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養生の実技~読書記録379~

養生の実技 五木寛之 2004年


無数の病をかかえつつ、50年病院に行かない作家が徹底的に研究し実践しつくした、常識破りの最強カラダ活用法、満載。
自分の養生スタイルを見つければ人生80歳は最低ライン。
私は多忙で不規則な生活の上に検診、治療で病院に行くこともない。自分の養生スタイルを全うしているからだろう。名著『養生訓』をひもときながら、私自身の長年にわたる実践をすべてここに明らかにしようと思う。

五木寛之先生がこの書で言いたいことは、「自分の身体を医者任せにするな。身体の声(身体語)を聴け」ということだろう。
納得出来る話であった。頭痛に対しての考え方なども。
五木寛之先生も相当な頭痛持ちらしいが、私も若い頃から酷かった。
何も考えずに市販薬を大量に飲む日々だった。けれども、頭痛の原因を知り、自分で対処できるようになって改善された。
人はそれぞれ違うのだ。
水を毎日2ℓ飲むのがいいという健康法もあるが、お腹を壊す人もいる。大量に飲むのは身体を冷やすし、腎臓にはよくない。
日本のような湿度が高く、普段、お茶、味噌汁などから水分を摂っている国は、この大量に水を飲むも合わない人は合わないようだ。1人1人違うのだ。

書かれた時期が20年前なので、今の時代とは少し違った面もあるかもしれない。健康ブームの時代だったからだ。
2020年からコロナ過となり、その中で五木寛之先生は夜型生活を辞めたようだ。だが、それでも今の時代に対しての厳しい目は持っておられる。

自分の身体の声を聴く事を心掛け、自分の身体を他人任せにしないよう、心掛けたいと思うのであった。


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