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反資本主義の亡霊~読書記録154~

昭和25年生まれ、東大卒と同時に当時の経済企画庁に入庁。もちろん、官僚だ。元日本銀行製作委員会の原田泰による著。

アベノミクス効果についてはほぼ賛成出来る。確かに、最低賃金は上がっている。不満な人らも多いだろうが。
だが、小泉純一郎改革を何故に評価するのかは理解出来ない。

人口の増加、減少についても、2ちゃんねる元管理人のひろゆきとは、違った角度から観ていて面白い。

「仏教は生けるものへの憐れみを、孔子は仁の重要性を、キリストは汝の隣人を愛せよと説いてきたが、実現しなかった。仏教はインドでは滅びた。」
(本書より)
このような論法で、資本主義の素晴らしさを述べる本である。


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