50-54) 127

W50             17

M55(55-59) 157

W55              40

M60(60-64)  108

W60             21

M65(65-69)    82

W65                12

M70(70-74)    90

W70               8

100までありますが、この辺までとします。

年代別の男女比を見ていきましょう。

30  約7:1

35      約11:1

40     約5:1

45     約4:1

50      約7:1

55      約4:1

60     約5:1

65    約7:1

70    約11:1


サンプルが1試合だけであり、しかも複数種目に出ているケースもあるので、完全ではないのですが、特徴はでています。

最も多いのが55のクラス(55〜59歳)で、男子157、女子40とこの世代に人気だということになります。

男女比は35と70で11対1と圧倒的に差がでています。30、50、65でも7対1となります。

中学の1.5対1と比べていかに男女比が離れているかわかりますね。

ボクの感覚ですと、30代、40代の女性はほとんどいないという印象があります。ちょうど子育て世代というか、運動に取り組む余裕がないのでしょうか。ボクは陸上部だった中学時代の感覚もあるので、「みんなどこに消えちゃったのだろう?」と喪失感のようなものを感じます。

子育て世代の人たちが競技を楽しめるような社会環境にしていく必要があるのかもしれませんね。

一方で市民マラソンもあります。やっている人に陸上という自覚はないかもしれません。以前よりも女性の愛好者はかなり増えています。

マラソンもマスターズも含めた中高年の競技者は4万人いるとされており、今度マラソンの男女比についても調べてみようと思います。


それではまた。

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