伊豆下田ワーケーションであらためて感じた余白という名の自由について
ワーケーションという単語をご存知でしょうか。コロナ禍においてリモートワークが推奨されたこともありできた、「ワーク × バケーション」の造語です。
移住や関係人口促進の効果も期待できるため、地域や観光地側が積極的に取り組んできたこともあり、かなり単語としては浸透してきているイメージがあります。
自分自身「場所をえらばずに働くライフスタイル」を提唱しながら実践していることもあり、いろいろな地域からお声がけをいただきこれまでもワーケーションに取り組んできました。
「旅を広める」から「どこでも働く」へ発信の軸をシフトしたこともあり、最近では旅のイベント以外にワーケーションのイベントに呼ばれることも多くなりました。
ワーケーションイベントに呼ばれるゲストあるあるなのですが、実際に自分たち自身はワーケーションだと思っていないことが多いです。
色んな地域にいって仕事をしている人たちのため、必然的にリモートワークが必須となり、結果的にまわりから見るとワーケーションにうつるようです。
伊豆下田でのワーケーション体験
今回、縁があり伊豆下田で開催されたワーケーションツアーに2泊3日参加しました。プログラム自体は2泊3日でしたが、自分は時間があったので3泊4日に勝手に延泊しました。
伊豆下田へのアクセス
伊豆下田の最寄駅は「伊豆急下田駅」。
東京駅から特急踊り子に乗れば3時間かからず乗り換えなし1本でいけます。東京→熱海→伊豆下田ルートでいくと乗り換えはありますが、運賃が安くなるので、時間に余裕がある人はこちらの方法もおすすめです。
車でいく場合は東京からだと3時間半から4時間ぐらいでしょうか。休日は東京へもどる際にだいたい渋滞にひっかかるため、もう少し余裕をもってみておいたほうがいいですね。
伊豆最古の宮「白濱神社」
2400年の歴史をもつといわれる白濱神社。裏手の海岸には鳥居が立てられており、晴れた日には伊豆のきれいな海と、鳥居のコントラストが楽しめます。
ワーケーションをする目的の1つとして、普段とは違う環境に身をおきながら「自然と触れ合う」ということがあると思います。
下田に到着したあとすぐにいきましたが、都内在住の人間からすると「日常から非日常の切り替え」のポイントとして最適な場所だと感じました。
ハートの形をした絶景「竜宮窟」
伊豆急下田駅から車で15分ほど。バスの場合は東海バス「前の浜」駅から徒歩3分なのですが、前の浜いきのバスは土日に1本しかないため、車で行くのが無難だと思います。
竜宮窟は直径50mほどの天窓が広がる洞窟。まずは階段を下り洞窟のなかを楽しんだ後、一度外にでて上から洞窟を眺めるポイントへ移動すると、ハート型に見えるポイントがあります。
竜宮窟の横には吹き付ける風の力によってできた天然の砂のゲレンデ「田牛サンドスキー場」が。ソリのレンタルだけ有料ですが、無料で入場できる場所なのでいつか体験してみたいです。
伊豆下田で地域の人と交流するなら「し〜もん」がおすすめ
「し〜もん」は下田市事業「世界一の海づくりプロジェクト」の一環で行われている取り組みなのですが、ガイドブックに載っていないような下田ならではの遊び方を提供しています。
下田ならではの海のアクティビティ体験以外にも、クラフトの達人や料理の達人、歴史の達人など、下田を遊び尽くすお手伝いをしてくれるインストラクターの方々が各プランを担当しています。
自分は今回、紅型と呼ばれる染物を体験。担当してくれた染色家のあっちゃんは、なんと20年前に世界一周を経験している方で、染色体験をしながら旅の話で盛り上がりました。
市が運営するコワーキングスペース「まちなかワークスポット」
伊豆下田にはワーケーションやテレワーク利用者に向け開放されている無料のワークスポットが2ヶ所あります。
1つは「下田市民文化会館」のロビー、もう1つは「道の駅 開国下田みなと」のデッキギャラリーにあります。
今回、道の駅にあるまちなかワークスポットを使いましたが、作業環境としては快適であり、気分転換に外にでて海風にあたるのは気分転換に最適でした。
ノマドワーカーの聖地「LAC伊豆下田」
LivingAnywhere Commonsと呼ばれる、月額定額¥39,600で全国の拠点に住み放題のサービスがあり、その拠点のなかでも人の交流がさかんで「どこでも働ける」、いわゆるノマドワーカーが多く集まる拠点が下田にあります。
いろんな生き方をした人たちに会える場所として、これほどいいサービスはないのかなと思うほど、「自分らしく生きる」を追求して実践している人たちに会える可能性があります。
宿泊場所に加えて、ワーキングスペースがあることが拠点の最低条件になっているため、ワーケーションには最適な場所です。
伊豆下田ワーケーションを通じて感じたこと
ここまで伊豆下田でワーケーションをする際の観光スポット、体験、宿泊場所を紹介しました。
ただ「印象に残ってることはなにか」と聞かれたら、答えるのは間違いなく「人との出会い」だと自信を持っていえるぐらい、素敵な人たちとの出会いにあふれたワーケーションでした。
他にもここには書ききれないほどいろんな出会いに恵まれた3泊4日のワーケーションでした。関わってくれた方々、出会ってくれた方々にほんとうに感謝です。
伊豆下田ワーケーションの推しポイントは、「し〜もん」があることもあり、誰でも再現性たかく「選択肢がある自由な時間」を過ごせることかなと思います。
「ワーク×バケーション =ワーケーション」といいながら、ワークの時間をとれないモデルコースを用意する地域も正直多いです。
そんな中で伊豆下田のワーケーションはちょうど良いぐらいの余白時間がたくさんあり、働きたい人は働くための環境があり、遊びたい人には遊ぶための選択肢があり、ワークスタイルにあわせた過ごし方ができるのではないかと。
自由 とは、どれだけ多くの 選択肢があることなのだなと、あらためて今回のワーケーションを通じて思いました。
さいごに
今回、ワーケーション期間を一緒に過ごしたシンガーソングライターのMiyuuと、モバイルハウスと呼ばれる軽トラの後ろ家を載せたクルマで日本を周るすずか。
日中はお互いが別々の仕事をしたり、自分たちの好きなアクティビティを選んで体験していたので、最初に観光スポットを巡ったのと、晩御飯を一緒に食べたぐらいしか同じ場所にいなかったけど、逆にそれがちょうど心地よく、お互いの好きなことを全力でできたのではないかと。
ふたりのインスタグラム含めて、活動が素敵なのでよかったら覗いてみてください。
◆シンガーソングライターMiyuu
https://www.instagram.com/miyuuamazing/
◆ぽんこつバンライファーすずか
https://www.instagram.com/su_travelholic/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?