練習ではできるけど試合ではできない
こんな悩みのある方いませんか?
こんにちは、元卓球コーチのきんです。
以前Shakehandsのコーチとして働いていた時にたくさんの方が「練習ではできるけど試合になるとなかなかできない…」と悩んでいたことを思い出し、これを書こうと思いました!
サクサクいきます!
例えば今回は「サーブの後バックにツッツキが来たのを攻撃する」というのを例としてあげますね◎
いわゆる3球目攻撃ですが、練習ではできるけど試合だとできなくなる方が非常に多いです。
では「なぜ試合だと攻撃できなくなるか」を考えます。
「フォアにツッツキされるかも」
「ストップされるかも」
「先に攻撃されるかも」
よくあるのはこんな感じでバックにツッツキ以外が来た時を心配して攻撃できないパターンです。
これを克服するにはまずは一つひとつ「ここに来たら何をするか」自分ができることを整理しましょう。
そのイメージ通りできるか実際に確認として単品で練習してみます。
(例えば、サーブを出したあとフォアにツッツキしてもらう。あるいは、サーブを出したあと全面にストップで返球してもらう等です。
意外にもここまではできる方が多いんです。
次は組み合わせて練習してみます。
サーブを出した後…
「バック2/3オールにツッツキで返球してもらう」のように返球してもらう範囲を広げます。
この練習の良いところはミドルがあるところだと思っています!どこまでバックでとるのか?どこからフォアなのか?はたまたどこまで回り込んで攻撃するのか?判断が必要になります。
うまくできるようになったら全面で同様の練習を行います。
ここで甘いボールは攻撃してもらいましょう、そして3球目はブロックでもなんでもいいので返球してください。
よく練習中に納得いかないサーブ(に限らず)が出ると中断する方がいますが、試合中は不本意なボールが出ても審判が止めない限り続きます。
今回の練習ではイレギュラーが起きても有効なら続行してください。
前後の場合もやり方は同じです。
単品練習をして、サーブの後長短をつけて返球してもらう、慣れてきたら範囲を広げる、という感じです。
もしここで、うまくいかないのが「短いストップ」に対してだったら
「押しが加わっていないか」とか「上からラケットが出ていないか」などを確認してください。
もし余計な押しがかかっているようなら後ろに下がりながら打つ練習がおすすめですし、ラケットが上から出ている場合は台にラケットを一度おいてラケットを下から上にスイングする練習がおすすめです!(言葉では伝わりにくいのでほんとはShakehands動画見て欲しいです…!)
次に「ハーフロング」に対してうまくいかないようでしたら台上待ちがおすすめです。
が!実は正しい肩、腕の使い方ができると「台から出るか出ないか」の判断は必要ないのです。
参考程度に無料で見られる記事を貼っておきます!
ある程度できるようになったら縛りをなくしてオールでやってみましょう!
ここまでできるのにやっぱり試合ではできないという方は以下のことを試してみてください。
多くの場合「準備ができていれば対応できる」ので準備をします。
試合中に相手の傾向を見つけます。
例えば「1球目はバックにツッツキすることが多い」とか「ミドル〜バック前はチキータしてくる」とか「長いサーブでもレシーブからは攻撃してこない」とかなんでも良いです。
そうしたら練習を思い出します。
仮に「1球目はバックにツッツキすることが多い」タイプの選手だとします。
「サーブを出したらバック2/3にツッツキメインで返球してください、甘かったら攻撃してください。」みたいに自分が指定して練習している時を思い出して待ちましょう。
ただ漠然と「オールにくる」「どこにくるかわからない」という状態よりももずっと待ちやすくなると思います。
あと作戦としては「相手の技術を限定させる」のも有効です。
どういうことかというと、例えば上回転のロングサーブを出したら相手が粒高やカットマンでない限りほとんど長い上回転で返球されますよね?
ということは自分がどう待てばいいかは限られてきます。
ネットインでもない限り短いボールはほぼないのである程度の距離を保っとこうとか。
あるいはバックサイドを切るようなサーブを出した時、もちろんクロスに返球されることが多いですし、仮にストレートに返球されても角度がつくので大方バック2/3で待っていて届く範囲にきやすいです。
ここから逆算してサーブからの展開を組み立てるのも良いと思います。
長くなってきたのでまとめると、練習ではできるけど試合ではできない方は
「想定されるパターンや技術を単品で練習する(できる技術の整理・確認)」
「少しずつ範囲を広げランダム性を持たせる(判断も交えてより実戦に近づける)」
(ここでできないものがあれば単品でまた練習したり、違う取り方を考えても◎)
「相手のパターンから予想する」
「相手の行動を制限する」
こんな感じで練習してみるのはいかがでしょうか。
あくまでこれは私個人の考えですし、一例に過ぎません。
対象者がいて直接プレーを見ているという訳ではないのであくまで参考程度にとどめていてくだされば幸いです。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます!
卓球楽しみましょ〜!
卓球動画に興味湧いたらShakehandsのサイトものぞいてくれたら嬉しいです…!無料体験もあります…!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?