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日記 2024.03

目覚めが悪かった。夜中に2回くらい起きたし、休日なのに早い時間に目が覚めてしまった。夜更かししたわけでもないのになんだかスッキリしない。なんとなく夢見も悪かった気がする。寝足りなかったからもう1回目を閉じた。でも結局安眠は得られず、ただただ血流の滞った嫌な頭痛が付き纏って来ただけだった。体が重たい。トイレ以外で布団から動きたくない。惰眠にも満たないような怠けを貪っていると、友達からLINEが来ていた。どうやらお互い話したいことが溜まっていたみたいで、暫く即レスを続けていたけど、はやる気持ちが抑えられないあまりに誤字だらけになってきたのでもう電話に切り替えた。たぶん2時間弱くらいほぼノンストップで、最近悩んでたこととかその子としか共感し合えないであろう話題とか色々。口に出したらスッキリして、なんやかんやベッドから脱出してカーテンと窓を開けることに成功し、お昼ご飯にもありつけました。感謝。


この勢いで昨日考えていた予定を済ませてしまいたい。室内にいると春の陽気だと勘違いしてしまいそうな程の暖かな日差しが差し込んでいるけど、吹きつける風はキレそうなくらい冷たいのを私は知っている。騙されないように気をつけながらしっかり服を着込む。メイクはしない。以前は全くもって無理だったけれど、最近はメイクしない状態でも外出できるようになった。周りの目を気にしなくなったのかもしれない、たぶんこれは良い意味として。とはいえ、メイクしてたってすっぴんだと思われてしまうくらい化粧映えしない顔だからもう諦めざるを得なかった、という後ろ向き側面もある。詰まるところメイクなんて自己満足なんだから、まあこれでいいのだ、と私の中に入り込んできたバカボンの父が笑い出している。


ダウンを着込んだら、犬にハーネスとリードをつけて散歩に出かける。あまりに強い風と寒さに怯んだのか、犬が時々歩みを止めて座り込む。気持ちは分かるが、私はついでにピクミンブルームで花を咲かせたいし、ここまで来た手前ある程度歩かないと示しがつかないので、ここはどうかお付き合い願いたい。進んでもらうためにお菓子を持ち出すと、一転してぴょこぴょこ浮き足だてて歩き出す単純っぷりがなんとも可愛い。小中学生の下校時間と被ると道が混むし、子供をガン見した犬が歩みを止めて大変なのでなるべく避けたいのだが、毎回ほんの少し被ってしまう。小学生の頃ってこんなに早く帰ってたっけ?そりゃあ夕方から夜なんて暇で仕方ないわな。


帰宅後、昨日組み立てた本棚に小説やら漫画やらを移す。昔図書室で借りてたシリーズや教室にあった本、友達に借りた本を中心に読んでいた学生時代だったからか、活字好きの割に手持ちの本が案外少ない。いつか本屋さんで表紙買いできるようになりたい。でも手持ちの中でも未読が沢山あるんだよな。じっくり本を読める機会ってなかなか訪れない。今!と思った瞬間にたまたま手元に本があることもない。やっぱり自ら読書タイムを設ける必要がある。朝の読書タイムが義務付けられていた小中学生の頃、夢中になって読み耽っていた自分が羨ましい。会社にもできないかなー、読書休憩。


それにしても頭痛がなかなか引かない。せっかく片付けたので足りないものを買おうと出かけてきたのに、頭がぐらぐらするせいで上手く楽しめない。入れ替わりの激しいショッピングモール内の変化を横目で眺めながら、口座間でお金の入れ替えをした。目当てのものは無かったから、整体院へ向かう道中でちらっとダイソーへ寄りお部屋改善グッズをいくつか購入。それでもやっぱり頭痛は止みません。これはもう先生に何とかしてもらうしかない……と文字通り頭を抱えながら病院へ向かった。

今日は薬飲んでもめっちゃ頭痛いです、と伝えると、普段の施術に加えて後頭部を長めに温めてくれた。そこの血流を良くするだけでだいぶ良いらしく、かなり楽になった。ここの整体院は本当に通いやすくて心地がいい。なんなら家のベッドよりもリラックスできるような気がする。何より施術医の先生が面白い。通い始め、あまりに固い私の体を触りながらぼそっと「まだ若いのに大変ですね……」と呟いていたし、私の評判を聞いた母(特に生活に困るほど身体は痛くない)が通い始めたときには「痛くないのになんで来たんですか?」といっていたらしい。正直すぎて好き。先日も、仕事で挨拶・お礼・謝罪・報連相ができない年上の新人に困ってる旨を軽く話すと「あーそれはもう駄目ですね。もし自分がお客さんの立場だったら教えるの諦めますもん。無理ですそういう人は」みたいなこと言い放っててめっちゃ好きだわってなった。

第三者に自分の話を話すって素晴らしいデトックスだと思う。それに加え、友達でも家族でもないひとに自分の近況を話す機会があるのは非常に助かる。自立とは依存しないことではなく複数の依存先を見つけることだ、と聞いたことがある。それに当てはめるなら今の私は自立の糸口を掴み始めてるのかもな、と思った。気を抜いたらすぐ何か一つのもの、一人の人間だけにしがみついてしまう。創作物における共依存の関係は大好物だけど、現実でそれをやるのは恐らく健全じゃない。肝に銘じよう。



帰り道、買取に出していた本のお金を引き取りにBOOK・OFFへ寄った。少女漫画やら何やらをたしか10冊弱くらい出し、返ってきた額は15円だった。いや15円て。お賽銭?現状の消費税じゃ駄菓子も買えないやないか。あゝ嘆かわし物価高よ。まあメルカリに出すのが面倒で苦手だからこうしてるわけだし、いいんだけどさ。
各々が好きな髪色をして好きなネイルをして、必要最低限のサービスだけを提供しているようなほんのり雑な接客は、こっちも肩を張らなくてよくて楽だから割と好き。そんないちいち私と向き合ってほしいわけじゃないし、寄り添うためにという大義名分の元でこちらの手の内を探られるようなコミュニケーションは、正直あまり好きじゃない。人間関係ってそこそこ淡白な方が健全なんだろうな。たかが客と店員による数分のやりとりでここまで考えを及ばせてるのは果たしてどうなの、って感じだけど。



とにもかくにも、近年稀に見る充実した休日を過ごせた。午後からの巻き返しは見事なものだったんじゃないですかね。明日は朝からいい目覚めだといいな。それではおやすみなさい。

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