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日光を旅する その3 二社一寺 日光東照宮、輪王寺、二荒山神社 私の百寺巡礼121

奥日光を始発のバスで出発。東照宮には、西参道入口バス停で降りるのが良いと東武日光駅観光案内で聴いていた。


遠足などでは、日光東照宮の名前しか出されないように思う。多分、小学校、中学校の社会科では、徳川家康は覚える必要があっても、日光山の開祖である勝道上人は、誰?それ?となるのみだ。

実は、私もそうであった。恥ずかしいな、ホンマに。
だが、ここ日光山は、二社一寺と言い、1つの大きな敷地の中に3つが神仏習合している。
明治維新の新仏分離もあったのだろうが、そんなことは感じさせないものであった。


始発のバスであった為、一番早くに受付が出来る輪王寺に。








境内に咲いていた釣鐘水仙


川越市にある喜多院で天海上人の像を観て、(北野武監督に似ているのだ)大ファンになってしまった私は、比叡山、上野、と天海上人ゆかりの地を巡った。そして、今回の日光・輪王寺であった。

しかし、輪王寺は予想していた以上に広かった。東照宮、二荒山神社を挟んで遠くに離れていたりと、とにかく歩いた。

天海上人の座像が見られたのが嬉しかった。


そして、日光東照宮にと行く。

各地に東照宮はある。
私が初めて訪れた東照宮は、実は芝増上寺の敷地内にある社だったのだ。
そこで、日光東照宮の杉から作ったと言う木の栞を頂き(未だに杉の良い香りがしている)、そこの神職の方に日光東照宮の話をお聴きし、全国の東照宮巡りをしたいと思ったのだ。






初めての日光東照宮であったが、コロナ終了宣言の直後であったのか。小学生の遠足での人混み。
土足厳禁の所にわざと靴跡を付けて笑い転げる子供ら。
神主さんが雑巾で拭いてるがな。あんたら、いい加減にせんかい。←栃木弁
と言った私に、
うるさい婆さんじゃけんの反応の教師に子供ら。

こういうのは、きちんと家庭や学校で教えるべきだろう。

怒りで、松尾芭蕉の句碑を観るのを忘れてしまった。
本来の目的がーーーー!
しっかりと、メモに「どこどこにある」と細かく書いておかないと忘れてしまうのだ。
仕方ない。杉花粉症の季節は空いているので、その時に来よう。
私は杉花粉は平気な人間だ。


かなりキツイ石段を登っていく奥宮まで行く人は少ないのか、こちらの方が良かったと個人的な感想だ。



そして、同じ敷地内にある二荒山神社だ。

松尾芭蕉の奥の細道にも出て来るが、日光男体山を神の宿る山として祀っていたものだ。

古くより、霊峰二荒山(ふたらさん・男体山)⇒標高2,486㍍を
神の鎮まり給う御山として尊崇したことから、御山を御神体山と
仰ぐ神社で、日光の氏神様でもある。

前日に中禅寺湖沿いにあり、男体山登山受付所ともなっている中宮祠に行ったのだが、そちらと比べると若干小ぶりと言うか。イヤイヤ。東照宮と同じ場所にあるからなのか。
だが、人が少なく、落ち着いてゆっくりと参拝出来たので感謝であった。


明治維新後に神仏分離令が出されたものの、ここ日光での二社一寺の体制は、神と仏とで仲良くだ。
それこそ、天海上人の願うところだったのではないだろうか。

敷地内では、何人かの若い僧侶が歩いておられたが、袈裟に徳川の葵御紋が施されていた。カッコイイ!

次回、来る時には、松尾芭蕉の句碑を忘れずにいたい。

天台宗日光山輪王寺
栃木県日光市山内2300
東武日光駅より徒歩30分


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