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22世紀に残したいアルバム

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

今日は良い天気で、近場でしたが外出することができました。

土日ともにいい天気なのは久しぶりのような気がします。

さて、音楽アルバムで22世紀に残したいものは何ですか?
と聞かれた場合、どう答えますか。

誰しもが知っていて、記録的なセールスのものでしょうか。
あるいはあなたにとって思い出の詰まったものでしょうか。

記録的なものはまぁ、別として、個人の思い出の詰まったものというのは、悪くないのですが、それを聞いた人は、「へぇ、そうなんだ」と思うだけで、だからといって聴こうとは思わないかもしれませんね。

理由づけを聴く側ではなく、アーティスト側にあったほうが、説得力があるかと思います。

今日はボクの思い出もあり、アーティスト側の理由もあるものをご紹介します。

SHAKE THE FAKE 氷室 京介 1994年

まず、氷室京介はロックバンド・BOØWYのヴォーカリストとして人気絶頂のまま解散し、1988年ソロ活動を開始しました。たくさんのヒット曲やアルバムを出し、ライブ活動も2016年まで行っていました。圧倒的な歌声やライブパフォーマンスから「ヒムロック」とも呼ばれています。

このアルバムはオリジナルとしては5枚目で、1994年9月26日にリリースされました。
オリコン最高位1位、売上枚数71,6万枚
CDジャーナルによる批評 肯定的
収録のシングル曲 VIRGIN BEAT



高いところに立っている写真が印象的で覚えている方もいるかもしれません。

しかし、これだけでは、何がいいのかわかりませんね。続けます。

「KISS ME」など含む前作 4th アルバム「Memories Of Blue」は134万枚と最大のヒット

氷室は前作がミリオンセラーとなった上に自身が納得のいく完成度であった事から、BOØWYを超える事ができたと認識する事となった。そのためそれまでの「対BOØWY」という概念から解放されたが、今度は「対自分」との概念を抱える事となり、レコーディング中に自律神経失調症になった事もあった。自身の中にあった完成度の基準値を更に超えなくてはならない状態となった氷室は、一度本作をお蔵入りにする事も検討したが、ホッピー神山が参加した事でリリースできる完成度になったという

wikipedia

アルバムのリリース自体を諦めそうになったのだそうです。ホッピー神山氏はキーボードを操り、BOØWYでは「BEAT EMOTION」に参加。COMPLEXや布袋寅泰のアルバムにも参加したり、多くのアーティストを手掛けています。
彼はこのSHAKE THE FAKEの収録曲11曲中、7曲の編曲を行っており、見事にリリースに導いたといえるでしょう。

これ以降、氷室は事務所独立、レコード会社移籍、拠点を米国に移すなど環境を変えていき、90年代後半には「魂を抱いてくれ」「STAY」「NATIVE STRANGER」「ダイアモンドダスト」などヒット曲を連発して併せてライブ活動も精力的に行い、確固たる地位を築いていきます。

では、アルバムの中からボクのおすすめを2曲ほど、ご紹介しましょう。

Don't Say Good Bye


失恋を思い起こすようなせつないバラードの曲です。


次はこちら

TRUE BELIEVER

アルバムの最後の曲で、こちらもバラード 切ないけれど、前向きになれる曲です。

プログレッシブ・ロックハードロックの音楽性と取り入れた作品となっている中で、ボクには上記の2つのバラードが特に印象的でした。

ちなみにアルバム「Memories of Blue」はボクはCDを持っていて、この「SHAKE THE FAKE」は持っておらず、レンタルで借りて、カセットテープに録音し、大学生だった1995年〜96年頃、片道2時間の通学中に、よく聴いていました。 なので、とても思い出深い作品なのですが、上記2曲は知名度は低いにもかかわらず、評価は未だに高いので、全く色褪せない名曲だと言えます。

そして、なんで心にしみるというか、氷室はたくさん名作があるのに、ボクはこれがずっと気に入っていたのか、というのが、上記の一度はアルバム制作を諦めようとしたが、ホッピー神山のプロデュースでできあがったという、エピソードから、売上枚数という記録以上に、長く愛される作品ができたのだろうな、と最近わかりました。

よろしかったら、聴いてみてください。


それではまた。

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